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▲ 街道をゆく:近江散歩( 伊吹のもぐさ)8

2017年07月16日 | 人生哲学(生命)

 

                                    芸     者  

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 七兵衛は江戸へ出る途次、ぬかりなく行商した。
 
   出府すると、府内を歩いて売りひろめ、やがて利益が積み上がると、吉原へゆき、いっさいを散財した。
 
   芸者を揚げ、太夫を買い、そのことをくりかえすうちに、廓の評判男になったが、そろそろ潮どきであるとみておおぜいの芸者をよび、酒宴をひらいた。
 
  そのときの七兵衛のあいさつの口上が、亀屋左京家につたわっていて、中川泉三の前掲の著のなかに出ている(以下、勝手ながら、原文に句読点をうつ)

 さて、今日まで長い間、吉原へ来てはおまへ達となじみになりて、もうけた利益は皆吉原へつぎ込んでしまふたが、今宵は皆に注文があるが、聞いてくれまいか、と云ふたら、席に居並ぶ芸者達は、私らで聞ける事なら御聞します。
 
  と答へたので、

  さうかそれでは私ももうけて又吉原へ散らしに来るよ、元来私は江州(がうしゅ)柏原の艾商人(あきんど)であるから、おまい達はこれから毎夜の御客の宴席で歌う時に、伊吹艾の歌を交ぜて三味線に合して歌ふてくれまいか、といえば、芸者らは其歌は何とうふのですか、其歌か、其歌は何でもない平凡な歌さ、
 
 「江州柏原、伊吹山のほもと、亀屋左京のきりもぐさ」
 
  といふ只一つ皆で歌ふて見よ、云えば列席の芸者達は面白半分に歌ひました。

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