心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

第3章 光とともに ナンバー1586

2017-07-06 21:12:46 | Weblog
ナンバー1586 2017.07.06 樹木は世界の構造のデザインを表す
月刊雑誌ムーの続きです。
『古今東西、あらゆる宗教が世界をモデル化して描くとき、なぜか必ず、樹木のイメージを利用してきた。
「宇宙樹」や「世界樹」という世界の構造をシンボリックに描く巨大な樹木は、神が世界をどのようにデザインしたのかを説明する。
ユダヤ教の神秘思想である「カバラ」でも「イェツ・ハイイム」、すなわち「生命の樹」のイメージで宇宙の構造や運動を説明する。
「セフィラ」と呼ばれる球10個(複数の場合は「セフィロト」と呼ぶ)が、22本の線で結ばれている。
生命の樹は宇宙を構成する4つの世界(原型、創造、形成、物質)とその世界の中を流れるエネルギーをモデル化したものだ。
4つの世界のうち、私たちが生きているのは物質の世界だが、物質の世界は私たちには見えない他の3つの世界と関わっている。
カバラによると、私たちの宇宙は神の生み出した世界の鏡像であるという。
まず神により理想世界が作られ、世界・時間・人間という3つの要素を使って、理想世界の鏡像として現実世界が作られた、とする。
現実世界は物質の世界であり、その裏では原型、創造、形成のダイナミズムが作用する。
私たちの世界は神が理想とする世界の映し絵であり、本当の世界は隠されているのだ。
それを読み解こうというのが生命の樹のシンボルなのだが、では物質世界にいる私たち人間が、神の作った世界の実相をどうすれば読み解くことができるのか? 
ここでフラクタル的世界観が必要になる。
カバラが魔術の源流であることは広く知られているだろう。
タロットカードが未来を予知できるのは、セフィロトが象徴する世界の構成要素にタロットカードが対応しているからだ。
タロットカードの暗示は宇宙のダイナミズムを人間がわかるように解き明かし、過去や未来につながるエネルギーの流れを見せる。
魔術の基本的な考え方は相似形であり、人間は宇宙=マクロコスモスに対応した小宇宙=ミクロコスモスと見なす。
これは逆もまた真で、マクロコスモスはミクロコスモスと等しい。宇宙もまた人間なのだ。
カバラではこれを「アダム・カドモン」(原初の人間もしくは天の人間)と呼ぶ。
宇宙全体を人間に象徴し、セフィロトを人体に配置するのだ。
「ケテル」(王冠)は頭、「コクマー」(知恵)は顔の左半分、「ビナー」(理解)は顔の右半分、「ケセド」(慈悲)は左腕、「ゲブラー」(峻厳)は右腕、「ティファレト」(美)は胸、というように、10個のセフィロトは身体のパーツに対応している。
こうしてセフィロトを配置すると人間の中に宇宙がすっぽりと収まることになる。』
ナンバー1586
コメント
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