阿南神召キリスト教会 礼拝メッセージ

徳島県の阿南神召キリスト教会の礼拝メッセージです

約束の地へ

2017-08-10 21:56:33 | Weblog

2017.8.6.約束の地へ

聖書 ヨシュア記1:1~9

題  約束の地へ

暗唱聖句 ヨシュア1:9

「 わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、【主】が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。」

 

はじめに

ヨシュア記はモーセ5書(創世記~申命記)の律法の書が終わって、歴史書(ヨシュア記~エステル記)としての最初の書物です。この書物のテーマは「約束の地であるカナンの地を征服して、神を中心とした国づくりをする、神のアイデンティティを持った国民となる」ための戦いの書です。モーセはカナンの国に入る前にモアブのネボ山で死にました。年は120歳でしたが、彼の目は確かで、気力も衰えてはいませんでした。しかし、神の使命は終わったとして、モーセは神のみもとに引き上げられました。そして次に後継者として選ばれたのが、「ヨシュア」だったのです。リーダーシップはモーセからヨシュアにバトンタッチされました。出エジプト記はモーセによって、イスラエルの民をエジプトから導きだす物語でした。このヨシュア記はヨシュアによって、イスラエルの民を約束の地であるカナンに導き入れる物語です。この書物はヨシュアが書きました。最後の5節は大祭司エレアザルの息子ピネハスが書きました。この本が書かれた年代は紀元前14世紀です。イスラエルがカナンの地に入ったのは紀元前1405年ぐらいでした。それから25年~30年くらいのイスラエルの歴史がヨシュア記に記録されています。

 

1.モーセの後継者、ヨシュアについて

ヨシュアはどんな人だったのでしょうか。

①           出エジプトの時は約40歳でした。

②           モーセは彼の名前をホセアからヨシュアに変えました。(民13:16)12人の斥候の一人になった時のことでした。ホセアは救いという意味、ヨシュアは「主は救い」という意味です。日本語では「イエス」と同じ名前になります。

③           彼はエフライム族出身です。(民13:8)

④           モーセの従者(ヨシュア1:1)

⑤           最初の戦い(アマレクとの戦い)の指揮をとった。(出17章)

⑥           モーセから霊的訓練を受けた。

(出33:11)「【主】は、人が自分の友と語るように、顔と顔とを合わせてモーセに語られた。モーセが宿営に帰ると、彼の従者でヌンの子ヨシュアという若者が幕屋を離れないでいた。」

⑦モーセと共にシナイの山に上った。(出32:7)ヨシュアの他には誰も連れて行きませんでした。

⑧12人の斥候(スパイ)の内、彼とカレブだけが良い報告をしました。(民14:6~10)

⑨モーセの後継者になったのは、およそ80歳の時でした。(申命記34:9)「 ヌンの子ヨシュアは、知恵の霊に満たされていた。モーセが彼の上に、かつて、その手を置いたからである。イスラエル人は彼に聞き従い、【主】がモーセに命じられたとおりに行った。」

⑩110歳でその生涯を終えた。(ヨシュア24:29)

 

ヨシュアはモーセの後継者として任命されました。そして彼はカナンの地を征服して、その地をイスラエルの人々に分け与える使命が与えられていました。ここには、人が死んでも、神の計画は成し遂げられて行くという姿を見ることができます。モーセは生れつきのリーダーでしたが、ヨシュアは、平凡な人でした。彼は、軍事的な才能を持っていたわけではなく、霊的な良い資質を持っていました。神の声を聞き、それに従うという従順な性質を持っていたのです。それゆえにモーセの後継者になることができました。(聞き従うことの重要さ、Ⅰサムエル15:22)

 

ヨシュア記1章には神からヨシュアへの約束のことばで満ちています。

①約束の地は、アブラハム契約のゆえにイスラエルの民に与えている。(1:2,3,4,6)

②「わたしは、モーセと共にいたように、あなたと共にいよう。」(1:5、9)

③それゆえ、すべての律法を守り行え。(1:7,8)

 

イスラエルの民は、ヨシュアに従うことを約束しました。(1:16~18)

 

2.2人の斥候(スパイ)を助けた遊女ラハブ

いよいよ、イスラエルの民はカナンの地に入ることになりました。40年前に、ここには巨人が住んでいると言って、カナンの地に入ることを拒否した人々は死んでしまいなくなりました。そんな中で、生きているのはヨシュアとカレブだけです。二人はこの民をカナンの地に導き入れる指導者です。新しい世代がヨシュアに従っています。この新しい世代は年齢が60歳一家の人々です。ですから、戦いにも強い壮年たち、そして女、子供たちの群れでした。男子だけで601、730人でした。(民26:51)1世代よりも少し人数が減っていましたが、元気な次世代でした。

 ヨシュアはエリコを偵察するために2人のスパイを遣わしました。彼らは、エリコに入って、ラハブという遊女の家に入り、そこに泊りました。遊女の家にはいろいろな男性がお客に来るので、怪しまれないで、エリコの情報を得ることができました。都合のよい場所でした。しかし、エリコの王にスパイが来たことが知られてしまいました。王は早速ラハブの家に家来を出して、「あなたの家に入った者たちを連れ出しなさい。その人たちはこの地を探るために来たのだから。」と言いました。するとラハブは二人をかくまって、言いました。「その人たちは、私の所に来ましたが、どこから来た人かは知りませんでした。」普通、遊女は身元を聞くことなどありません。「その人たちは夕方になって、門が閉じられる頃には出て行きました。どこへ行ったかは、知りません。あとを追ってごらんなさい。追いつけるでしょう。」追手にすぐ捕まえられるかもしれないような事を言って、追い払ってしまいました。なかなか知恵のある人です。

 ラハブは2人を屋上に連れて行って、屋上に並べてあった亜麻の茎の中に隠していました。追っ手たちはヨルダン川の道を渡し場に向かって行きました。彼らが町を出て行くとすぐに町の門は閉じられました。これで彼らは町の中に入ることはできません。

 ラハブはイスラエルの2人のスパイがまだ寝ないうちに屋上に上って行って、言いました。

ラハブはその人たちに言いました。(ヨシュア2:9~13)「その人たちに言った。『主がこの地をあなたがたに与えておられること、私たちはあなたがたのことで恐怖に襲われており、この地の住民もみな、あなたがたのことで震えおののいていることを、私は知っています。

 2:10 あなたがたがエジプトから出て来られたとき、【主】があなたがたの前で、葦の海の水をからされたこと、また、あなたがたがヨルダン川の向こう側にいたエモリ人のふたりの王シホンとオグにされたこと、彼らを聖絶したことを、私たちは聞いているからです。

 2:11 私たちは、それを聞いたとき、あなたがたのために、心がしなえて、もうだれにも、勇気がなくなってしまいました。あなたがたの神、【主】は、上は天、下は地において神であられるからです。

 2:12 どうか、私があなたがたに真実を尽くしたように、あなたがたもまた私の父の家に真実を尽くすと、今、【主】にかけて私に誓ってください。そして、私に確かな証拠を下さい。

 2:13 私の父、母、兄弟、姉妹、また、すべて彼らに属する者を生かし、私たちのいのちを死から救い出してください。』」

この中からわかることは、①ラハブはイスラエルの神を、真の神として信じ、恐れました。②ラハブは、エリコの町が滅びることを信仰によって確信しました。③その時、自分の家族が助けられることを願いました。

 2人のスパイは、ラハブの家族を救うことを誓いました。

(2:14~21)「2:14 その人たちは、彼女に言った。「あなたがたが、私たちのこのことをしゃべらなければ、私たちはいのちにかけて誓おう。【主】が私たちにこの地を与えてくださるとき、私たちはあなたに真実と誠実を尽くそう。」

 2:15 そこで、ラハブは綱で彼らを窓からつり降ろした。彼女の家は城壁の中に建て込まれていて、彼女はその城壁の中に住んでいたからである。

 2:16 彼女は彼らに言った。「追っ手に出会わないように、あなたがたは山地のほうへ行き、追っ手が引き返すまで三日間、そこで身を隠していてください。それから帰って行かれたらよいでしょう。」

 2:17 その人たちは彼女に言った。「あなたが私たちに誓わせたこのあなたの誓いから、私たちは解かれる。

 2:18 私たちが、この地に入って来たなら、あなたは、私たちをつり降ろした窓に、この赤いひもを結びつけておかなければならない。また、あなたの父と母、兄弟、また、あなたの父の家族を全部、あなたの家に集めておかなければならない。

 2:19 あなたの家の戸口から外へ出る者があれば、その血はその者自身のこうべに帰する。私たちは誓いから解かれる。しかし、あなたといっしょに家の中にいる者に手をかけるなら、その血は私たちのこうべに帰する。

 2:20 だが、もしあなたが私たちのこのことをしゃべるなら、あなたが私たちに誓わせたあなたの誓いから私たちは解かれる。」

 2:21 ラハブは言った。「おことばどおりにいたしましょう。」こうして、彼女は彼らを送り出したので、彼らは去った。そして彼女は窓に赤いひもを結んだ。」

① 2人は家族を救うことを約束して「赤いひもを窓に結び付けるように命じました。」

この赤いひもは過ぎ越しの子羊の血を象徴しています。ラハブの家から下がった赤いひもは、家族が守られ、救いだされる期待のしるしでした。そこから、初代教会の人々はイエス・キリストの血の象徴だと考えました。キリストの血は私たちを罪の結果から救い、神との個人的な関係という安全地帯に導き入れるために流されたのです。

② このラハブは、キリストの系図に名前を連なる4人の女性の一人になりました。

 

3.イエス様との関係

ヨシュアはイエス様のひな型です。ヨシュアとイエスは名前もヘブル語では同じです。「主は救い」という意味です。モーセはエジプトからイスラエルの民を救いだしましたが、約束の地にまでは導き入れることができませんでした。しかし、ヨシュアは、イスラエルの民を、約束の地、カナンに導き入れました。これは、信仰と恵みによるものです。人は信仰と恵みによって救われることを示しています。

 

ヨシュアは普通の人がリーダーになれることを示しています。神にとって彼は用いやすい器でした。彼の特質は「忠実さ」でした。ヨシュアはアブラハム契約をよく知っていました。彼は人間の側の不真実にもかかわらず、神の約束は必ず成就することを知っていました。

 

イスラエルの民にはアブラハム契約によって、カナンの地が与えられると約束されていました。約束の地の所有権はアブラハムの時からイスラエルの民に与えられています。現代もそうです。ですから、イスラエルの国はイスラエルの民に属しています。しかし、イスラエルの民はこれを戦いによって、征服する必要がありました。

これはクリスチャンたちの生活にも当てはまります。神は私たちクリスチャンに霊的祝福を与えておられます。しかし、その祝福を体験するためには戦いがあります。地上を歩む間、さまざまな霊的戦いがあります。それを戦いって勝利しなければなりません。

(エペソ1:3)「私たちの主イエス・キリストの父なる神がほめたたえられますように。神はキリストにあって、天にあるすべての霊的祝福をもって私たちを祝福してくださいました。」

(ピリピ1:6)「 あなたがたのうちに良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださることを私は堅く信じているのです。」

 

この日常的な困難を戦い、乗り越えるために復活されたイエス様が共にいてくださいます。

(ヨシュア1:9)「「 わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、【主】が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。」

 

阿南の教会にとって「約束の地」とは阿南市そのものではないかと思わされました。神はこの地を祝福して、ここに教会を立ててくださいました。この地を神の国にするために選ばれたのです。しかし、この地を神の国にするためには、私たちが働かなくてはなりません。私たちは神の協力者なのです。私たちの働き失くしてはこの業は進んで行きません。宣教のために戦って、この地を勝ち取ろうではありませんか。平安と愛に満ち溢れた町にするために。

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