阿南神召キリスト教会 礼拝メッセージ

徳島県の阿南神召キリスト教会の礼拝メッセージです

パウロのローマへの道

2016-10-28 22:02:46 | Weblog

2016.10.23.パウロのローマへの道

聖書 使徒27:9~26(参照21章~28章)

題  パウロのローマへの道

 暗唱聖句

(Ⅱテモテ4:7~8)

「 私は勇敢に戦い、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。今からは、義の栄冠が私のために用意されているだけです。」

 はじめに

パウロの伝道旅行を学びながら、多くの事を教えられてきました。パウロはいつも元気で、勇敢であったわけではありません。むしろ、弱さがあり、その弱さの中で、聖霊に支えられ、弟子たちに励まされ、時には神の直接的な介入があり、助けられ、伝道を続けてきました。パウロの伝道は聖霊の助けによってできたものでした。

パウロは言っています。(Ⅰコリント2:4,5)

「そして、私のことばと私の宣教とは、説得力のある知恵のことばによって行われたものではなく、御霊と御力の現れでした。2:5 それは、あなたがたの持つ信仰が、人間の知恵にささえられず、神の力にささえられるためでした。」

今日はパウロのローマへの道です。第3回目の伝道旅行の時、エペソで、パウロはすでにローマへ行って伝道したいというビジョンを与えられていました。しかし、なかなか実現しませんでした。エルサレムに行ってから、彼は捕らえられ、2年間、カイザリヤに幽閉されていました。

使徒の働き21章から26章にはその間の事が詳しく、記されています。ぜひ読んでください。その間にも味わい深い言葉がたくさん語られています。

今日はいよいよ、ローマへ旅立ち、ローマで伝道することになったパウロの姿です。パウロの伝道の最終回です。

 

1.パウロは囚人として、ローマに行くことになった。(21章~26章)

ローマはパウロの伝道の最終ゴールでした。ローマに福音を届けること、これがパウロの最終的な目標でした。なぜなら、その頃のローマは世界の中心ともいえるところでした。「すべての道はローマに通じる」ともいわれていた時代でした。ローマに福音が伝わるなら、世界中に影響を及ぼすことが可能でした。これは聖霊の導きによって、パウロの心の中に立てられていた計画でした。パウロは異邦人に福音を伝えるために選ばれた器でした。しかし、彼はユダヤ人にも異邦人にも一生懸命福音を伝えました。

 パウロはエルサレムで指導者ヤコブを訪問し、宣教報告をしました。すると彼はよく理解してくれ、神殿での態度に律法を守っているという印象を与えるように、知恵を与えてくれました。そうして、誓願がほとんど終わろうとした時、アジヤ地方からやってきたユダヤ人たちが神殿にいたパウロを見つけました。すると、彼らは突然大声を上げ、人々を先導し、パウロに手をかけ、パウロを捕らえました。なぜなら、このユダヤ人たちはエペソで勢いよく伝道したパウロに反感を持っていました。パウロが律法主義を否定したからです。

彼らは、パウロが、神殿の内庭に入ることを禁止されているはずの異邦人を、連れて入ったと勘違いをして、何の罪も犯していないパウロを死刑にしようとしました(21:21-30)。神殿には異邦人の庭とユダヤ人の庭が分けてありました。異邦人は外庭だけに入ることができ、それ以上に入ると死刑でした。立札が立てられ、それに書いてありました。

そこへ千人隊長が駆けつけ、パウロの命は守られました(21:31-22:24)。さらに、神は、パウロを彼のローマの市民権によって守られました(22:25-30)。ローマ市民には、色々な特権が保障されていました。そのひとつとして、ローマ市民にムチ打ちの拷問を与えることは、禁じられていました。神は、その計画の中で、パウロの先祖に、価値あるローマの市民権を与えられたのでしょう。それでもユダヤ人たちは、パウロを罠にかけて殺す計画を企てました。しかし神は、この陰謀からも、彼を守られました(23:12-35)。パウロは、全くの無罪でしたが、エルサレムで裁判を受けると、ユダヤ人によって不正に裁かれてしまう可能性がありました。ローマ市民権を使って、ローマで裁判を受ければ、その心配はありません。しかも、必然的に、神の計画の目標地点であるローマへ行くことができます。パウロは、ローマで裁判を受けることを選びました。ついにパウロは囚人としてローマへ行くことになりました。

 2.ローマへの航海、暴風雨に遭い、難破。しかし、神に守られる。

(182.地図参照)

パウロの乗った船は暴風に見舞われました。船体を守りながら、風に任せるのが精一杯で、何日も不安な日が続きました。そんな中、パウロは、元気を出しなさい、必ずどこかの島に打ち上げられると言って皆を励ましました。

使徒27:20~26「7:20 太陽も星も見えない日が幾日も続き、激しい暴風が吹きまくるので、私たちが助かる最後の望みも今や絶たれようとしていた。

 27:21 だれも長いこと食事をとらなかったが、そのときパウロが彼らの中に立って、こう言った。「皆さん。あなたがたは私の忠告を聞き入れて、クレテを出帆しなかったら、こんな危害や損失をこうむらなくて済んだのです。

 27:22 しかし、今、お勧めします。元気を出しなさい。あなたがたのうち、いのちを失う者はひとりもありません。失われるのは船だけです。

 27:23 昨夜、私の主で、私の仕えている神の御使いが、私の前に立って、

 27:24 こう言いました。『恐れてはいけません。パウロ。あなたは必ずカイザルの前に立ちます。そして、神はあなたと同船している人々をみな、あなたにお与えになったのです。』

 27:25 ですから、皆さん。元気を出しなさい。すべて私に告げられたとおりになると、私は神によって信じています。

 27:26 私たちは必ず、どこかの島に打ち上げられます。」

パウロは何度も「元気を出しなさい。大丈夫。私たちは守られる。命は助かります。」と励ましています。何も見えず、命が今にも取られそうになっている暴風の中で、確信を持って励ましているパウロの姿に感動します。今、望みがないかのように思っている人はいませんか。このパウロのことばを信じましょう。恐れてはいけません。元気を出しなさい。必ず、何とかなります。どこかへ導かれます。

ついに船は暗礁に乗り上げ、動けなくなったとき、兵士たちは、パウロを含む囚人たちを殺そうとしました。囚人を逃してしまうと、自分たちが罰せられるからです。しかし百人隊長は、パウロを助けることに決めていたので、他の囚人も皆守られました。こうして、神がパウロを守られたので、全員が座礁した船から脱出して、マルタ島に上陸しました。そこでまむしがパウロに噛みつきましたが、何の害も受けませんでした。人々はパウロを、「この人は神さまだ」と畏れるようになりました。また、パウロは島の首長の父親の熱病と下痢をいやしました。それから、島の人たちも来て、パウロに祈ってもらい、癒されました。そんなわけで、パウロたちは尊敬され、必要な品々を用意してくれました。島の人たちは、船にいた人々276人を3カ月の間、もてなし、優遇しました。3カ月後、アレキサンドリヤの船でローマに向かって出帆しました。

 3.ローマに着いたパウロ。み言葉をのべ伝えた。(紀元58~60年ごろ)

パウロはついにローマに到着しました。ローマでは番兵付きではあるものの、自分だけの家に住むことが許されました。3日後、パウロはローマにいるユダヤ人に、囚人としてローマに来た経緯を弁証することから始めました。

使徒28:17~19「三日の後、パウロはユダヤ人のおもだった人たちを呼び集め、彼らが集まったときに、こう言った。『兄弟たち。私は、私の国民に対しても、先祖の慣習に対しても、何一つそむくことはしていないのに、エルサレムで囚人としてローマ人の手に渡されました。

 28:18 ローマ人は私を取り調べましたが、私を死刑にする理由が何もなかったので、私を釈放しようと思ったのです。

 28:19 ところが、ユダヤ人たちが反対したため、私はやむなくカイザルに上訴しました。それは、私の同胞を訴えようとしたのではありません。

 28:20 このようなわけで、私は、あなたがたに会ってお話ししようと思い、お招きしました。私はイスラエルの望みのためにこの鎖につながれているのです。』

2度目には、もっと多くのユダヤ人がパウロのところに集まり、彼は朝から晩まで神の国のことを証しし、聖書をとおしてキリストを語りました。パウロは軟禁状態のまま2年を過しました。

使徒20:30~31「28:30 こうしてパウロは満二年の間、自費で借りた家に住み、たずねて来る人たちをみな迎えて、28:31 大胆に、少しも妨げられることなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えた。」

パウロは愛する弟子の一人、テモテにこう書き送っています。

(Ⅱテモテ4:7~8)

「 私は勇敢に戦い、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。今からは、義の栄冠が私のために用意されているだけです。かの日には、正しい審判者である主が、それを私に授けてくださるのです。私だけでなく、主の現れを慕っている者には、だれにでも授けてくださるのです。」

パウロの死:紀元60~64年頃殉教、ネロ皇帝(54年~68年皇帝として在位)の時、(ローマの大火、紀元64年、ネロ皇帝の時、キリスト者への迫害)

 4.結論:パウロはローマで宣教するビジョンを持ち続けました。その使命にチャレンジし続けたので、神はパウロを守り、それを成し遂げてくださいました。

①  パウロのように、「走るべき行程を走りぬいた、今や、義の栄冠が私を待っている」という確信に包まれるような生涯を送りたいものです。パウロの信仰を引き継いでいきましょう。

②  パウロは、神さまが必ずローマに行かせてくださると信じ続けました。その結果、ローマに行けたのです。私たちに与えられたビジョンが、神様からのものであれば、自分では思いもよらない方法で実現します。神様はあなたの心に宿ったビジョンを知っておられます。そして実現してくださいます。期待しましょう。ピリピ2:13「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。」

③  あなたも、最後まであきらめないで、家族やお友だちが救われるように祈り、愛し、伝道しつづけましょう。お友だちを1回だけ教会に誘って断られ、あきらめてしまったということはありませんか?「あの人に伝道しよう」と決心したのに、いつの間にか忘れてしまっているということはありませんか?断られても、あきらめないで、祈ることは続けましょう。あなたも信じ続けて、魂を主の救いへと導きましょう

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