本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

無垢の祈り【映画】

2017年07月26日 | 【映画】


@アップリンク渋谷

アップリンク+レイトショー+邦画+トークショー。
おひとりさまで、このパターンで映画を観ると、
当たる確率が高い。

本作、例に漏れずでした。

あらすじ読んで、予告編観て、
あああ、これ絶対私が好きな類の映画だ、と思い
実際に観て、大満足で帰りました。

あ。
爽快感は皆無です。最低最悪です。
でも観て良かったです。

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学校でいじめられている10歳のフミ(福田美姫)。
家庭では義父に虐待され、夫に暴力を振るわれる母は新興宗教にのめり込み、
フミには心が安らぐ場所がなく、助けてくれる者もいなかった。
ある日、フミは町で連続殺人事件が起きていることを知る。
殺害現場を巡ることにしたフミは、
そこである人にメッセージを残し……。
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DVとか、性的虐待とか、
もう既にナーバスな要素満載ですが、
この描写のぼかし方は、上手い。
直接的に描けない、という実写の弱みを逆手に取り、
見せない、でも、ものすごく不快な見せ方をしていて、
自身の想像力を呪いたくなる気分でした。アッパレ。

こんだけの話、ハッピーエンドな訳はなく、
まあ、予想通りのバッドなエンドを迎えるのですが、
映画として主張したいテーマはしっかりきっかり伝わります。
不快なだけではないのは素晴らしい。

更に。
映像もさることながら、
工場地帯の音の使い方が、不快感を掻き立てる。
これもどうやら狙いのようで、上手い。

少女が自転車で走るシーンだけが救い。
ただ、この救いがあるからこそ、
絶望がしんどくもなるのだけど、
それも、映画としては、有りなのかもしれない。

とにもかくにも、鑑賞後の絶望感はお墨付きです。
少なくとも、私は、人には薦めません。
ただ、こういう映画を好む人には、観てほしい。

(興味があれば、アップリンクで配信開始してるはずですのでそちらで。)

ちなみに。

上映後に、原作者・監督・俳優陣参加のトークショーがあり、
色々と参考になるお話が聞けましたが、原作者が
「ヒットする映画に必要なのは、"その時にヒットするか"と、"時の試練に耐えられるか"だ」
と仰っていて、なるほどと思いつつ、
これは、派手な宣伝は打てないし、大々的に受け入れられる作品ではないけど
時の試練、言い換えれば、何年先までも、評価される作品になり得る、とは思いました。
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