Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

カジュアルの優雅。

2005-08-20 | tenue... yosoou
VOGUE 9月号は、ほんとにおもしろい。
どこを見ても、わくわくする!
たとえばヴィクトリアンテイスト (注目の的のひとつ!)、
あのクラシックなデコラティブさを、まるまるそのまま取り入れるわけにはいかないからこそ、
実際に自分が着るもの・着ることへの想像力、その幅を広げてくれる。
ヘアスタイル、靴やバッグ、ジュエリーとの組み合わせ、ページのどこをめくっても、無数の可能性が湧き上がってきます。
実際に「何が欲しい」という気分にさせられるより、
持ちものをどう生かそうか、考えさせてくれるようなところが、こんな気分高まるシーズンの特長。
(とかいって、きっと上等なブラウスや、きゅっとラインにめりはりがある、女らしいグラマラスなスカートが欲しくなったりするんだろうな・・・)
ともあれ、あちこちで「着る人」そのものの魅力が存分に楽しめそうな季節を予感させます
美しい写真集としての輝きも、とてもまばゆい一冊です。

そんな豪華なビジュアルもたいへんツボだったのですが、今回特に「おっ」て思った記事は、
この中では意外ともいえる、カジュアル、クールな日常着をテーマにしたコラム。
そう、上質なカジュアルが楽しめるひとって、かっこいいなあ、って、常々思っていたので、このコンセプトが取り上げられていることにも、わくわくしました。

思うに、フェミニンさが、爽やかに色っぽく、知的にだって演出できるのが、上等カジュアルの魅力です。

例えば、
男の子みたいなごついデザインのブルゾンからすっと伸びる細い首筋、
そこにくるくるっと影をつくる柔らかい後れ毛や、耳たぶには繊細なピアス・・・
とか、
すっきりまとめた髪に、無造作にはおった、ぱりっと白いシャツ。そこからは、透き通った肌が、ちょっと多めに外したボタンのために深めにのぞいたり、
(クロエ・セヴィニー風!?)
とか、
ごついブーツを脱いで裸足になった足首には、はかなく細いチェーンがそっと巻かれ、爪は桜貝のよう、
とか・・・。

素朴なざっくりした素材をあわせることや、柔らかいラインをあえて隠すシルエットによって、
対照的なギャップが、かえってくっきり浮かび上がる女性らしさは、完璧なドレスアップとはまた違い、奥行きのある、色気になります。

また、上等なカジュアルのためには、アイテムの素材が上等であることも、大切なポイント。
さらに、何度も洗濯した様子、またそれが味になり、ものによっては自分のかたちになじみつつ、何年もずうっと暮らしに寄り添うような服。
着ると肌に沿うような、暖かみがある。
そんな愛する服を着ている人、いいですよね。

カジュアルを上手に優雅にかっこよくこなす人って、頭の中が自由でやわらかい、そんなふうに見える。
だから好きで、憧れなのです。


4 コメント

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ありがとうございました (夜子)
2005-08-20 22:16:13
上等のカジュアル、何気ない上質、いいですね。



何でもないタンクトップや、白のシャツ、ノーメイク、素敵に着こなしてる人って、その人自体がもう素敵なんですよね。

人間としての魅力が必要だなって思ってます。



そして今の夜子にはまだまだ



日々そこを目指して精進しています。
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夜子さま (mi)
2005-08-20 23:21:59
私も、なかなかカジュアルダウンをさらりとこなすところには行き着けないなあと思います☆

手をかけてないように見える上質が、一番難関!

テク的にも、人間的にも。

おたがい、がんばりましょうね~!
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カジュアルってむずかしい。 (february_pisces)
2005-08-20 23:45:55
さりげなくってカッコイイ

どこか優雅で色気があっておしゃれ…

なんてカジュアルは結構難しい

上級編って感じです。

がんばってるのが見えたらかっこよくないし

難しいですね!

わたしも憧れます。

あ、でももうノーメイクでは…
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february_piscesさま (mi)
2005-08-21 00:39:08
うー・・わたしも、ノーメイクきびしいです・・・
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