Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

香水

2004-04-07 | parfum... kaori
そろそろ、軽めにしようかなあと。

とはいっても、ハタチのときからずっと使っている、愛する一本を、オードパルファムからオードトワレ、もしくはオーデオドラントに切り替えるだけだと思うんですが。
浮気、出来ないんですよね。香りの・・・。
何度も、色んなもの試したのですが、やっぱり、一瞬は良くても、ずっと使うとなると、しっくりこなくて、最愛の「あれ」に戻してしまう。

そうはいっても、『サムサラ』って、あこがれていまして、いつかは、なんて、ここ何年も、ずっと思ってはいます。
まあ、日本の湿度高い夏にはゼッタイ難しいので、チャレンジするとしたら冬?と、思いながらも、今年もまた、春がめぐってきてしまいました。

よく、今日は何の香りにして、明日は何の香りにしよう・・・って着替える方も多くいらっしゃいますが、わたしは、これと決めたら、ずっとその香りに包まれて、一緒に日常を過ごして行きたいタイプ。今のものも、石鹸からパルファムまで、ラインで揃えて、香りの織り成すムードに浸っています。

香りには、それぞれ性格があり、人間の波長と響き合うところがあると思うから。
今の香りは、ふと通りかかったデパートのカウンターで、偶然出会ったものです。
それまでの香水がしっくり来ないと思い始めて、同じく香水を愛する、センスの良い友人に付き合ってもらって、あちこち探し歩いたのですが、なかなかぴんと来るものが見つからなかった。もう、今日もだめだね、いいや・・・と、話しているときに、ちょっと待って、この一本だけ試してから帰ろう。気になったから。と、ふと手にしたとき以来、気づけば、もうウン何年。
たまに、濃い香り!と言われながらも、ぜんぜん人のいうことになど耳も貸さずに、いまだ熱愛中です。
その香りと私の基本的な中身が、惹きあうんだと(勝手に)思っています。

そういう理由で、ゲランの伝統ある香りが似合う女性って、憧れるのです。『サムサラ』は比較的歴史が若いですが、『夜間飛行』とか、『ミツコ』とかって、さすが、物語を感じさせる深さが、香りに漂うじゃないですか・・・。
女性って、いくつになっても、どんどん懐の深さを増し、魅力を増していけるもの。
そんな彼女に、名脇役として、個性的な名香がマッチする、という素敵な情景に思いを馳せます。

--Guerlain--フレグランス・ゲームをお試しあれ(^ー^)ノ

2 コメント

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運命的な・・・ (kyoko)
2004-07-15 03:36:35
そんな香水に、私も出会いたいものです・・・!自分が選ぶのではなく、呼び合う?ような、そんな香水。私自身が香水を選ぶ時は、自分に似合うもの、というより、その香水の香りが持つイメージに憧れて・・・ということが多いです。

香りで思い出したのですが、以前友人が連れて行ってくれたバーのバーテンさんが、こんな話をしていました。誰かを好きになって、特にその相手の匂い(香水ではなくその人の肌の匂い)もすごく好きになってしまうと、そうでなかった相手と比べて、離れがたくなるそうです。別れられなくなるという。なるほどなあ、と。人はもしかしたら、自分達で思っているより、ずっとずっと嗅覚に支配されているのかもしれないな・・・なんて思いました。
うわあ・・・ (mi)
2004-07-28 14:48:50
すてきなコメントをありがとうございます♪

イメージに憧れて香りを選ぶ、

私もそうです。

もうそれは、恋ですね。

素敵なものに恋する気持ちは、ずっと持っていたいですね(*^^*)



「肌の香り」っていうのも、いくつかの思い出をふと振り返ってしまいそうな、切ない気持ちになる言葉ですね。

実際、嗅覚って、一番ひとの動物的な部分が残る感覚だから、脳に深く刻まれる記憶らしいですよー。

香りの先輩である友人から、そう聞いたことがあります。

香りに囚われてしまう、だなんて、その方も素敵な男性ですね。

素敵な恋をする方なのでしょうね・・・(*^-^)

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