静かな夜の ほっとワールド

思いでの詩歌を集めてみました。

山頭火 五句

2017年08月01日 | 作者あり
ほっと月がある東京に来ている

酔いざめの星がまたたいている

おもひでは汐みちてくるふるさとのわたし場

また見ることのない山が遠ざかる

みんなたっしゃでかぼちゃの花も
 
      
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

つれづれ山頭火

2017年07月28日 | 作者あり
遠山の雪も別れて締った人も

ちょいと茶店があって空瓶に活けた菊

月がいつしかあかるくなればなればきりぎりす

風が何よりさみしいとおもうすすきの穂

落葉ふみくるその足音はしっている
       
     
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

神がおいてくださった所で 咲きなさい

2017年06月24日 | 作者あり
<友から教わった詩>

神がおいてくださった所で 
咲きなさい
しかたがないと あきらめてでなく

咲くのです

咲くということは
自分が幸せに生き 
人も幸せにすることです
            
      
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

詩~ワンピース

2017年06月08日 | 亜母
月見草色のワンピースがほしい
そんなワンピースの似合う女性になりたい

つつじ色のワンピースがほしい
そんなワンピースの似合う女性になりたい

石楠花色のワンピースがほしい
そんなワンピースの似合う女性になりたい

         
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

詩~わたぼうし

2017年06月08日 | 亜母
 タンポポのわたぼうし
 ひと息で 
 一本残らず吹き飛ならば
 願いが叶うという
 そんないわれも知らず
 小さな息子が吹いている

 ほっぺをふくらまし
 小さな口元で
 傍らで 私は
 ひそかな願いを込めて
 一気に・・・
       吹き飛ばす!

   

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

山頭火~草

2017年06月02日 | 作者あり
おちついて死ねさうな草萌ゆる

おちついて死ねさうな草枯るる


やっぱり一人がよろしい雑草

やっぱり一人はさみしい枯草

     
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

山頭火 いろいろ

2017年06月02日 | 作者あり
ひらひら蝶はうたへない

さて どちらへ行かう風がふく

ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない

雨なれば雨をあゆむ

彼岸花の赤さがあるだけ

        

         



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

詩 夢見たものは~立原 道造

2017年06月01日 | 詩歌
夢見たものは ひとつの幸福
ねがったものは ひとつの愛
山並みのあちらにも しずかな静かな村がある
明るい日曜日の 青い空がある

日傘をさした 田舎の娘らが
着かざって 唄をうたっている
大きなまるい輪をかいて
田舎の娘が 踊りをおどってる

告げて うたっているのは
青い翼の一羽の小鳥
低い枝で うたっている

夢見たものは ひとつの愛
ねがったものは ひとつの幸福
それらはすべてここに ある と

            

 
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

山頭火・春 5句

2017年05月31日 | 作者あり
窓あけて窓いっぱいの春

ほんにしづかな草の生えては咲く

生えて伸びて咲いている幸福

けふもいちにち風を歩いてきた

蜘蛛は網張る私は私を肯定する

      
       

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

啄木 少年期の歌・5首②

2017年05月30日 | 作者あり
こころよく
春のねむりをむさぼれる
眼にやわらかき庭の草かな

己が名ほのかに呼びて
涙せし
十四の春にかえる術なし

病のごと
思郷の心湧く日なり
眼にあおぞらの煙かなしも

青空に消えゆく煙
さびしくも消えゆく煙
われにし似るか

さりげなく言いし言葉は
さりげなく君も聴きつらん
それだけのこと

      
       
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

詩~北海道

2017年05月30日 | 亜母
陽の 
ふりそそぐ
雄大な北海道は
一生懸命、耕してこそ
のぞみある大地と
なるのです
  
     
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

草枕冒頭~夏目漱石

2017年05月29日 | 詩歌
                
 山路を登りながら、こう考えた。
 智に働けば角が立つ。
 情に棹させば流される。
 意地を通せば窮屈だ。
 とかくに人の世は住みにくい。

 住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。

 どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
 人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。
 やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人である。
 ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。
 あれば人でなしの国へ行くばかりだ。
 人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう


      
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

詩 人は咲くために  (再掲)

2017年05月29日 | 亜母
人は
なぜ 生まれてきたのでしょう
何のために生きるのでしょう

生きる

死んだほうが
どれほど楽かと思いながらも
人はなぜ 生きなければないのでしょう

このごろ思います
人は 咲くために生まれてきたのだと

咲かねばなりません
咲こうと思わねばなりません
それが人の魂の奥に在る「きらめく命」

自分の花はどんな色 どんな花
どんな風に咲く

どんな色でも
どんな形でもいい
人は生まれた時
つぼみを一つ抱いている
咲かせるべき つぼみを抱いたから
生まれてきたのだと
そんな気がします

いくら得しても
お金持ちになっても
自分の花が
咲いたと思えないのなら
空しい人生

ひっそりと咲く花
誰かが気づいてくれるとは
限らないけれど
それでも
花を咲かせられたなら
心しずかに
人生を終えることができる。

ふるさとは今、花咲き乱れる春
まず、清流にやちぶきの花が
黄金色に輝いて咲く
そして
日の当たる野辺に
いちめん かたくりの花
       エゾエンゴサク・・

    
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

片隅の春紫苑

2017年05月26日 | 作者あり
お金は大事。時には、命より・・・でもね・・

もっと
みんなで
やさしいきもちで
暮して行けたらいいね

そんなに
悲しまないで
苦しまないで
笑顔を分け合って
一緒に いたいね

       
       <今日撮った写真の片隅に春紫苑が写っていて、ふと思ったこと>
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

詩・巷に雨の降るごとく~ポール・ヴェルレーヌ  

2017年05月23日 | 作者あり

<堀口大學訳>

巷に雨の降るごとく
われの心に涙ふる。
かくも心ににじみ入る
この悲しみは何やらん?

 
やるせなき心のために
おお、雨の歌よ!
やさしき雨の響きは
地上にも屋上にも!
 
消えも入りなん心の奥に
ゆえなきに雨は涙す。
何事ぞ! 裏切りもなきにあらずや?
この喪そのゆえの知られず。
 
ゆえしれぬかなしみぞ
げにこよなくも堪えがたし。
恋もなく恨みもなきに
わが心かくもかなし。 
 
      
        
 
 
コメント
この記事をはてなブックマークに追加