イラストレーター岡田千夏の猫イラスト、猫エッセイ、猫マンガ
猫と千夏とエトセトラ
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岡田千夏のポートフォリオ こちらにイラストを出しています。イラストばかりまとめて見たい方はどうぞ。 |
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中華街のミケ 横浜のファッションブランドROUROUのサイトにて連載させていただいている猫マンガです。毎月第2・第4金曜日更新。見てくださいね〜。 |
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| 性別 | 女性 |
| 都道府県 | 京都府 |
| 自己紹介 | |
| 京都市在住の猫イラストレーターです。 猫家族はみゆちゃん(白っぽいミケ)ふくちゃん(黒白)。人間家族はRR(5歳)Sレイ(1歳)オット。実家猫はちゃめ、タマ、ペロン、トラ(通い) | |
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甘えん坊ふくちゃんとやきもち?みゆちゃん
2012年04月16日 / 猫

ふくちゃんはこのごろとても甘えん坊で、よく私の膝に乗ってくる。膝に乗ったら、丸くなってごろんとお腹を出して、大きな音でごろごろのどを鳴らしている。お腹や頭をごしごしなでてやると、目を閉じたような薄く開いたようなうっとりした顔や、ニンマリした顔をして、右手左手を交互にグーパーさせながらいつまでも甘えているので、私はふくちゃんが飽きて向こうへ行ってしまうまでその場所から動けない。パソコンで作業をしているときは、片手でキーボードを打たなければならない(この一文も片手打ち)。そして、そのうち目や鼻や、口の中がかゆくなってくる。
台所で用事をしていたら、ふくちゃんがニャーニャー言いながらやってきて、立っている私の足に両前足を乗せてくるので、抱き上げてカウンターの裏側に置いてある丸椅子に腰掛けて膝に乗せてあげたら、こちらに向かい合って、ちょうどパンダがやるような両足を前に投げ出す座り方をして(色も白黒なのでパンダによく似ていた)、私の首におでこをおしつけたり、私の服を両手でもみもみしたりして甘え出した。
あんまり可愛いので、わたしもふくちゃんふくちゃんと顔を近づけて鼻を合わせたりしていたのだが、ふと何かを感じで顔を上げたら、30センチくらい先の流しの上にいつのまにかみゆちゃんがいて、冷たい目でこちらを見おろしていた。なんだか浮気の現場を見られたような気持ちがした。
そのあと、ふくちゃんが座っているところへみゆちゃんが親しげに擦り寄っていったと思ったら、みゆちゃんがふくちゃんの首筋に噛み付いた。また、私もみゆちゃんに手のひらを後足で思いっきり蹴られ、引っかかれた。
近所の黒と白
2012年04月14日 / 猫

近所に何匹かの猫を見かけるけれど、その中に黒猫と白猫がいる。とくに黒猫はよく家の周りをうろうろしていて、隣家との境の塀を越えていくのを見かけたり、裏の家の軒下で雨宿りをしているのが部屋の窓から眺められたりした。ある晩、車で帰宅すると、家の駐車場の前に黒猫が座っているのが見えた。すぐ逃げるだろうと思いながらゆっくりバックしたがちっとも逃げる気配がないので、事故にならないように気を使って車を止めた。ダッシュボードのグローブボックスに常に積んであるカリカリを一掴み持って車を降りたら、もう黒猫はいなかった。ガレージの隅っこに置いておいたカリカリは次の朝なくなっていたけれど、だれが食べたかはわからない。
また別の夜、ヘッドライトの光の中を黒猫がさっと横切ったので、危ないなあと思ってうしろ姿を目で追いかけると、黒猫が走っていった先の月極駐車場の奥の塀際に白い猫が座っているのが、闇の中にぼうっと見えた。みゆちゃんが外に出るはずはないけれど、遠目にみゆちゃんに似ているので、もしかしてみゆちゃんが逃げたのではとどきっとした。黒猫はもう闇にまぎれてどこに行ったかわからなかった。白猫に会いに行ったのかもしれないが、関係ないのかもしれない。ありえないと思いながらも、家に帰って、みゆちゃんがいつもどおり、お気に入りの場所で丸くなっているのを見てほっとした。この白猫のことは、夫も夜、帰宅するとき見かけたらしく、やっぱりみゆちゃんが逃げたのかと思ったと家に帰ってから言っていた。
何日かあと、まだ明るい時間に白猫を見た。夕方、薄橙色の光を浴びて、道の端にたたずんでいた。そばでおじさんが車を洗っていたから、おじさんの家の猫なのかもしれない。ほっそりとしたきれいな猫で、みゆちゃんと違って全身が白だった。
一方、黒猫は、寒いあいだあまり見かけなかったが最近またよく出会うようになった。が、しばらく見ないあいだに、猫同士のいざこざでもあったのか、左の耳がなくなってしまっていた。体つきも、すらりとして精悍な感じだったのが、今ではどっしりと貫禄がつき、頬にも張りが出て目も鋭く、だいぶ人相(猫相)が悪くなったようだ(猫相の悪い猫は嫌いではない)。
黒猫に初めて会ったのは、二年前の晩秋、今の家に引っ越すことを決めて下見に来たとき、近くの公園の茂みの日溜りに寝そべっているのを見つけたときだったと思う。そのとき黒猫はまだ子猫で、幼い、頼りない感じが残っていた。私が覗いたら、細い首をあげて、口を三角に開いてニャーと鳴いた。
それが、いまやボス猫の風格を備えるようになったと思うと、感慨深いものがある。
今朝もごみ出しに外へ出たら、家の前で黒猫に会ったので、そっと引き返してカリカリを持ってきたが、やっぱり彼はもういなかった。
中華街のミケ「メタボ注意」

横浜のファッションブランドROUROUのサイトで連載中の猫マンガ「中華街のミケ」、
更新されました。ぜひご覧ください。
「中華街のミケvol.71メタボ注意」
新しい椅子
2012年04月06日 / 猫

仕事用の新しい椅子を買った。それまで使っていたのは七年くらい座ったけれど、父のお下がりをもらったものなので最初から古かった。何年か前から、背もたれの裏側のプラスチックのカバーが外れるようになったので、紐で背もたれをぐるりと縛って、応急処置をした。目の粗い布地が張ってあったので、猫が爪を掛けるのにちょうどよかったらしく、みゆちゃんふくちゃんに愛用された。しょっちゅう背もたれでばりばりやるので、布地の横糸が次々に切れてすだれのように垂れ下がり、布地の下の黄色いスポンジが見えてきた。さらに引っかかれて横糸が減り、中のスポンジが千切れてごみくずのように椅子の周りに散らばるので、もう買い替えようと思いながらも、なかなか物を捨てられないたちで、渋っていた。そのあいだにもみゆちゃんふくちゃんの爪とぎは絶えず、あまり背もたれを引っ張ったりぶら下がったりするものだから、とうとう背もたれのクッションが本体からべろりと外れてしまい、買い替えることを決心した。
とくに高級というわけでもないけれど、それほど安物でもないのを買った。新しい椅子は、背もたれがラバー製で、座面も目の細かい布が張ってあるので、もう爪とぎにはあまり適さないと思われる。もっとも、これらの仕様が理由でこの椅子を選んだのではなく、とくに材質まで確認していなかったけれど、届いてみたら爪とぎが出来なさそうでよかった、というだけのことである。
古い椅子を片付けて、デスクの前に新しい椅子を置いたら、さっそくみゆちゃんがやってきて椅子に上り、こちらに顔を向けてうずくまった。そうかそうか、みゆちゃんにもこの椅子の良さがわかるのかと、私は機嫌よく思って、新しい椅子に満足した。
中華街のミケ「ピノ、男はつらいよ」

横浜のファッションブランドROUROUのサイトで連載中の猫マンガ「中華街のミケ」、
更新されました。ぜひご覧ください。
「中華街のミケVol.70ピノ、男はつらいよ」
中華街のミケ「SAVA京都紀行」

横浜のファッションブランドROUROUのサイトで連載中の猫マンガ「中華街のミケ」、
更新されました。ぜひご覧ください。
「中華街のミケVol.69 SAVA京都紀行」
※ROUROUは、ただいま京都催事真っ最中です!(10日11日)
お近くの方、京都マラソン等で京都へ来られた方、ぜひお立ち寄りください!
会場等詳細はこちら
猫机
2012年03月04日 / 猫

机で絵を描いたり、何か作業をしていると、よくみゆちゃんがやって来る。私の机の引き出しにカリカリのおやつが入っているから、それをねだりに来ているのだろうけれど、みゆちゃんはいつも、机に置いてあるタブレットの上に座る。タブレットというのは、私がパソコンで絵を描くときに使う道具で、板状のタブレットの上に専用のペンを走らせることで、マウスと同じような操作が出来る。だから、そのタブレットの上に座られると、私は作業が出来ないのである。
仕方がないので、そこからのいてもらうために引き出しを開けて、いつもおやつをあげやすいようにジャムの小瓶に入れてあるカリカリを、十粒ほど机の上にだしてやる。するとみゆちゃんは、タブレットから腰をあげて、カリカリを食べる。
私が新しい線を一本か二本、描き加えたかどうかというあたりで、十粒食べ終えたみゆちゃんはまたタブレットに腰を下ろす。ほとんど作業ははかどらない。やむを得ず、またカリカリを出す。
そういう、座って、またおやつを出して、ということがだいたい2、3度繰り返される。満足して、机を降りて行ってしまうこともあれば、しばらく眠そうな顔をして、座り続けていることもある。
あるとき、何度かおやつを食べたあとも、みゆちゃんは白いミミズクみたいに目をつぶってタブレットの上に座り続けていたが、さっきあげたカリカリを食べ残しているのを見て、ふと気がついた。みゆちゃんは、おやつを食べたいのではなく(正確には、おやつも食べたいが)、私のそばに居たいのではないかしら、と厚かましくも思ったのである。
なぜ今まで気がつかなかったのか。タブレットから降りてほしくて、私が何度もカリカリをあげるたび、みゆちゃんは、「これじゃないのになあ」と思いながら、渋々(というわけでもないだろうけど)食べて、時には残して、諦めて向こうへ行ってしまっていたのではないだろうか。
以前に、確かグーグルのお偉いさんだったと思うけれど、机の上に猫が来てキーボードを踏んづけたりするので困っていたが、いい商品を見つけた、これで問題解決だと、机のコーナーに取り付けるこぢんまりした猫ベッドを紹介していたのを思い出した。
さっそくそのアイデアをいただいて、机用の簡易ベッドを自作すべく、戸棚を開けて、適当な大きさの空き箱を探した。狭い机なので、ゆったりとした箱は置けない。みゆちゃんがちょうど入れるくらいで、机の空きスペースに収まる大きさ。引越し祝いにもらった絵皿の箱が、ぴったりだった。絵皿が中で動かないように、くぼみの作られた二重底が入っているのも、みゆちゃんが丸まったときにフィットしそうで、向いているように思われた。置いてみると、モニター横のデッドスペースだったところに、見事ぴったり収まった。
わくわくして、箱にフリースを敷いて待つと、すぐにみゆちゃんがやってきた。箱に近づき、においをかいで、前足を踏み入れ(そのまま素通りしてしまうのではないかと、私はどきどきしながら見守っていた)、うずくまった!
それ以来、みゆちゃんはよくこの絵皿の箱の中に入っている(箱が小さいので、実際は、入っているというより、はみ出しているというほうが正しい)。今もそうだ。私のすぐそばにいつも愛情の塊のような白いふわふわが丸まっていて、ペン立てのペンを取るよりも簡単に、手を伸ばせばなでることが出来る。私はこの幸せを味わって、心や顔がぽかぽかする。
ときどき、机の箱にふくちゃんがうずくまっていることがある。そんなとき、みゆちゃんは迷惑そうな顔をして、机の上に座っている。ふたりの入れる箱が置けたら、もっと嬉しいだろうと私は欲張りな想像をして、ますます、もっと大きな机がほしくなる。
中華街のミケ「SAVAつぶやく」

横浜のファッションブランドROUROUのサイトで連載中の猫マンガ「中華街のミケ」、
更新されました。ぜひご覧ください。
「中華街のミケVol.68 SAVAつぶやく」
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