PREDICTABLITY 予期可能性

霊視とは既成事実の中に隠されている目に見えない未来因子としての種子を判別する、言わば植物学者の自然科学的洞察に似ている。

夏至の翌日

2017-06-22 23:33:33 | サイスの弟子
夏至の日に、親知らずを四本抜歯した彼の魂は、昏睡の海の深くを潜り、その底に触れて、そしてその底を抜けて宇宙の模造の中に入った。まだ少しも穢れていない彼の象牙質の未完成な乳白色の支柱は、彼の一生の、この一年のこの一点において、黄道の四隅へ供儀として捧げられた。夏至と冬至と秋分と春分の点の隅に。言葉の無い、それ故に、変音することのない道徳の印として、そこで小さなとても小さな焔として灯るのだ。

眠りは日々の小さな死であるけれど、僕らはその眠りの中で自分の本性の模造としての自分であるところの道徳を、自分の魂の仮象としてかしこの土地へと運んでいる。僕らはそこで魂の息継ぎをして、そしてまたこの世に戻ってくる。僕らはいつか、日々の小さな死である眠りを終えてこの世を去り、その時には、既にまったく自分であるところの自分が成した道徳としてあの世に還っていくだろう。その時までに、僕らは、抜歯した四本の親知らずのように、いくらかなりとも無垢を保ち続けていられるだろうか? 自分自身の霊体を鏡に映して見るものを、僕らは道徳と呼んでいる。




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