まさか日本でカルチャーショックを!

旧タイトル:まさか私が日本語教師に!(NO.3)
2005年晩秋~2014年夏まで中国広東省で生活

日本語発音のカルチャーショック

2016-10-14 23:15:55 | 授業全般(日本語)
私は日本語教師経験者。
そして将来いつかまたその世界に戻りたいと思っている。

だが・・・。
今から13年前(2013年)、日本語教師養成講座で知ったこと。
「を」の発音は“wo”ではなく“o”だということ・・・。(吃驚!)

日本語教師を辞め、日本に戻って1年後(昨年2015年)に知ったこと。
「体育」の発音は「たいく」ではなく「たいいく」だということ・・・。(吃驚!)

どちらも小学校の時に学校の先生から教わったこと・・・・・・。(眩暈!)

「を」についてはローマ字表記をみれば、納得できることであり、すぐに矯正した。
だが「体育」についてはいまだに「たいく」と発音してしまうことも多い。

思い出したことがある。
日本語教師をやっている時に、学生がおかしな漢字の読み方をすることがあった。
「○○先生はそう言っていた」と言う。

その教師が日本語母語話者にせよ、非母語話者にせよ、やはりそのように教わって現在に至ったのであろう。

また東京辺り出身の日本語母語話者の教師が「にほんじ’ん(日本人)を「にほ’んじん」だと言い張り、一向に譲らないことがけっこうあった。
標準語アクセントでは「にほんじ’ん」なのであるが・・・。

何度か言っても譲らないのならば、それ以上は言わないことにしている。
(実際それぐらいの違いはどちらでも聴いてわかるのだし、日本語母語話者でも標準語アクセントは様々だという生きた教材でもあるので。)

それ以外にも「私は東京出身で正確なアクセントです」と平気で標準アクセントではないアクセントで教えるケースもいくつかあった。

中国での日本語母語話者教師の多くは正確な標準アクセントを求められることが多い。
だいたいテキストの新出単語の欄にも先生③(せんせ’い)のようにアクセントが記されている国なのである。
それは日本で生まれたテキストも同じこと。
例:『みんなの日本語』の「翻訳・文法書」。

もちろん中には完全に間違えて記されているものもあるし、普通は辞書上通りのアクセントでは言わない単語もある。

それに私の持論の中には「日本語母語話者の標準語でもアクセントは様々であるのだから、あまりこだわりすぎるのもよくない」というものがある。
(ある時期を過ぎたら、ある程度は様々なアクセントを与えないと、後で困るのは学習者。)

しかし、中国で教えるプロであるからには概ね辞書上のアクセントを押さえておかなければならないと思う。
それを求められているのだから。

そう「概ね」。
こんな偉そうなことを言っている私もわからないアクセントはあるし、いまだに新たな発見もある。

だいたい『NHKアクセント辞典』など高くて買えない。
(『新明解国語辞典』などアクセント番号がついているものが頼り。)

だが、困るのが複合語。
さらにはあまり日本で使わないカタカナ語。
一応後ろから3番目が山だとか平板型とかで考えれば、ほぼ大丈夫なのだが、時には知らないアクセントの単語に出会い、調べても存在しない。
だが、教えなければならないこともある。

もっともそんな言葉はたいてい中級後半から上級で対峙するので、あまり深く考えなくてもよいのが救い。
それが初級の学生だと「先生がおっしゃったことだ」と凝り固まり、違うアクセントだと聴いてもわからないことさえ発生する・・・。)


といつも通りに話を脱線させてみたのだが「教師のおっしゃること」は実に重いものだと実感している今日この頃・・・。




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