まさか日本でカルチャーショックを!

日本で技術者→中国広東省にて日本語教師→日本で技術者復帰→技術者+?
旧題名:まさか私が日本語教師に!(NO.3)

丁寧な言葉の第一歩は思いやり

2017-04-29 22:09:55 | 国際交流
帰宅後に買い物に行こうとしたら、玄関チャイムが鳴った。

玄関にいたので、ドアを開けたのだが「となりブラジル?」と言われた.

意味がわからずに聞き返したのだが、同じ言葉が…。

その方は国籍不明。
日本人にも日系の南米の方にもアジア人にも見える。

だが単語レベルの日本語でありながら、日本語の音の出し方がネイティブ並みであったので、「日系ブラジル人かな?」と推測した。

ただその態度にカチンときて冷静さを失った…。

「お隣はブラジルの方です」とプライバシー情報を与えてしまった…。

「呼んでも出ない」と言われても、私にそんなことをいう意味がわからん…。

揚げ句の果てに「ここもブラジル?」とうちを指してのたまうおばさま。

その日本語にイラッときて、日本人であることを伝えた。

そしてイライラしながら買い物に出かけた。

帰宅後、(うちに泊まりに来ていた)甥が私にのたまった。

「宗教じゃないの?」と。

なるほど…。


それはともかく、私自身が外国語、それもとても怪しい中国語を話すこと、中国で日本語教師をしていたことで、とても考えこんでしまった。

仮に単語レベルだとしても、柔らかい話し方は可能だと思っている。

いや、単語レベルだからこそそれが必要だと感じている。

ただ単に自分の要件だけを済ませるだけではコミュニケーションではないのではなかろうか。

そういう意味では文字情報も怖い。

(もっとも私は数字や記号は必ず言葉だけでなく、文字情報でも伝えるようにしているが…。)

簡単な例をあげると(『みんなの日本語』のコラムではないが)昔の電報の「アスルスバンニコイ」が「明日留守番に来い」なのか「明日留守番、晩に来い」なのかといった感じ。

これが音声ならわかりやすいのだが。

しかし音声受信ができないときもある。

中国にいる方がQQやWeChatで安易に音声を送ってくることがあるのだが、仕事中にそんなもの聴けない。

そして夜中も無理…。

とあえて複雑に記していることで気づいた方もいるに違いない。

大切なのは思いやり。

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