まさか日本でカルチャーショックを!

中国広東省で生活経験有り 元技術者 元日本語教師
旧タイトル:まさか私が日本語教師に!(NO.3)

何もない状態での授業もあるのです

2017-06-17 17:33:33 | 授業全般(日本語)
20170617 Yahooニュースより
国後島 教材差し押さえで混乱
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170617-00000565-fnn-int

引用記事:
北方領土の国後島で15日、日本語を教えるために現地入りした講師らの荷物が、現地の税関に「1人あたり、50kgの制限を超えている」として差し押さえられた。
(一部抜粋)

日本語講座のためのものであったらしいのだが、誠に遺憾である。

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この記事とは外れるが、本来本日記したかった内容を一時保留して以下のことを記しておく。

中国で日本語を教えていた。
当然教材に困ることがあった。

「教師なんだからさ、自分で作ったり、ネット上にあるものを利用すればいいじゃん!」

と思う方も多いであろうが、印刷できないこともある。
そう、事務所(職員室)にパソコンとプリンターがないことも珍しい話ではない。
存在しても、あまり多く印刷するとコストの問題でストップがかかることも珍しくもない話。

そういう時は外でコピーすることになる。

学生のために、授業を滞らせないために身銭を切ることは当然あることなのだが、それが可能な教師もいれば、難しい教師もいる。
また「A先生はそうやって準備してくれるのに、他の先生は・・・」と学生も思う。
そのバランスを取るために、外でのコピーを禁止されることもないわけではない。

私自身はコピーで身銭を切ったことはない。

ただ極端な話、黒板にチョーク(またはホワイトボードにマーカー)だけで授業できるだけの知恵が必要になる場合もあった。

その辺はあれこれ考えてあった。

先日の記事で「学生の成績管理に必ずしもパソコンを使う必要もない」的に記したのも、プリンターどころかパソコンがなければどうにもならないからである。


確かに我々は中国で高い給料をいただいてはいたのだが、実際は外資系企業で働く教え子のほうがはるかに高い給料をいただいているのである・・・。
おまけに異国で精神のバランスを保つには、ある程度のお金が必要になる。
日本料理が作りたければ、外資系スーパーで高い食材を買わなければならないこともある。
休日に街を歩いていて、日本料理や韓国料理、西洋料理のお店を見れば、それは当然入りたくなる。
(だが、たいていは安いお店を選び、メニューの値段を凝視しながら、財布の中身を考えつつ食べることになる・・・。)

(日本でも中国でも、日本語と中国語の教師の給料は高くはない。)

外国生活でパソコンは必需品。
しかしアパートや寮の自室にプリンターまで置いてある教師はそれほど多くもない。

実際私も超有名大学系列の専門学校で教えたこともあったのだが、事務所にあるのは上司の複合プリンターのみ。
私はそこに自分のパソコンを繋ぎ印刷した。

プロジェクター? 
そんな設備がある教室で教えたのは、ある日本語学校がある中学・高校の教室を間借りしていたときに存在しただけに過ぎない。

ちなみに私は自分のパソコンが壊れ、数か月自宅でネットもしていないことがあった。
そんな状態で日本のことを知り、授業準備をしていたこともあった。
幸い学校の事務所に数台パソコンがあったので、なんとか日本の大きなニュースを得ていた。
当時スマホなんてなかったし・・・。

外国で教えたい方はアナログ的手法もデジタル機器の使い方も両方熟知しておくことをお勧めしたい。
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2 コメント

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Unknown (Hiroshi)
2017-06-17 19:16:50
私は授業にパワーポイントも使いますし、復習のためにYoutube(中国だとYoukuでしょうか)やプリントも使います。しかし正直なところパワーポイントでの解説は学生の理解にはあまり効果がないと考えています。視覚的なプレゼンは当初判ったようなつもりでいても案外頭に残っていないことが多いと経験的に感じているからです。
blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1516/trackback

ですから、一番大切で効果絶大なのは「板書」や話した内容についての学生の「ノート」だと考えています。それで毎回の授業後にノートを提出させ、翌日返すようにしています。100人もいますから大変のようですが、大して時間はかかりません。何よりノートをみればどれだけ学生が理解できたかが一目瞭然ですし、間違って覚えている点もわかり、後から訂正ができます。それにノートチェックで物足らないなと感じた学生に演習問題を解くことを毎回指名すると明言していますので、大抵の学生は授業中に結構真面目にノートをとっています(強制させているかな? 笑)
blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4914/trackback

言語学者の井筒俊彦先生が「言葉は認識」だと言われていましたが、
blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/403/trackback
学生が授業の内容を<自分の言葉で文字化する>ことができれば理解はできたと考えています。
RE:Unknown (雨好き)
2017-06-17 23:19:50
Hiroshiさん

コメントありがとうございます。

私自身は授業でパワーポイントを使ったことはありませんが、他の仕事ではごくたまに使います。
ただ、印刷物として使う場合は枠の入ったスライド形式ではなく、1ページ2枚縮約程度の普通印刷とし、一見パワーポイントではないようにしています。

それはあまりにビジュアライズにこだわると、言いたいことが伝わらない可能性があるからであり、Hiroshiさんの意見とほぼ一致します。

ノートを取らせること私の上司(文法担当)がやっていました。直接テキスト類に書き込む学生も多い中国でそれを見たときに「なるほど!」と 原点(0,0)に戻ったような気分になったことを思い出します。

ノート提出、添削ですか。
次回外国で教えるときの参考にさせていただきます。
(ノートが取れない学生も多いのがとっても不安ですけど・・・。)



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