司法書士小國敦史のリーガルブログ

役立つ情報発信します!
http://www.amethyst-legaloffice.com/

生前贈与で気をつけるべきこと

2017-06-15 21:41:28 | 終活・生前対策・家族信託
 相続税対策として生前贈与を考えることがあります。
 贈与はもらう1人につき、年間(1月1日~12月31日110万円までは贈与税はかかりません。
たとえば、父親が子ども2人に贈与税をかけずに贈与しようとする場合、毎年220万円は渡すことができるのです。

 ところが、相続で財産を親から引き継ぐ子どもに贈与する場合、相続開始時(親の死亡時)からさかのぼって3年までに贈与された財産は、相続財産として加算されます。
なので、相続財産を減らす目的で子どもに贈与するときは、早いうちから始めた方が無難です。

 ところで、贈与税をかけないが故に、後に贈与税がかかる可能性があるという場合もあるのです。
 たとえば、「1,000万円を10年かけて100万円ずつ贈与する」場合、1年間あたりの贈与額は100万円なので基礎控除の範囲110万円を超えませんが、1,000万円を受け取る権利を与えたとみなされ贈与税がかかる可能性があるということです。
そのため、毎年贈与契約書を作成したり、贈与額を毎年少し変えるという策を講じることなどが必要です。
後にいつの贈与なのかがはっきりと分かるように公証役場で確定日付を取るものを良い方法でしょう。

 また、110万円を少し超える贈与をして申告・納税をすることで、税務署に贈与であることを認識してもらうことで、トータルの金額の贈与税が課せられることを防ぐことができます。
たとえば、120万円の贈与であれば、110万円控除後の残額10万円に10%の贈与税率がかかり、1万円の贈与税額となります。
1,000万円を贈与したい場合、毎年120万円(9年目は40万円)ずつ贈与するとすれば、贈与税額の合計は、8万円で済むことになります。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« セクシュアル・マイノリティ... | トップ | 後を追う数次相続 »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。