司法書士小國敦史のリーガルブログ

役立つ情報発信します!
http://www.amethyst-legaloffice.com/

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

マンションのペットクラブ

2017-06-09 16:20:33 | マンション管理
 あるマンションで管理規約上、小鳥及び魚類以外の飼育が禁止されていたとします。
ところが、入居前から飼育していた犬猫を処分できずに、入居後も自宅で飼育している組合員が多数いるため、総会で、それらの組合員を会員とするペットクラブを設立させ、当時飼育中の犬猫一代限りその飼育を認める決議をしました。
 そのペットクラブは、その設立時を基準時とする組合員を会員の対象としており、その後に飼育を始めた者は加入を認められないことになっています。

 しかし、その後新たに組合員となった者の中で、ペットを飼育している人が散見されるようになりました。
その組合員からはペットクラブ設立時を基準とした会員資格が不平等であり、新たに居住した組合員を排除する合理的理由がない、という主張がされ、犬猫の飼育を認めるよう要求してきました。
 この主張は認められるかが問題となります。

 結論からいえば、この主張は認められません

 このマンションの規約ではペット飼育が禁止されていたうえで、既に飼われている犬猫の一代限りの飼育を認めた措置は、あくまでペット飼育禁止を実現するまでの移行措置にすぎないからです。
おそらくは、直ちにペット飼育禁止の規約の実現を求めた場合に発生する犬猫の処分という問題に配慮し、将来的にこの規約が企図する状態を実現することで妥協したものであり、マンション内で犬猫が飼育される状態を認める趣旨ではないと考えられます。


ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 法定相続情報証明制度の本質って | トップ | セクシュアル・マイノリティ... »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。