雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

大切なもの

2015-12-03 00:16:06 | 不思議
「uzmetさん、、、最近、どこか行きましたか?」



北陸のとある街に住む凄腕気功師のYさんは、
久々の体調チェックに訪れた僕にそんなことを聞いてきました。
もう数ヶ月前のことです。
彼特有の、常人には見えない “気” を捉え、
視覚化もしているような時の目で、
僕の横のほうにある何もない空間を見つめながら
そんなふうに話してきました。
そういう時の彼の目は決まって
少し焦点が合っていないような印象を受けます。



「んん?何でです?
......しょっちゅうプラプラ出歩いてるから.......
先週は京都にいたし.......その前は......
札幌にもいたかなぁ.......あとは、えーーっと、、、」

「違いますねぇ。。
他には、ありませんか?」

「んんん......他に、ですか......
つーか、なんでですの?
なんか変なもの見えたりしてます?俺に?何か?」

「ハイ。。
えーっと、ですね。小さな神様がいるんですよ。横に。
ここにいらした時からずっと。珍しいです。
前には居なかった神様です。
とても小さな子供のような神様で......いわゆる、
一般的には座敷童子(ざしきわらし)と言われている様な存在でしょうか。
が、います。
uzmetさんの横に」

「ほへっ!?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
マジっすか!?ざしきわらし?マジ?」

「はい(^_^)います。
どこからかついてきた様なんですよ。
そこがどこだか......ちょっとわからなくて、
それで聞いたのですが......」

「そーっすか.......なるホロぉぉ.......
でもそういうことなら、、、
一つすぐ浮かぶところがありますな d( ̄  ̄)ええ。
多分、鳥取、、大山じゃないでしょうか。
ダイセン。オオカミヤマ。
ちょっと前にそこに行ったのですよ。色々とあって。
で、その時が半端なくパワーの強い日で。
一日中感動的な感じだったんですよ」

「ああ!そうです(^_^)そこです。そこ。
そこからついてきたみたいです。大山ですね。」

「やっぱり。そーですか......
アレですかね、あの、、
大神山神社(おおかみやまじんじゃ)ですかね?」

「んーーーー.......違いますね。
お寺と言ってます。大山の」

「ああ!大山寺!(だいせんじ)なるほど!
そこも行きました!確かに。
そーですか。大山寺だったんだ。。
確かにその時はそのお寺に行かされた感じだったんですよ。
神社というより。

なるほどぉ......そーですか......」

「ええ。でも大山の神様の使いだと思います。
僕もあの山は大好きですけど、
あそこの神様はすごいですよね。いいところです。
このワラシさんも小さいですがすごく良い神様です(^_^)
なにか意味があってuzmetさんについているようですけど、
いいことありますよ。きっと。
座敷童子って昔からそういう感じなのですね。
よいことです。
問題はないですよ。
しばらくいるみたいです。一年は確実に。
ずっといるわけではないでしょうけど、ナンでしょうね。
いいことあるといいですね(^_^)」

「マジッスカ!?それはなんだか嬉しいですなぁ。。
確かに大山は凄かったんですよね。
何かがそばにいる感じも何となくあったので、、、なるほどぉ。。
よくわかりますなぁ。。良いですなぁ。。♪( ´▽`)」

「昔からあの辺りに住んでいる古い神様ですね。
面白いんですけど、ゲゲゲの鬼太郎にソックリなんですよ。
ざんばら髪で、片目だけ出てるんです。
服もチャンチャンコで......黄色です。
紐が付いていてお腹の前で結んで留めてます。
鬼太郎と違ってシマシマ模様は無いですけど(^_^)
大山の自然霊というか、力ありますよ」

「そーいえば、大山って水木しげるさんの故郷じゃないですか。
近くには記念館とかもあるし。今や」

「そうですね(^_^)僕も行きましたよ。
水木さんて間違いなく見えてたんじゃないでしょうか。
こんな風に。だからソックリなんだと思います」

「だよね。わかる。うん、わかる。
あの人見えてる感じするもの。ウンウン」

「いいことあればいいですね(^_^)」

「そーですなぁ~ (o*´∇`)o。。ポヤヤヤーン。。」



その座敷童子さんは、どうやら、
はるばる鳥取、大山(だいせん)の山奥から僕について来て、
今は東京の南の端
多摩川の側にある我が家のリビングに住んでいるようなのです。
因みに......よく物音がします♪( ̄▽ ̄)マジで。
そして......とても不思議なのはココからの話になります。
実は、Yさん同様、
このブログに時たま登場する僕のポンチキ友達のプリリンねーさんに、
ある時、このことを「さり気なく」聞いてみたのです。
「チカラの表れ」の違いはあれど、Yさん同様、
僕が信頼する数少ないポンチキ能力者でもある彼女に
細かい話などは一切せずに、
電話でこんな風に聞いてみたのです......



「あーーー.......もしもしリンコ!?
アチキです。ええ。ええ。わちきです。ええ。
ちょっとつかぬ事を聞くけど今イイよろし??
イイ!!
あっ、そぉ!
ありがとうでやんす。ええ。ええ。
じゃ、聞かせていただきますね。遠慮なく。
えーっとですね、、なんだかですね、
座敷童子さんがウチにいるみたいなんだけど、ねーさん話せる?
因みに。どーだろ?」

「えーーーーーーっ!?ざしきわらしぃぃーーーーっ!?
なにぃ?突然!?
笑っちゃうね(^∇^)それ。ホント?」

「うん。ホントだと思う。
よくわかるんだよ。いるのわ。なんだか。
だから試しに話してみてくれないかな。
もし名前があったら教えて欲しいんだな。どだろか?」

「わかった。ちょっと待っててね。話してみる......」



それから携帯の通話口ではプリリンねーさんの
「キャハハハハーーーっ!!」
という “一人高笑いショー” がしばらくの間展開されていて、
それがひと段落すると、また、
おもむろに話し出してくれました......



「面白いねーー。。いるみたいよ(^∇^)うん。
名前はツカヘイっていうんだって。
uzmetさんが気に入ったからついて来たんだって」

「おおおっ!(@゜o゜)マジか!やっぱり!
そーか、つかへいっていうんだ。古風な名前だね~。
いやさ!実はさ!友達のYさんに言われてね、
それで念のための確認でねーさんにも聞いたというわけなのさ。
失礼に思わないでもらいたいんだけどね、
でも見も知らない北陸と横浜に住んでる二人が
全く同じことを言うんだから驚くわ!マジで。
ねーさん流石だねぇ~。スゲーなーーーーー......
いるんだなぁ......スゲーナー、、なんだか......」

「うん。笑っちゃったよ(^∇^)でね、男の子だって。
それで黄色いチャンチャンコ着てるみたいよ。
でも中は何も着てないからチ○チ○丸出しだって!
キャハハハハ!!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆」

「やっぱ黄色なのか!?
中着てないの!?スゲーな!(O_O)」

「そうね(^∇^)
それでね、なんか、、、大山(だいせん)から来たって言ってるよ。
uzmetさんお寺の鐘撞堂のところで笑ってた?
鐘の手綱が牛の尻尾だって気付いてたでしょ?
それを見てついて来たんだって。
あと大山には女の子の座敷童子もいてね、
女の子は桃色のチャンチャンコなんだって。面白いね」

「モモイロ!?」

「そう。それでツカヘイはいつもリビングにいるんだって。
コニャさん(奥さん)も楽しい人で好きだって言ってるよ(^∇^)」

「コニャまでか!?マジか?
うーーんと、さ、、
じゃ、好きな食べ物とかもあるのかな?聞ける?」

「ちょっと待って、、、、、、、、、、
うん。あるって。
きな粉餅が大好きなんだって!!
キャハハハハーーーーーっ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆」



つづく。。。



鳥取県、境港市にある漫画家「水木しげる記念館」と
水木しげるロード。。





この先には、
またいつか記そうと思っている美保神社(みほじんじゃ)という
日本の古代史を語る上で絶対に外せない由緒深い!
ミステリアスな神社もあります。
海に山に、自然もパワーも豊かで、
水木さんの故郷らしい
古(いにしえ)の日本の香りが色濃く残るような土地です。





荘厳なる大神山神社(おおかみやまじんじゃ)、奥宮。



美しきツカヘイさんの故郷。。



つい先日、その水木しげるさんが他界しました。
なので、色々と考えるところはあったのですが、
この話を記し残しておこうと思いました。
ツカヘイさんもそうして欲しいと思っていると思います。

水木さんはピカピカの純粋な心で、
コノ澱みがちな世界を見事に生き抜いていった凄い人だと思います。
だからこそ、でしょうか、
現代に生きる多くの人が見えなくなったもの、
感じれなくなったものをずっと見れて、
感じとれて、
表現もし続けてきた人のように僕には思えています。
そんな水木さんが描き続けて来たモノモノというのは、
本当は、今に生きる人々の中から

「だんだんと失われつつある大切なもの」

だったのではないでしょうか。
水木さんの描く妖怪や物語とは
そんなものの象徴だったような気がしてなりません。
そして、いつも、
そんな大切なモノモノというのは眼だけでは見えないものばかり。
僕はつくづくそう思います。



「みずきしげるの古代出雲」
この漫画作品は水木さんがその心眼で捉えた古代日本、
出雲の記録。記憶。216ページには

「そもそも僕が古代出雲王朝のことを描こうと思ったきっかけは
三十年程前から古代人らしき青年が
夢の中にちょくちょく現れるようになったからだ」

とも書いてある、ちょっと興味深い本です。
個人的には多くの部分で真実に迫っているものではないか
とも感じていますし、
このブログでも時折記してきた
僕の古代日本史観ともリンクするところもあります。
自分のビジョンに確信を与えてくれるような
有り難き書物の一つでもあって、
「流石水木さん!」
とも思える本です。

僕の家にいるツカヘイさんの物語は、実は今も進行中です。
夢のような、お伽話のような......嘘のような、ホントのような......
そんなことが色々と起きちゃったりもしていますが、でも、
僕はそんな虚実、真贋の部分などはどうでもよくて、
たとえツカヘイさんが嘘で幻で虚構の座敷童子さんだとしても、
そんな存在を意識しながら過ごす毎日には
なんだかとても大切なことを教えられているような気がしているのです。

水木さんが漫画で伝えたかったことというのは、
きっとこんなことなのかな......と、
鬼太郎ソックリの、
ギョロリとした大きな目とザンバラ髪スタイルの
ツカヘイにいつも教わっています。

水木さんへの哀悼の意も込めて、
こんなポンチキブログを見てくれる僕の大切な人達にも、
このツカヘイさんのお話をもう少し記しておこうかと思っています。

.......あっ!!
頭わ正常だおっ!(=゜ω゜)ノ タブン......


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2 コメント

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ツカヘイ (プリリンねーさん)
2015-12-03 08:46:31
ツカヘイの名誉のために訂正すると、黄色いチャンチャンコの下には、かすりの着物を着ているのですが、憑いている人が食いしん坊なので、一緒にいたら、太ってしまって、はだけてしまったようですよ。

なんとも、水木しげるさんのタイミングでしたね。
プリリンねーさんへ。 (amenouzmet)
2015-12-03 11:30:34
安心してください。履いてます。。じゃなくて、
次回はその話から入るのでご安心ください(^_^)

つか、誰が食いしん坊やねん!( ̄  ̄)

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