雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

金陵、金刀比羅

2017-01-14 08:08:51 | 美味い...パワスポ寺社
「金陵=きんりょう」の「煌=きらめき」
うまいっす(^^)スムースでフルーティ。
ワイングラスで出されても

「飲みやすい白ワイン!」

と思って飲んじゃう感じ。
日本酒が苦手な僕さんでもウマウマで飲めちゃう♪よっちゃう♡
本当に日本酒が好きな方々にはちょっとあるまじき!?
嗜好性かもしれませんが、
ヤワでフニャフニャな僕にはとても美味しく。
優しくも感じられます。

「僕さん好みの日本酒チャート」で久々のヒット!

こんな個人的ヒットな日本酒はコレまでも幾度か記してきましたが、
チョイトまとめると、
今のところの筆頭!第1位!は佐賀県、鍋島酒造さんの「ニュームーン」で揺るがず。

第2位は青森県、八戸酒造さんの発泡日本酒
陸奥八仙 prototype=むつはっせん プロトタイプ

第3位!は福井県、黒龍酒造さんの「九頭龍」

第4位!は結構スタンダードですが、
新潟県、朝日酒造さんの「久保田 萬寿 純米大吟醸」

そしてこの「金陵」の「煌」さんが久々のランクインで第5位!
......というか、5番目に出会った!
という方が正確でしょうか。
ええ。ええ。すこぶる好みっす(^^)

それでもって、
そんな美味しいお酒を作る酒蔵さんというのは何処ぞにあるっぺねー!?
と、例によって例の如く感涙御礼の好奇心でもって調べてみると。
四国、香川県の「こんぴらさん」にある酒蔵さんでした。
名前は西野金陵さん。
アノ!金刀比羅宮(こんぴらぐう)の真ん前!という立地。
マジですか。そーですか。
やっぱりそーいうスゲー神社のある所にはこんな御酒が生まれちゃうっ!
ちゅーワケですか。
特別感のある酒蔵さんを調べたりなんかすると、いつも

「ヤバイ!」

と感じる神様スポットがあるような場所ばかりで。
衝撃というか、やっぱりというか。
偶然にしても妙に納得もしてしまいます。
ちなみに鍋島酒造さんは過去記事で記した通り
祐徳稲荷神社」さんのお膝元。
黒龍酒造さんはやはり過去記事で触れた「永平寺」さん。
朝日酒造さんは、これまた名を伏せながらチビっと記していた
宝徳山稲荷大社」さん。
八戸酒造さんはまだココで記してはいませんが、
現在本殿焼失中となっている蕪嶋神社(かぶしまじんじゃ)さん。
そして今回の西野金陵さんは、いわゆる、有名な「こんぴら」さん。
なんだか色々と感じ入ってしまいましたのです。。

それで、まぁ、折角ですので、今回はその
「金刀比羅宮=金毘羅宮=こんぴらぐう=琴平宮=ことひらぐう」
さんのことをチロっと記しておこうかと思いまする。
かな~り古い、ボケボケまんじゅうな携帯写真のオンパレードとなりますが、
そこはユルリとお許しをいただきつつ、それより何より、
この金比羅宮のある地というのはやっぱりスゲー地力を持っていて、
スゲー神様が降りられる感じなのでございます。

「ことでん」と呼ばれる、
ちょー味のある高松琴平電鉄で向かう「こんぴらさん」が......
ナンカよいのです(^^)



琴平駅を降りると日本一の高さの高灯篭。



門前街を抜けつつ......







名物「こんぴらうどん本店」さんの「こんぴらうどん」( ̄w ̄)



山に向かいひたすら続く参道の階段が現れます。
最奥の奥社まではなんと1368段も!あるそーで。
かるーく登山です。ええ。ええ。





ココは、言わずと知れた全国の金刀比羅神社、琴平神社、
金比羅神社等の総本宮。
多くの人から親しみを込めて「こんぴらさん」と呼ばれています。
街の名前は琴平町。ことひらちょう。神体山の名前は琴平山。
ゾウさんの形に似てるので「象頭山=ぞうずさん」とも。



参道の両脇には伏見稲荷大社の赤鳥居の如く、
山頂まで延々と居並ぶ寄付の証の石碑さん達。
五十万円とか百万とか三百万とか......ざら!(@。@)ヒャーッ!



参道や街の彼方此方で見かけるこの神社のコピーというのがまた秀逸で。
こちらは参道の中でも一際爽快な「桜馬場」と呼ばれる場所ですが、
そこに掛かる
「しあわせさん。こんぴらさん」
というあまりにキャッチーで神社感の無い横断幕......



まぁ、このコピーに滲み出ている様に、
いい意味で、とても商売上手な神社さんでもあります。
コピーライターとか広告マンなどの影も......
なんとなく......全てがおじょーず。
境内のど真ん中にはクールなデザインの「神椿」なんてカフェもあります。
神社境内のど真ん中にこんな本格的なカフェレストランを造ったのも
コンピラさんが最初なんじゃないかなぁ......多分。わかんないけど。
運営は「資生堂パーラー」さんがしているらしく、
内外のデザインも神社らしからぬ!?クール&モダンな感じ。
田窪恭二さんという方のデザインだそーで。。





青い線がグルグル描かれている不思議な壁は、なんと有田焼!
のタイルで出来てます。ホヘー。。(*゚0゚)
そしてなんと言っても、
キャッチーこの上ないのは神社さんのトレードマーク。
丸に金の文字。いわゆる「マル金」マーク。
それが上手くあしらわれたコレまた
「とても欲しくなる感」満載!絶賛級!のお守り。
スコブル可愛い、
小さな「コンピラ犬=こんぴら狗」さん迄も付いてくるのです。



「幸福の黄色いお守り」などと呼ばれています。
気が付いたらコニャ(奥さん)の分まで買っちゃていたのでする......
(-_-)うぅーむ。。商売上手。

「なぜにワンさんなの?」

というと、古来よりコンピラさんは伊勢神宮と並ぶ憧れの聖地だったようで、誰もが

「一生に一度は行ってみたい!」

と思い慕われていたのだそうです。
でも、どーしてもそんな願いが叶わないような時に、

「せめて、私の代わりにお前さんが行って、
参拝してくれねぇーべかぁぁ。。。」

と、誰彼となく、自分の飼い犬さんに!代参を託しだしたのだそうで。
主人の元から送り出されたワンさんの首には大きな風呂敷袋が巻かれ。
その中には主人の名を記した木札や初穂料、
道中の食費などが入っていたようです。
飼い主から夢を託されたそんなワンさん達は、
同じ旅をしている旅人さん達や
街道沿いの人々から手厚いサポートを受けたりしつつ、
コンピラさんにちゃんと辿り着いたのだそうで。
そんな主人の代参をしていた犬さん達を「こんぴら狗」と、
そう呼んでいたのだそうです。
言わば、日テレ「はじめてのおつかい」状態。
なんだかその時代の人々の心のおおらかさとか、優しさとか、
他人への思い遣りとかが伝わって来る様な話なのです。
現在の境内にはこんな銅像もあります(^^)



さてさて、そんな逸話満載の、
古来より人々の憧れであった神社さんの主祭神は......というと、
「大物主=おおものぬし」の神。
奈良県、三輪山や東北、鳥海山にも座する古(いにしえ)の神です。
文字どおり、大物!です( ̄∇ ̄)
原初の神社が出来た後の時代。仏教がこの国に伝わってきた頃。
時ならぬ仏教ブームにノッて、
この地に被せるように建立された寺院などと共に、
大物主という主祭神名は書き換えられてしまった様です。
後ろの御神体山や土地の名前......琴平(ことひら)......なども、
その時に、仏様の名前に置き換えられていったのでしょう。
コンピラとはクンピーラであって。
ヒンドゥー教における「水神=ワニ」を神格化した神の名前。
神社前を流れる綺麗な金倉川との関連はもちろん、
昔は、縄文海進でもって、
今よりもっと近くに海があった
であろうことも確かです。
そんな元々祀られていた神様の力が別格過ぎるというコンピラさん。
いわゆるパワースポットなる場所は、
境内や参道の彼方此方に沢山あるように感じられます。
本当にスゲーところっす。



本宮周りはもちろん、



個人的には、
この山の真ん中あたりにある「旭社=あさひしゃ」さんとかは
スコブル異様な宇宙力を感じたりします。



他にも山頂近くにある菅原神社とか、
最奥地にある奥社「厳魂神社=いずたまじんじゃ」とか。
その横に聳え立つこの岩場「威徳巖=いとくいわ」とか。



よーく見ると岩壁には天狗さんのお面が二つ掲げられています。
この岩壁全体が異様な力を発していて、
そんなことは神職の方々もちゃんと解っているようで。

大物主さんとはこの時にも記した様に、一部、
あるいはそのまま「饒速日命=ニギハヤヒ」さん。
スサノオさんの息子の一人であり、
古代大和の王であり、
この国の統一に力を発揮した神。
九州併合に動いていた時は「大年=大歳=おおとし」とも呼ばれていた神。
記紀神話において、
編者団がその権力の確立と保持の為に最も存在を消し去りたかった神。


しかし、どっこい。

ココ、コンピラの地では、今もしっかりと、
天地の力と多くの人々の崇敬のによって、
その崇高なる息吹は強く息づいています。
「金陵」の味にも、
そんな力とコンピラの地に関わる人々の優しさが......
入っているような気がします(^^)


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コメント (8)
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