東京・ウサギsatellites

ウサギについてきた人だけが迷い込む不思議な衛星。。

書くか書くまいか~小説追記部屋(映画もあるでよ)~

2016-10-15 21:36:34 | 日記
『秒速5センチメートル』で嫌いになった新海誠監督の最新作『君の名は。』

少し前まではテレビで予告を何度見ても「(見ない。この監督の作品は見ない)」と、スルーしていたのですか、ご縁とは不思議ですね…小説を読むことになり、その流れで映画も見ることになりました。


まず、最初に一言。


あぶなかった...こんなに素敵な作品を見逃すところだったよ狭小の自分!


秒速~で抱いた印象を覆す力がこの作品にはありました(ちなみに監督はパンフレットにて秒速~に関して意外なことを述べていらっしゃるのですが、それはまた後ほど)。

それと今回は小説の感想と共に映画の感想も大阪ウサギの方に書こうと思ったのですけど、あちらがお茶してる最中なのでとりあえずこちらに上げようと思います。ですがその前に、、、小説も映画もまだの方は、この先は読まないで下さい。ネタバレ的感想にもなっていますので色々と知ってしまってから作品と向き合っても、確実に楽しさが半減もしくは消え去ると思いますので。よろしくお願いします。





さて、原作小説があると知った時、映画監督が小説を書くってどんな感じなのだろう?と興味が湧きました。でもまあ天は二物を与えますよね(これもう定説ですよね?)、大人も子供も楽しめる読みやすさと読みごたえがありました。

予告でも分かる通り高校生の男女の心が入れ替わるのですけど、その辺りが面白い流れで描かれていて、行間的にも面白い形となっていて、こんな風に小説って作れるんだな~と新鮮な印象を受けました。それから後書きにも綴られていましたけど映画の三人称とは違い一人称なのですよね。つまり2人それぞれの視点であるために、その時その時の感情が分かりやすい。なので映画を見てから改めて読むと面白さが倍増するように思います。


ちなみに少しズレますが、伊坂幸太郎作品でも述べたことがある ‘小説が先か映像が先かどちらが望ましいか問題’ ...映像が先の方がより楽しめる、という結論に落ち着きました。

今回のこの君の名~では小説をきっちりと追っていて(映画先行だと思うので当たり前かな?)先を知ってしまっていたせいか、この先どうなる!?的ドキドキワクワク感が半減してしまい...これはもうヒジョーに残念だったというか、コミカルな前半からシリアスな展開になる際の館内の様子の変化を感じて(ポップコーンを食す音が消え、ざわめきがやんでシンとなった)、ああ...先を知らない状態で見たかった──とつくづく後悔。でも致し方なかったのですよ...秒速~のような突き落としを二度もくらってたまるか←と、ラストを知りたくて読んだ面もあったので。

そしてその秒速~のラストについてパンフに書かれていたことなのですが、深海監督はハッピーエンド/バッドエンドという考え方をしたことはなかったそうですね。‘自分の思いとはずいぶん違う伝わり方になってしまったという感覚があったんです’ ‘作品の受け止め方はもちろんお客さんの自由だけれど、少なくとも僕としてはバッドエンドを描いたつもりはなかったんです’ と述べてらっしゃっていて、とても意外でした。だって、、、あれをバッドエンドと言わずして何をバッドエンドと言うのでしょう?狭小の私の心が深い何かを見落としている自覚はあるのですけれども。。大阪ウサギのティータイムⅡにて諸々述べてしまっておりますけれども、寒い中を奇跡のごとく共にした2人が最後に想いを通じ合わせることをただ純粋に願っていたので、私としてはあれは悲しいバッドエンドなわけです。




というわけで、恐る恐る小説を先に読んだわけなのですが、一筋縄ではいかなかったけれども突き落とされずに済みました(よかった)。


つづく
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