ZABADAK with Rivendell@青山

初めて入ったライブハウスの中は、なんかお洒落な空間だった。インテリアとか、青山といえばまあさすが青山っぽかった。テーブルとかカウンターとか座席はたくさんあったけど、すし詰めにされた。観客はね、男女は半くらいで、青壮年が中心って感じだけど、学生らしき人もいた。

ZABADAK with Rivendellだが、実質的にRivendellはZABADAKのサポートという内容だった。Rivendellというのはアコーディオンの女性とハープの男性で、アイリッシュな音楽を演奏しているらしい。吉良知彦が早々にこれから長い付き合いになると言っていて、今後はエレキなZABADAKと並行して、この構成+αでアイリッシュな音楽で活動していくらしい。
もちろん小峰公子もいる。というか欠かせない。というかもはやZABADAKと呼んだ方が早かろうに。Rivendellの人がアコーディオンを操るから、小峰公子のアコーディオンはほとんど出番がなく、鈴やシャカシャカするやつを振りながら歌ったりコーラスしたりした。吉良知彦はアコースティックギター。
ZABADAKの楽曲はアイリッシュ合うと思う。アルバム「IKON」辺り、その色も強く感じられるし。

今回は吉良知彦が歌う割合が多めだった気がする。ちゃんと計ったりはしないが、小峰公子との比率は6:4てとこか。それと懐かしめで、初めて生で聴くような曲が多かった。「harvest rain (豊穣の雨)」「夢を見る方法」「Psi-trailing」など上野洋子在籍時とか、ソロになって間もない頃のとか。近年の作品は演らなかったな。かつて上野洋子が歌っていたのを、いま小峰公子でなく、吉良知彦が歌う。それが印象的だった。
寂寥感たっぷり。弦の音色ひとつひとつを、じっくりライブハウスに漂わせる構成だった。小峰公子のユニットの歌とか、アイルランド古謡もちょっぴり演ったが、ほぼ懐かしめなZABADAKと言って良いでしょう。

吉良知彦は言動ともに、何だかのっそりしている。小峰公子がフォローするから良いが、小峰公子がいなかったら何も進行しなさそうなほど、のっそりしてる。
すし詰めではあったが、それでも心地としては落ち着いて、ゆっくり聴けた。終盤になって、お祭りチックな曲になり、観客の手拍子が入る。イントロから歌に入ると、サッと止むのね。で、サビに差し掛かるとまた手拍子。この切り分けは必然でしょうか偶然でしょうか。
締めは「EASY GOING」というやつだが、これを始める時、吉良知彦と小峰公子が揃ってマイクスタンドをグイッと上げて立ったが、。これも合わせる練習したんだろうな。この曲だけ立つお客さんもいた。
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