波打ち際の考察

思ったこと感じたことのメモです。
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波屋山人

右利き左利き

2012-06-07 23:50:30 | Weblog
昼ごはんのときに、左手でお箸を持って食べてみた。
506キロカロリーのヘルシー弁当はおかずの種類は多いけど、量が少ない。
いつものように食べていたら5分で食べ終えてしまいそうだ。

そこでちょっと頭をはたらかせて、左手で食べてみることにした。
慣れない左手なら、つまむのにも苦労する。
早く食べることができないからよく咀嚼する。満腹感も追いついてくる。

それにしても、なぜ普段ぼくは左手で食事をしないのだろう。
左手を使うのが苦手だから?
そりゃあ、苦手意識があることを避けていたら、いつまでも得意になるはずはない。

でも、苦手意識があることでも、実際に試行錯誤していけば、
どんどんうまくなって行くんだろうな。
何日か左手で食べていたら、そのうち左手で食べるスピードも早くなってしまうだろう。

もしぼくが右手を怪我でもしたら、左手を使って食事することを試みる。
「まずは左手で箸を持つ訓練をして、何かを挟む訓練をして、それからうまく食事できるかどうか挑戦」、などという悠長なことはしない。
実際に左手で箸を使う中で、タイミングや扱い方や感触を知っていく。

語学だって似たようなものかもしれない。
外国に放り込まれたら、生きていくためにその国の言葉を使おうと試みる。
「まずは単語を覚えて、会話教室に通って、それから近所の人とのコミュニケーションに挑戦」、などというまどろっこしいことはしないだろう。
実際に外国語を使う中で、ニュアンスや使い方やコミュニケーションの仕方を覚えていく。


ぼくは生まれつきは左利きだけど、右利きに育てられた。
だから、左利きと右利きが混在している。
筆記用具は右、大工道具は左、
卓球のペンハンドは右、シェイクハンドは左、
ビリヤードは左、ダーツは右の方がちょっと上手い。
テニスはうまくないけど右でも左でも振りかぶったサーブはできる。
ボールを投げるのは右だけど、左でもけっこう投げられる。

グワシ!ポーズ(手を開いて中指と小指を折り曲げる)は
左だと完璧にできるけど右もそこそこ。
仕事が忙しいときは両手にマウスを持って2台のPCを操作することもある。
両手に赤ペンとエンピツを持って校正チェックすることもある。

目標は、左右両利き。
右と左、内と外、聖と賤、秩序と混沌。
柔と剛、収縮と拡張。最小限のバランスと広大な空虚。
見えるものと見えないもの、価値のあるものとないもの。
そういったところを自由に行き来し、感知する存在は、魅力的だ。

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