波打ち際の考察

思ったこと感じたことのメモです。
コメント欄はほとんど見ていないので御用のある方はメールでご連絡を。
波屋山人

カモミールティーお取り寄せ

2010-11-13 19:51:14 | Weblog
先日、いくつかお取り寄せ注文をした。
カミツレ研究所のカモミール製品と、オカハタの梅干しと、漁が解禁になったばかりのセコガニ(ズワイガニのメス)。

さっそく今日、カミツレ研究所のカモミール商品が届いた。
オーガニックなカモミールティーと、カモミール石鹸と、カモミールドリンク。
(カモミールは、英語ではカモマイル、ドイツ語ではカミッレ? カミッレがカミツレと表記され、カモミールの別名として認識されている)

鎮静作用のあるカモミールはむかしから好きだ。
忙しい日々のなかでも、カモミールエキス入りの風呂に入ってリラックスし、カモミールティーを飲んで会社に向かう。
年齢の割に若く見られる理由のひとつは、カモミールを愛用していることだろう。

・カミツレ研究所の華密恋(かみつれん)
http://www.kamitsure.co.jp/

江東区で印刷会社を経営している人が、故郷の長野でカモミール事業を進めている。
派手な事業ではないけど、良い材料を使い、人々の健康のことを考えて製品をつくっている姿には感銘を受ける。
化粧品業界は原価率の非常に低い製品が多いけど、カミツレ研究所の製品は、かなり減価率が高いのではないかと思う。
すべて国産の材料を使い、手間をかけて製品化している。
少々値段が高くても、その安全性や効能を考えれば、割高ではない。

・相互印刷工芸
http://www.sogo.ne.jp/outline/about_us.html


明日は梅干しが届く予定。
南高梅で有名な和歌山県田辺市の、減塩梅干しのパイオニア的な店。
オカハタの「幻の梅」と「うまい梅」。
500gでそれぞれ3000円と2900円。11月末までは5千円以上購入した人に紀州梅の酢がつく。
これは、ゲッツ板谷さんのブログで紹介されていた、おそろしく血圧が下がる梅酢。
ぼくはかなり血圧が低いのでまったく血圧を下げる必要はないんだけど、オカハタのサイトを見ていたら梅干しが食べたくなった。
むかしから酸っぱいものが苦手で、梅干しなんて興味がなかったけど、オカハタの梅干しならおいしく食べられそうな予感がある。

・オカハタ
http://www.okahata.com/

・ゲッツ板谷 血圧の高い人、健康になりたい人に吉報!
http://getsitaya.blog24.fc2.com/blog-entry-99.html


近いうちにセコガニ(セイコガニ)も届くだろう。
小さいのが1キロ、8~10杯ほどで3千円。
セコガニは年末の味覚。
上海蟹と大きさは似ているかもしれないけど、上海蟹よりはるかにおいしく、値段も安い。
内子や外子だけでなく身もおいしい。
神楽坂の居酒屋、福智屋には来週後半には香住から入荷するらしい。
この数年、自分で取り寄せたセコガニと、福智屋で食べやすくカットしてもらったセコガニを食べ比べているけど、店で食べるほうがおいしい。
カニのグレードがいいのか、保存状態がいいのか。
来週はそのあたりを確かめたいと思う。

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旅の途中

2010-11-13 17:57:15 | Weblog
休暇をとり、10月下旬から11月初旬までの二週間、ロンドンからイスタンブールまで一人で旅していた。
東欧のロマ(ジプシー)の人々の実態を見ることとが主目的。
小さなバックパックひとつ背負った身軽な格好だけど、今回ははじめて一眼カメラとノートPCを携帯。
ヤフオクで1万円余りで落札したパナソニックのレッツノートCF-R3は小さくて軽い。
バッテリーはまだ4~5時間もつので気軽に機内や車内で思いついたことをメモした。

成田からドバイまでは10時間以上。ドバイからロンドンまでも7時間以上。
ぼんやりと窓の外を眺めていると、いろんなことが頭をよぎる。
下記のようなことを無意識に綴っていた。

■旅の途中
混沌とした力を想像させるゆらぎを隠蔽することによって近代は発展をとげた。
問題解決能力の高い人たちによって、うねりのある民族音楽、ひるがえる民族衣装、表裏のある人間関係などは、無駄が多いとみなされた。
整理された音楽、スマートな衣装、論理的な行動は、目的にむかって最短距離を行くことができた。
だが、長い歴史の中で成り立ってきた音楽や衣装や人間関係は、何かをなしとげるために設定されたものではない。
日々の暮らしの中で感じられるものに対して、全方位的に対応している。
ありとあらゆるものを受け止め、認識していくうちに見えてくるものもある。
何かを意識してその方向に進んでいく人も多く、その人たちのほうが競争力が強いけど、それは決して効率的ではない人たちに価値がないということではない。
はしごをかけて次のステップに行く人もいれば、空間を埋めつくしてから次の領域にはみ出していく人もいる。
うねりには、生命力がひそむ。
だから、現代にも効率を無視したようなものがいまだに各地に根強く存在する。
さっき早朝のドバイ空港で声明に似たイスラム教のアザーンを聞きながらそんなことを考えた。
これから2週間、多くのうねりにふれるだろう。
それが暴力や詐欺やナンパという形で迫ってきませんように。
今回の旅ではさっそく機内で隣の席のマダムからガムをもらったり、乗り継ぎ街の今座っている席の隣のアラブ男からレッドブルを1缶いただいた。人の好意をありがたく受け取る、良い旅の兆しだ。

■砂漠の空
早朝ドバイを発って今イラクの上空。黒っぽい水路か道路と、白っぽい砂漠が広がる。
蛇行する川の周囲に緑は少ない。
何もない世界に生きる人たちは、自分の存在を確認するために、抽象的な概念を発達させたという話を聞いたことがある。
熱く乾いた大地では、どこまでもさえぎるものがない。
ボウフラも虫も水も何も湧き出てこないだろう。
食べ物は腐食する前に干上がり、遠くから近づく侵入者が見えても、防ぐ手立てはない。
温帯や熱帯の湿潤気候の土地では、いくら刈っても雑草は生い茂るし、放っておけば食べ物はすぐ腐り、ハエの幼虫が動き回る。
生き物が育ちやすい土地では、どこまでも混沌とした世界が広がる。
あらゆる草木が生い茂り、絡み合う。さまざまな生物が自分の居場所を見つけようとする。
「日本人は論理的ではない、他者との関係の中で自分を位置づけようとする」ということがよく言われる。
ほかの人やほかの国の人の意見を気にする。
そういった馴れ合い体質は、乾燥した大地に育った思考になじんだ人には理解しにくいものだろう。
ただ、砂漠で生きていく人に砂漠で生きて行くための思考があるように、生命があふれる混沌とした自然の中で生きていくための思考にも意味はあるのかもしれない。
少なくとも、ぐずぐずして弱腰でなさけない日本にも、存在を保つための何らかの強さがあるのだろう。

■差別
差別は、世の中の仕組みを知るための格好の素材だ。
差別をただ否定するのではなくて、
なぜそういったことが生じているのか分析してみたい。
差別者を排除しても知的レベルが上がるわけではない。
犯罪者を疎外することも立派な差別。
社会問題になる差別と、問題視されていない差別がある。
ある価値観によって、差別的構造の一部が社会問題化している。
差別について考えることは、価値観やコミュニケーションの根源に触れることにつながる。

■インプット・アウトプット バランス
ワーク・ライフ バランスの研究は一時的な流行だったのだろうか、
あるいは単に本質的な視点が欠けていただけだろうか。
今や、インプット・アウトプット バランスが大事。
得たこと、出すこと
知ったこと、伝えること
売ること、買うこと
学ぶこと、活用すること
稼ぐこと、消費すること、
練習すること、実行すること
こういったバランスをよりよくすれば日々が充実する。
ぼくは何を吸収し、何を発信しているだろうか。
何を溜め、何を放出しているだろうか。
何を稼ぎ、何を消費しているだろうか。
そういったことを意識してみたい。

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