しらくもや かまとかたてり ふけたはた けふりてたかと まかやもくらし
白雲や 釜土が立てり 吹け田畑 煙り出たかと 真茅も暮らし
解説
白雲や 釜土が立てり 吹け田畑 煙り出たかと 真茅も(摩訶やも)暮らし
茅葺屋根から立つ釜土の煙がのどかな田畑に広がる風景を見て、そのようなのどかな日常の暮らしこそ大いなる摩訶不思議である . . . 本文を読む
ゑんろあやなす いくねふり 遠路綾なす 幾眠り
おもてさらけつ ほしゆには おもて晒けつ 星斎庭
とかれるめうち わへまみえ 解かれる妙致 我へ目見え
むゐのそこひを たきよせぬ 無為の底ひを 抱き寄せぬ
これを見直していたら、
ゑんろあやなす 遠路綾なす
いくねふり 幾眠り
さらけつおもて 晒けつおもて
ほしにはゆ 星に映ゆ (または)はゆほしに 映ゆ星 . . . 本文を読む
よあけのはんを てらすやみ 夜明けの晩を 照らす闇
さわめくそこに うかふまゆ ざわめく底に 浮かぶ繭
おりなせるゐき ほとひたち 織り為せる閾 程日経ち
えもしれぬいろ つねへゑむ えも知れぬ色 常へ笑む
解説
よあけのはんを てらすやみ 夜明けの晩を 照らす闇
さわめくそこに うかふまゆ ざわめく . . . 本文を読む
すり足の 遥か峰 羽衣よ舞う
追記(11/21)
初稿に直しました。
すり足の 遥か峰 羽衣よ舞ふ
の歴史的仮名遣いの方は、やはり違うので変えます。
この句はやはり現代仮名遣いが私の心象です。
この句を見る度に気に成って気に成 . . . 本文を読む