にんさつけらる そゐのふて 任授けらる 所為の筆
むちをいくなね ゑかきませ 無地を生く汝 描きませ
ひころおほえぬ われりとめ 日頃覚えぬ 我利止め
あゆみうはたす やへもよし 歩み上足す 八重も良し
むちをいくなね ゑかきませ 無地を生く汝 描きませ
ひころおほえぬ われりとめ 日頃覚えぬ 我利止め
あゆみうはたす やへもよし 歩み上足す 八重も良し
解説 人生における上書き修正の歌になりました。
任授けらる 所為の筆
無地を生く汝 描きませ
日頃覚えぬ 我利(割れり)止め
歩み上足す 八重も良し
我利:割れ良しになっているなと、覚えたら:気が付いたら、もう止めて、八重:いくらでも何度でも上書きして歩んで行こうという感じなど。
そい そゐ:所為…したこと。せい。しょい。 行為。
これを作っていると、行為そのものも、与えられたもので任そのものだったんだなとあらためて感じ、行為出来る事に喜びと感謝を新たにしました。
生きて白紙の未来を持っているとは終わり良ければすべて吉に出来るものを持っている事で、無地:白紙=神そのものではと感じたのを想い出します。
ただ、最後に、人生という額縁に描き出された自分自身そのもの、ありのままの歩みを、関係者全員に観覧されるのかと想うだけで生の御酢を薄めずに飲んだ時のような身震いと変な汗が出てきます、笑。
任に忍と仁を重ねて感じます。