あまねのにっきずぶろぐ

婚活している36歳の引きこもり女のブログでっせでっせでっせでっせ。
創作の詩と小説書きでっせでっせでっせでっせでっせ。

終末論者

2017-05-05 16:06:39 | 随筆
今日はなんて心地の良い日だろう。
まるで生まれ変わったような心地だ。
きっと素晴らしい夢を見ていたのだろう。
それを書き留めようと想っていたが、まどろみのなかに二度寝したらすっかり忘れてしまった。
あたたかいベランダへ出て、枯れた草を引き抜き、わたしは新しく大麦若葉の種を撒いた。
枯れた根の蔓延るプランターの土にもちゃんと育ってくれるだろうか。
今日はなんて碧落に晴れたそよ風の吹く日だろう。
この地球とも、もうすこしでお別れだ。
もうすこしでこの地球という星も、何者の生命をも暮らすことの叶わない星となる。
海は涸れ果て地は砂漠となる。
産みは彼果て血は裁くとなる。
わたしは罪を、みずから贖う為、この青く美しい星に降り立った。
わたしの罪は重苦しく、もう何度生まれ変わったか憶えてもいない。
何度生まれようとも、わたしはわたしの罪を贖い切れないことを知っている。
それほど深く生きる世界が色を失うほどの罪をわたしに課したのはわたしである。
わたしはこの贖罪の為に生まれる星は、地球以外に存在しないことを知っている。
この地球では、罪を贖いきるということ以外のすべてが叶う。
この地球では、罪を滅ぼさないための種がどこにでも落ちている。
この地球では、何者をも愛さないことがわたしに叶わない。
この地球では、何者かを愛することはすなわち罪の種を撒くことになる。
わたしは滅びたいとは一切願わない。
永久に罪を贖いつづけたいと願うわたしが滅ぼされることは、この世界の愛の滅びを呈している。
わたしはこの世界の愛を信じている。
「愛はけっして滅びない」(コリントの信徒への手紙一 13章8節)わたしが滅びゆくとはすなわち、この世界すべての愛が滅びゆくときである。
永遠に、罪を滅ぼすことのできない罪深いわたしにも、あなたは涼しい霊の風でわたしの頬を懇(ねんご)ろに撫でてくださる。
わたしはもう何をも、見てはいない。あなた以外の何をも。
わたしには見えないのです。
わたしはいつの日かあなたと、この永遠に贖い切れない罪をわたしに課しつづけてくださることを懇願し、あなたはそれを快く許容し、わたしをあなたの国へ迎え入れてくださり、わたしとあなたは契約を締結した。
わたしは今、この地球上すべての生命が滅びゆく日が見える。
とても静かに、一つびとつの命が崩れおちてゆく姿が見える。
あなたはわたしの願いを、けっして裏切らない。
もう何も、見ることはない。
あなた以外の何も。











ジャンル:
その他
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 繭の綻び | トップ | 🌓肛門期サディズムの復讐🌓 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。