あまねのにっきずぶろぐ

婚活している36歳の引きこもり女のブログでっせでっせでっせでっせ。
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「僕たちは共に老い、共に独りで死のう」

2017-08-05 23:43:40 | 随筆
花火の音なのか、雷の音なのか、爆弾テロの音なのか、戦争勃発の音なのか、家にずっと居てニュースも見なければ全く解らない。
しかも音と共に閃光が絶えない。
一体この世界はどうなっちまったんだ?
一体何が起きているんだ?
何故こんなにマンションが響くほどの音がずっとし続けているんだ?
みんなとうとう、本当に発狂したのか。
本当に優しい人は本当に孤独な人だと誰が言った?
俺か。
そうさ歳を取るってことは、死に向かって近づいていくってことさ。
地上に産まれ落ちてから留ることもできずに着々と死は近づいてくる。
死が俺を追いかけてくる。
死が俺を待ちわびている。
死が俺に向かって微笑みかける。
在り得ない優しい笑顔で。
歳を取るってことは、人間が生きてゆくってことは、そうゆうことさ。
だから人の一生はみな悲しくてならないものなのさ。
それに気づいて欲しい。
つってな。
って誰にゆうてるんだ俺は。
もうこんなことは、始まりにしよう。
そう言って俺は棺の中へとひとり入って深い眠りに就いた。
そうそうこの狭さ、この狭さが本当に、最高だよね。
寝返りを打とうとするだけで肘を棺の天井やら側面やらにぶつける始末だ。
なんとかならないのか、この狭さは。
でもだからと言って三百坪もある棺なら、どこかに必ず誰かがいる。みたいなことに不安になって嫌になるに決まっているさ、そうだろう?ジェイムズ・ディーン。
ジェイムズ、何故死んでしまったんだ。
寂しいよ。ジェイムズ、君が死んでしまって。
君を観ていたかった。
生きている君を、観ていたかった。
1分間、いや30秒、いや、10秒、いや待てよ、たった1秒間、君の運転する車を止めることがあの日あの時できていたなら、君は生きていたんじゃないか。
たった一秒で、世界が変わる世界を、生きている。
たった一秒の差で地獄に堕ちて、死の淵に突き落とされる世界にみんな生きているんだそうだよねジェイムズ。
でも恐れない。
君は恐れなかった。
この世界を。
恐れるよりも、悲しみのほうがずっとずっと深かったから。
君の表情をいくつも観ていると、そう想えてくるよ。
誰もが死へと近寄ってゆく。
それは恐れることより、悲しいことだって、君も気づいていたんだ。
君は死を恐れなかった。
君は死を、いつも悲しんでいたから。
君はいつでも死を感じながら生きていた。
死は君を優しく包み込んだ。
硬い鉄の痛みを解き放った。
死は君を優しく連れ去った。

もう、君は戻らない。
ここには。
誰ももう、君の続きを観ることは叶わない。
夢の世界以外では。









Atlas Sound - Shelia




「そして僕らが死ぬとき、僕らの手でこの身体を埋葬しよう」

















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