年中の活動

水路の清掃や水が汚れていないか、鯉などの大きい魚はいないか、カワニナはいるか、草木の生長は良いか、といった日頃の巡視。
ホタルの発生時は毎日の目撃調査や捕獲に対する啓発、またホタルを楽しみに来られた方の案内など…。
ホタルの発生時だけではなく、私たちは１年を通して活動しています。
翌年、生まれてくるホタルのことを思って、この武庫地区の自然環境がいつまでも続くことを願って…。

西武庫公園ホタルの会

ホタルの幼虫上陸調査 （３月）

ホタルの幼虫は３月末の湿気の多い雨の日の夜に、水路を出て、地面に潜り、さなぎになります。
上陸する幼虫を発見したときは感動しました。
ほのかな明かりをともしながら、ゆっくりと確実に土手をよじ登り、地面をはい、樹木や草花の中に消えていく。
生命の力には驚かされます。



コンクリートの護岸をよじ登る幼虫

ホタルの幼虫調査 （平成１７年２月）

平成１４～１６年の過去３年間、西武庫公園の周辺の水路では確認できなかったホタルの幼虫を調査したところ、数匹の幼虫が発見されました。これで持ち込まれたり、他から飛んできたホタルではなく、この場所で生まれ、育ったホタルであることが分かりました。


「なかなか見つかるものではありません」



「いました！　ホタルの幼虫」


当時は、水路に住む生き物調査も同時に行いました。
ドンコ・カワムツ・カワトンボ・コオニヤンマのヤゴ・カワゲラの幼虫・ゲンジボタルの幼虫・カワニナ・マシジミ・ヤマトシジミ・イソコツブムシ・モノアラガイ・アメリカザリガニ・ヌマエビ・スジエビ・ナガレトビゲラ・タニシなどが生息していました。