政治家に毒殺の噂は絶えないものです。
首相在任中に急死した大平正芳氏や小渕恵三氏の死が毒殺であったという噂は今も燻り続けています。
いずれも実直な人柄で知られ、日本国の権益を外人たちから守り通そうとするタイプの政治家でした。
大平氏は心筋梗塞、小渕氏は脳梗塞で亡くなりました。
心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす薬は一般には知られていませんが、少なくとも確実に脳梗塞を引き起こせる薬の開発にイルミーは成功していると言われます。
彼らにはもともと持病がありそれらの病気になりやすい蓋然性があったのかも知れませんが、連中は相手の弱点を調べてわざとそこに毒を盛るので、蓋然性があったから毒殺の可能性が否定されるというものではありません。
持病で亡くなれば誰も怪しまないのでそこを狙うのです。
私は大学のI教授の下で働いていた時、学位取得前の2年続けて重度の血尿と診断されたので腎臓に毒を盛られた可能性が高いと考えています。
I教授はさかんに私に身体に弱いところはないかと尋ね、私はいつも腎臓が弱いかも知れないと答えていました。
しかし今私は心臓病で頻繁に種々の検査を受けていますが、腎臓は他人より強いことが分かっているので、当時の重度の血尿は不可解です。
腎臓の血栓は心臓に飛びやすいので、私は当時この病気の元が出来たと考えています。
アメリカ時代には研究室のキャレンが私に毒を飲ませようとしたことは明らかです。
一介の研究者に過ぎない私ですら、これだけ周囲に毒の陰がちらほらしているのに、イルミーたちから敵視されていた大平氏や小渕氏が偶然首相在任中に亡くなったとは考えられないのです。
毒は意外と身近なところにあると私は思っています。
腕の立つ料理人で自分の店を持てるほどになりながら、開店後数年以内にガンや重度の腎障害で働けなくなり、店を手放さなければならなかった人を私は知っています。
そうした話は世の中全体ではかなりごろごろしているのではないでしょうか?
イルミーは金を稼げる枠組みを開発した人間が手の者でなければ、それを敵と看做して毒を盛り、枠組み一式がそのノウハウを継承した手の者に譲渡されるようにして、その者に上前を入れさせます。
私は、こうした問題の広がりはもはや一刻も看過出来ない緊急事態になっていると思います。
今はマススペクトログラフィーという大型機械を使えば、それほど費用をかけずに毒物質を同定でき、もし完全に同定出来ない場合も毒を入れられていた高い蓋然性を示す証拠を取ることが出来ます。
そこで警察は、毒殺が疑われるケースにおいて本人もしくは遺族の申し立てがあれば、摂取物のマススペクトログラフィーのデータを取って後日の為に証拠として保全すべきであり、その為の設備と人員を整えねばなりません。
単に証拠を揃える行為を制限する必要はありませんから、例え警察が調査の必要性を認めない場合でも、必要経費を支払う申し出があれば調査が実施出来るようにすべきです。
苦労の末やっと手にした自分の店を、まだ借金を抱えた状態で手放さなければならなかった料理人の無念はいかほどであったでしょう?
そして優秀な夫が再起不能となった奥さんは、以後どれほどの辛酸を舐めることでしょうか?
世の中金が全てだと嘯き、卑劣さに止め処ないイルミーをこれ以上高笑いさせてはなりません。
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