ハープスターの引退が発表されました。繋靭帯炎に加えて種子骨靭帯炎を発症し、再発の可能性も考慮しての引退とのことです。
ハープスターは、私の出資馬ではありませんが、イスラボニータにとって切っても切り離せない存在だっただけに、引退には一抹の淋しさを覚えます。2頭の因縁が始まった新潟2歳S。あれ以来、イスラボニータは、勝っても勝っても常にハープスターと比べられ、格下に見られました。悔しかったし、ハープスターが憎らしかった。新潟2歳S、ハープスターのゴール前1Fの伸びは凄まじかった。でも、イスラボニータは出遅れて、道中ずっと折り合いを欠いていた。直線も馬群のど真ん中で出るところがなかった。スムーズでも勝てなかったと思いますが、断じてあの3馬身着差がそのまま力差じゃない。成長した今のイスラボニータなら、ハープスターに勝てる。ずっとそう思ってきました。(まあ、秋になってからは冷静に見れるようになりましたが)。
いつもチラチラとその存在を気にしていたハープスター。ジャパンカップで再戦しましたが、できれば両者にとってベストな条件である天皇賞(秋)あたりで対戦したかった。ガチンコの力勝負を見たかった。でも、それは叶いません。
ハープスターはライバルとは思っていないかもしれませんが、こちらはライバルだと思っていました。強くて、華やかで、憎たらしくて、目の上のタンコブだったハープスターよ。あなたは素晴らしい競走馬でした。お疲れさま。元気な仔を生んでください。