すべての山に登れ

日々のできごとと山の思い出

大雪の金剛山

2017-02-13 16:13:14 | 山登り
2月12日(日)

〈心配ごと〉
 11日の夕方、妻が「雪雲。」と言うので、外を見ると、黒い雪雲が金剛山方面を広く覆っている。私の家の上空とは一線を画し、それが一層不気味さを感じさせる。
 夜、富田林の姪から電話。夫が橋本マラソンに行ったけど、河内長野に入ったら道路が凍結していて、帰ってきたと言う。「金剛山行くの?金剛山真っ白やで。気をつけていってな。」急に心配になり、千早赤阪村観光協会にアクセス。金剛山の積雪情報を見る。積雪30センチ。ううむ。

〈即決〉
 明日はいつもの時間に出るか、遅らせるかと妻に聞く。いつもの時間だと、道路は雪も凍結もそのまま。雪が多いと車の底にあたって走れない。遅らせると、その心配はない。(融雪剤が効いてくる) しかし、車が増える。ふらふらしながら走る車もあって危ない。
 妻は「いつもの時間に行こ。あかんかったら、帰ってきたらいいやん。」あっけらかんと言う。夜寝てから今までのことが悪夢のようによみがえる。積雪で滑って、家族4人乗った車が、川に落ちそうになったことがあった。「ああ、落ちる。」と思ったが、道路の端に生えていた雑草でスリップが止まり、すんでのところで転落を免れたのだった。そんなことやいくつかの積雪、凍結にまつわるできごとが思い出され、寝つきが悪かった。妻はいつもよく寝る。

〈出発〉
 3:30起床。かなりの積雪を予想して、スパッツを装着。30年ほど前に買って、これまで1、2度しか使ったことがないが、十分使用に耐えそうだ。新千早トンネルの近くまで来ると、道路は全面雪で凍結している。慎重に運転し、念仏坂の駐車場に到着。駐車場に入れると、タイヤが空転。深い雪が固まって、タイヤの接地を邪魔している。こうなるとスタッドレスも無力である。妻がすぐに下りて車を押す。行動の速さに驚く。前進、後進を繰り返して何とか駐車。、車は少ない。私の車が4台目。近くの車に、待ち合わせか、人が乗っていたので少し話す。やはり、駐車するのに苦労したという。5:00、登山開始。雪に覆われた念仏坂の足跡は少しあるだけ。昨日の登山者の足跡は新しい雪で消されている。今日は妻もノーアイゼン。歩きやすい。サクサクとして気持ちがいい。

〈ライケル〉
 寺谷を上る。「靴底ないから滑れへんか。」「靴底あるよ。フフフ。靴底なかったら歩かれへん。」妻はこの冬、なぜかソールがすり減った山靴を愛用している。ライケルMt.トレッカー。銀面にはちゃんとライケルのマークがある。今はマムートに吸収されて、表はマムート、かろうじて靴の内側にのみひっそり商標が残るライケル。登山を始めて2つ目の靴。もう処分してはどうかと何度か言ったが、アルプスを歩き回ったライケル。このごろちょっとほったらかしだったから、もう少し手入れしてやるか。

〈頂上〉
 文殊岩のところで、片方のアイゼンを無くしたと探している人がいた。アイゼンは外れやすいのだ。雪が深いと外れてもわかりにくいのだろう。
6:05、頂上着。かまくらは裾が広がって、堂々としていた。マイナス7度。

〈下山〉
 文殊尾根を下りる。雪が深いがスパッツをしているので、靴に雪は入らない。快適である。「誰がスパッツ持っていこうと言うた?」と言うと、「誰がきちんと直しとって、さっと出した?」と妻は返してくる。
 丸太の階段のところで、登山道脇の雪の深さを測る。手を伸ばして入れると、腋の下まで入る。妻は手を広げて、1、2、3と私の腕を計測してくれる。「70センチはあるかな。」アイゼンをしていない妻は遅れ気味で、4回転び雪にまみれた。私は何度も立ち止まりながら待つ。それでも妻は樹氷を観察し、巻き道で雪を蹴ってコロコロを楽しんだ。
 念仏坂で、登ってくる女性1人、男性2人のグループに会う。1人は若い女性、Fちゃん。金剛山のアイドル。出会った人と誰とも仲良く登っている。今日もそうだ。「Fちゃんじゃないか。こんな日に来るのは、こんな人だけやで。」と同行の男性を見て言う。すると男性が「その言葉、そっくりそのまま返ししますわ。」みんな笑う。7時に無事下山。何年ぶりかの大雪だった。妻は「ああ、楽しかった。」と体を伸ばす。
 
〈融雪剤散布車〉
 バス亭がある広場には、融雪剤散布車が2台止まっていた。「頼もしい。」と妻。休憩中だろうか。それとも、まだ作業は続くのだろうか。散布車に感謝して、気をつけて帰ろう。








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