田端優子 彫刻展 -Poem-
はじまりました。
様々な素材に「挑戦」している田端さん。
「挑戦」という言葉の表現自体が、違うのかもしれませんが
同じ人物像でも、素材が違うと、作品から届いてくる音も、想いも違ってきます。
でも田端さんの独特な空気感は、そこにしっかりあります。
DMでもご紹介した作品は「乾漆造」
古い仏像などの製作にも使われた技法です。
テラコッタは、僕も大好きです。
そして、イタリア料理イルクオーレの店内にも飾ってある
ガラスと陶を使った作品です。
ガラスは、パート・ドゥ・ベールという技法で、型を使って製作されています。
リサイクルに向かないガラスの性質を逆手に取り、微妙な透け感を出しています。
とっても やわらかな絵画作品も田端さんらしさに溢れています。
あるぴいの銀花ギャラリーのスタッフ全員が、田端さん作品のファン!
その人柄も、素敵です。
山梨県上野原の工房から届いた作品たちは、春の空気が良く合っています。
田端さんの在廊は少ないですが、それぞれに存在感たっぷりの作品たちに
出会ってほしいです。
-Poem-
田端優子 彫刻展
2012年4月12日(木)~4月23日(月)
11:00~18:00 4/17(火)休み
作家在廊日4/14・15・20・21・22
作家HP □
田端さんの作る人物像が好きです。
風に揺れる木々の葉音、足元の草や花、朝露、陽の光、夜の闇……。
季節の移ろいに耳を心を傾け、時に少女のように、あるいは深く静かに自分を
見つめるひとりの女性の思いを感じるから。
忙しく過ぎていく日々の中、ふとした瞬間に訪れる胸の奥の感覚。それを優しく
思い出させてくれるのです。