山行先や旅先で出会った植物

岡山県外での山行先や旅先で出会った植物の覚え書きです。

大分県国東市の景観と植物

2010年03月26日 21時57分32秒 | Weblog
今日は大分県国東市の海岸から歩き始めて,数キロメートル内陸に入った地域まで歩きました。

海岸では,ハマエンドウ,コウボウムギ,コウボウシバ,ハマダイコン,ハマヒサカキなどの花が見られました。
黒津崎の海岸です。
広い砂浜があり,同じ瀬戸内海なのに岡山県とはずいぶん違います。

砂浜に咲いていた花。
ハマエンドウ(マメ科)

コウボウムギ(カヤツリグサ科) 

田んぼ付近の様子。

白く見えているのはシロバナタンポポの花です。

海岸から数キロメートル入った車道を歩くと,水田のある谷から丘陵へ,そしてまた谷と,何度か繰り返しました。
ナガバタチツボスミレ(スミレ科)

タチツボスミレ(スミレ科)  

コモチシダ(シシガシラ科)の群落

ウラボシノコギリシダ(メシダ科)が石垣に生えるのは始めてみました。

石工さんが多いためか,お宮の手水鉢は自然石をくりぬいたものがよ見られました。

歩いている途中に「弥生のムラ」の看板が。
国の史跡になっている弥生時代の「安国寺集落遺跡」。

ちょっと寄るつもりだった国東市歴史体験学習館でしたが,入館料が必要だったので少し時間をかけて見ることにしました。
植物遺体は,イチイガシ,アカマツ,エゴノキ,クスノキ,オニグルミ,トチノキ,イヌガヤ,ツブラジイ,モモ,クリ,サクラ属,サルノコシカケなどが出土したそうです。
国東半島沖にある姫島から採れた黒曜石。

変わった雛飾りです。

最後に寄った桜八幡神社はシイの林が残され,タブノキ,ツルコウジ,ホソバカナワラビ,オオカナワラビ,ムサシアブミ,フウトウカズラ,ノシラン,イヌガシ,クリハラン,イズセンリョウなどがあり,ちょっぴり南国ムードを味わうことができました。

社寺林内で見られた植物。
イズセンリョウ(ヤブコウジ科)

ムサシアブミ(サトイモ科)  

クリハラン(ウラボシ科)

イヌガシ(クスノキ科)

今日もたくさんのシロバナタンポポを見ましたが,町中,海岸,田園,丘陵とさまざまな環境を見て回った結果,シロバナ6割,外来4割ぐらいの印象です。

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