心が満ちる山歩き

美しい自然と、健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山と、時にはクラシック音楽や旅行のことも。

八幡平(黒谷池湿原・源太森・八幡沼)

2016年09月26日 | 東北の山


八幡平(1,614m)・源太森(1,595m)

 八幡平へ登るのは2年ぶり、3回目です。しかし、1回目は残雪豊富な5月末、2回目は7月ですが雨天の中でした。ノーマルなハイキングを楽しむのは初めてです。

 紅葉は始まったばかりで、樹々の色づきはまだまだこれからでしたが、黄金色の湿原はなかなかのものでした。八幡平の湿原はとても広く感じます。尾瀬ほどの広さはもちろんありませんが、八幡平の広がりには自由さがあります。湿原も池塘も樹林帯も、各々好きなところに陣取っています。それらは画家がパレットに広げた油絵具のようです。


 黒谷池湿原から歩いて源太森(1,595m)のピークに立つと、大きな八幡沼が初めて姿を現します。目の前に広がる森は、池塘の水面と同じくらい真っ平です。また、ほとんど平らですが、ほんの少し角度がついて、真っ直ぐに伸びている場所もあります。それもまた、八幡”平”の名前らしく魅力的です。

 山頂は、まったく山頂らしくないところです。大きな展望デッキが造られていたのでびっくりしました。この場所には似つかわしくないと思います。一帯は、アオモリトドマツの森に覆われて、眺望はありません。トドマツの樹からは、クッキーか焼き菓子のにおいが漂ってくる感じがしました。






 (撮影:2016年9月下旬) (翌日:秋田焼山へつづく)



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