心が満ちる山歩き

美しい自然と、山へ登れる健康な身体に感謝。日本の山ならどこへでも登ります。山のことと、たまに音楽の感想も書いています。

高山植物と湿原歩きを楽しむ 湯森山から乳頭山への縦走(4)

2017年07月29日 | 東北の山


湯森山(1,472m)・笊森山(1,541m)・乳頭山(1,478m) (つづき)


 笊森山は、今日歩く道のりの中では最も高い場所です。頂上には三等三角点があり、標石は傾いています。”笊”を漢字で書く必要があることはまずなさそうですが、ざるそばのざるです。こんなに大きな山にはまったく似合わない漢字です。帰ってから三省堂の辞書を読むと笊の意味は5種類書かれていました。その中で、秋田と岩手の県境・笊森山になんとか合いそうな意味がこれでした。
 「③[俗]酒をいくら飲んでも平気な人。」(『三省堂国語辞典 第七版』より)

 ここからは、今日最後に登る乳頭山がよく見えます。こちらの方が63m高く、そのうえ乳頭山の斜面はすっぱり切れ落ちているので、見下ろしているような格好になります。それでも乳頭山は立派です。山を眺めていて思い出したのは、高さはまったく違うものの、羽田を離陸して九州へ向かう飛行機の窓から見た富士山の姿でした。
 北東の方角には岩手山が大きいです。盛岡の街から眺める「南部富士」とは違って、左肩をいからせた武骨な姿をしていました。


 乳頭山へは最短で2kmほどですが、三角形の二辺を大回りするようなコースを歩きました。このコースの途中には、「千沼ヶ原」という湿原があります。笊森山から見下ろすと、ここに寄らないのは勿体無い気がしてきました。
 湿原まで下ってくると、二本の木道が敷かれ、大きさの違う池塘が点在しています。1つ1つの池塘には水草があり、空を映す水面に吸い込まれそうです。まわりはワタスゲの花穂が散りばめられていました。湿原を取り囲むように、アオモリトドマツの森があり、岩手山のピークだけが顔をのぞかせていました。


 二日連続で湿原歩きが出来るとは思ってもみませんでした。昨日の虎毛山の湿原もよかったですが、こちらの方が大きく、ゆったりしています。去年歩いた尾瀬ヶ原や立山の弥陀ヶ原に似た雰囲気があります。よく知られている尾瀬にも匹敵する美しい湿原です。しかも、歩いている人はとても少なく、自分たちのペースで木道を歩くことができました。

 知らなかった場所を知ることができてとても感動しました。ここには必ずまた来たいと思いました。



 (登頂:2017年7月上旬) (つづく)

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