東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

宮城中央蔵王 S沢上流部の山釣り  2013.08.11

2013年08月11日 | 山釣り
この暑さに耐えかねて急に思いついたのが釣り。早速知人のEさんに電話して教えて貰った穴場?が宮城中央蔵王のS川の上流部。しかし、早起きして向かった蔵王エコーラインだが、以外にも上部は厚いガスがかかって風が強く、視界が10mもない道路は濃霧で運転も楽ではない。

着いてみると凉しいどころかすっかり冷えて、ズボンと長袖シャツに着替えると調度良い。目指す沢は登山道を30分ほど降りた所にあるが、この強風ではテンカラのラインを飛ばすのは難儀で、ひとまず下の駐車場に戻ってお天気待ちとする。

結局2時間半ほど暇をつぶして登山道入り口に戻り、身支度を整えて登山道を下ってゆく。他に2人程が烏帽子岳目指すようだが、エコーラインの車の騒音に比べ、それ以外は人も通らず静かな世界。

辿り着いた源頭部は標高が高く薄曇りで凉しく、この時期、飯豊・朝日連峰で必ず洗礼を受ける憎きメジロも存在せずまるで快適な別世界。沢幅もあって3.3mのテンカラ竿を振るには十分で、早速毛鉤を結んでポイントに打ち込む。滝はなく沢登りには魅力のない沢だが、適度だチャラやプールが点在し、最近余り人の入った形跡のないゴーロ帯を釣り上がる。

10分位経過するとパラシュートフライに反転して最初の1匹がヒットする。すると次々にチャラや岩陰辺りで当たりが続き、久しぶりの釣果ですっかりご機嫌となる。こんな標高の高い所にイワナがいるとは以外で、ゴミも見当たらずに最近人の入った形跡もない。

1時間ちょっと釣り上がった辺りで沢幅が狭くなり、枝も張ってきたので納竿として引き返す。降りてきた登山道を更に下って吊上る事もできるが、そこそこの釣果に満足して本日は終了。

考えてみると蔵王を訪れるのは12月から3月の積雪期のみで、ホームグランドとは言え40年近い登山経験で無積雪時期に訪れたのは5回ほどしか無い。沢登りもなければ釣りも同じ。別に嫌いなわけでは無いが、何時でも行けるとう気がして頭の中には無かった。そう言えば栗駒山も同じで歩きが1回のみ。

どうしても自分の育った山域に拘る傾向が強く、飯豊・朝日に傾倒してしまうがこれは自分だけではあるまい。人それぞれに心の山が存在し、それに伴う山への愛着と充実感を感じてそれそれぞれの登山人生を形創ってゆく。

そろそろ、その何時でも行ける山に通う時が来た様で、一人で気ままに遊べるホームグランドを観直してみようかなと?






















【関連サイト】 東北アルパインスキー日誌
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