
画像は、スペンサーが自宅を出てすぐの、アーリントン・ストリート
24章
翌朝、ジョギングでアーリントン・ストリートからストロー・ドライブに出ようとする時、クワークのところのベルソン部長刑事が、車の中からスペンサーに声をかけ、車に招き入れます。
「I got a snitch tells me that Frank Doerr's going to blow you up. 情報提供者が言うに、フランク・ドゥアがお前を吹っ飛ばすそうだ。」マーティンが忠告しておいた方がいいというので来たのです。
信頼おける情報提供者なのかどうか訊ねるスペンサーに、ベルソンは、「これまでのところは、」と答えます。スペンサーはその情報にいくら支払ったのか訊き、ベルソンは100ドルだが、会社(警察)の金だと答えます。
そして、ドゥアは、タフかどうのという問題ではなく、クレージーなところが問題で、物事が自分の思い通りに運ばないと、見境なく殺してしまう点なのです。
軽口が身上のスペンサーは、「You don’t think a dozen roses and a note of apology would do it, huh? 1ダースのバラとお詫びの手紙じゃダメかな、ハン?」とふざけているのですが、ベルソンは、ジョギングするときに銃を持たないのなら走るな、と言い、スペンサーの部屋まで付き添って上がるのでした。
ドゥアは、クワークやベルソンがこれほどまでに警戒している相手なのです。スペンサーは、箪笥から銃を取り出し、シャワーを浴びている間はトイレの蓋の上に、着替えをしている時はベッドの上に置きます。本日の衣装は、ジーンズに縞柄の白いスニーカー、左胸にビーバーのマークのある黒いポロシャツに、シア・サッカーのジャケットです。スペンサーは、まだ自分のことを、アリゲーターのマークは着る身分ではないと思っているようです。
ビーバーのマークって、いったいどこのポロシャツなのでしょうか? アリゲーターはラコステのことだと思うのですが。
クローゼットの鍵を開けて、十二番口径のアイヴァー・ジョンソン・ポンプ式ショットガン(12-gauge Iver Johnson pump gun)と、ダブルーオート・シェル(double-aught shells)の弾を一箱取り出しました。スナイパー用の銃ってところでしょうか。戦闘準備開始です。
ショットガン銃を持って部屋を出るときに、ドアの下からの蝶番と柱の間で、床から2インチほど上に爪楊枝を挟み、先が見えないように折っておきました。留守に誰かが入ったかどうか確かめるためです。用意周到です。
銃を車のトランクに入れてロックし、93号線を北に、サマヴィル(Somerville)、メドフォード(Medford)を抜け、93号線を降りて、リン・フェルズ・パークウェイ(Lynn Fells Parkway)で東に向かい、あるものを探しているのですが見つからず、メルローズ(Melrose)に入ります。『あるもの』、実は『場所』なのですが、なかなか恰好の場所が見つからないのです。
スポット・ポンド(Spot Pond)の周りを走り、ストーンナム(Stoneham)のMDC動物園を過ぎ、ブレイクハート保護区(Breakhart Reservations)のあたりまで行きます。メルローズの北東、ソーガスの北です。
保護区に30ヤードくらい入った窪地に、自分が考えていたような場所を見つけます。
保護区から出て、小さなショッピングセンターの中にある、ピュリティ・シュプリーム・スーパーマーケット(Purity Supreme Supermarket)の公衆電話からフランク・ドゥアに電話をするのでした。
■■ <ピュリティ・シュプリーム・スーパーマーケット>というのは、現在のところ、スペンサーがいる場所にはないのですが、まんざら架空のスーパーマーケットではなく、ローウェルの郊外にあるスーパーマーケットの名前で、全米展開のオスコ・ドラッグ・ストアと同じインベスティゲイターが関わっているようです。
ドゥアは出ず、スペンサーは伝言を頼みます。
「My name is Spenser. S-p-e-n-s-e-r, like the English poet. You know who I am? 俺の名はスペンサー、イギリスの詩人と同じ綴りだ。俺が誰だか判ってるか?(菊池光氏訳)」
スペンサーはSpencer と綴られるのが大嫌いなのです。
この件は、<ゴッドウルフの行方 14章 2009年7月15日掲載>で、「c ではなく、s だ。イギリスの詩人と同じでS-p-e-n-s-e-r」と言っていることからもわかります。
スペンサーは、自分と話がしたかったら、ソーガス(Saugus)のブレイクハート保護区に来い、スケートリンクの入り口から入って、30ヤードほどの窪地だ、夕方6時、と伝えるよう言い渡します。
24章
翌朝、ジョギングでアーリントン・ストリートからストロー・ドライブに出ようとする時、クワークのところのベルソン部長刑事が、車の中からスペンサーに声をかけ、車に招き入れます。
「I got a snitch tells me that Frank Doerr's going to blow you up. 情報提供者が言うに、フランク・ドゥアがお前を吹っ飛ばすそうだ。」マーティンが忠告しておいた方がいいというので来たのです。
信頼おける情報提供者なのかどうか訊ねるスペンサーに、ベルソンは、「これまでのところは、」と答えます。スペンサーはその情報にいくら支払ったのか訊き、ベルソンは100ドルだが、会社(警察)の金だと答えます。
そして、ドゥアは、タフかどうのという問題ではなく、クレージーなところが問題で、物事が自分の思い通りに運ばないと、見境なく殺してしまう点なのです。
軽口が身上のスペンサーは、「You don’t think a dozen roses and a note of apology would do it, huh? 1ダースのバラとお詫びの手紙じゃダメかな、ハン?」とふざけているのですが、ベルソンは、ジョギングするときに銃を持たないのなら走るな、と言い、スペンサーの部屋まで付き添って上がるのでした。
ドゥアは、クワークやベルソンがこれほどまでに警戒している相手なのです。スペンサーは、箪笥から銃を取り出し、シャワーを浴びている間はトイレの蓋の上に、着替えをしている時はベッドの上に置きます。本日の衣装は、ジーンズに縞柄の白いスニーカー、左胸にビーバーのマークのある黒いポロシャツに、シア・サッカーのジャケットです。スペンサーは、まだ自分のことを、アリゲーターのマークは着る身分ではないと思っているようです。
ビーバーのマークって、いったいどこのポロシャツなのでしょうか? アリゲーターはラコステのことだと思うのですが。
クローゼットの鍵を開けて、十二番口径のアイヴァー・ジョンソン・ポンプ式ショットガン(12-gauge Iver Johnson pump gun)と、ダブルーオート・シェル(double-aught shells)の弾を一箱取り出しました。スナイパー用の銃ってところでしょうか。戦闘準備開始です。
ショットガン銃を持って部屋を出るときに、ドアの下からの蝶番と柱の間で、床から2インチほど上に爪楊枝を挟み、先が見えないように折っておきました。留守に誰かが入ったかどうか確かめるためです。用意周到です。
銃を車のトランクに入れてロックし、93号線を北に、サマヴィル(Somerville)、メドフォード(Medford)を抜け、93号線を降りて、リン・フェルズ・パークウェイ(Lynn Fells Parkway)で東に向かい、あるものを探しているのですが見つからず、メルローズ(Melrose)に入ります。『あるもの』、実は『場所』なのですが、なかなか恰好の場所が見つからないのです。
スポット・ポンド(Spot Pond)の周りを走り、ストーンナム(Stoneham)のMDC動物園を過ぎ、ブレイクハート保護区(Breakhart Reservations)のあたりまで行きます。メルローズの北東、ソーガスの北です。
保護区に30ヤードくらい入った窪地に、自分が考えていたような場所を見つけます。
保護区から出て、小さなショッピングセンターの中にある、ピュリティ・シュプリーム・スーパーマーケット(Purity Supreme Supermarket)の公衆電話からフランク・ドゥアに電話をするのでした。
■■ <ピュリティ・シュプリーム・スーパーマーケット>というのは、現在のところ、スペンサーがいる場所にはないのですが、まんざら架空のスーパーマーケットではなく、ローウェルの郊外にあるスーパーマーケットの名前で、全米展開のオスコ・ドラッグ・ストアと同じインベスティゲイターが関わっているようです。
ドゥアは出ず、スペンサーは伝言を頼みます。
「My name is Spenser. S-p-e-n-s-e-r, like the English poet. You know who I am? 俺の名はスペンサー、イギリスの詩人と同じ綴りだ。俺が誰だか判ってるか?(菊池光氏訳)」
スペンサーはSpencer と綴られるのが大嫌いなのです。
この件は、<ゴッドウルフの行方 14章 2009年7月15日掲載>で、「c ではなく、s だ。イギリスの詩人と同じでS-p-e-n-s-e-r」と言っていることからもわかります。
スペンサーは、自分と話がしたかったら、ソーガス(Saugus)のブレイクハート保護区に来い、スケートリンクの入り口から入って、30ヤードほどの窪地だ、夕方6時、と伝えるよう言い渡します。










