日蓮聖人のご霊跡を本格的に巡り始めたのが昨年秋、このブログに2番目にアップさせてもらったのが、平塚の松雲山要法寺でした。
日蓮聖人が身延山を下り、結果的に最後の旅になってしまった途上の弘安5(1282)年9月16日、宿泊されたご霊跡です。
このあと日蓮聖人ご一行は寒川を経由して・・・
座間の円教寺で休息し、その後、瀬谷に向かいました。
片側1車線の普通の道ですが、道路標示には「鎌倉みち」と出ていました。古くから往来があった道なのでしょう。
目指している妙光寺がありました。
かなり古そうな法塔と
新しい法塔があります。
側面には「弘安五年九月十七日 高祖日蓮大聖人 御一宿之霊場」と刻まれています。
平塚の翌日に宿泊されたのがここ瀬谷だったのですね!
山門です。
両側面に塀があります。昔は塀がずっと続いていたのでしょうか。
何となく往時の雰囲気がわかります。
山号は「蓮昌山」です。
本堂です。
このお寺のルーツはとても古く、7世紀中頃、ってことは飛鳥時代?に建てられた庵が起源のようです。
平安初期に天台宗のお寺になったそうです。
日蓮聖人がこの場所にご一泊された際に、お寺の住職・文教上人は教化され、改宗しました。
お寺は日蓮聖人を開山と仰ぎ、文教上人を二世として「蓮昌山妙光寺」となりました。
歴代お上人の御廟を参拝させて頂きました。
文教上人は「文教院日成上人」の法名を頂いたのですね!
日蓮聖人像がありました。
お若い頃のご尊像でしょうね!
今にも動き出しそうな雰囲気があります。
どのお寺のご尊像も、確かに魂が入っていることを実感します。
この梵鐘は歴史的価値が高いものらしく、県の重要文化財になっています。
寄贈した方は「山田伊賀入道経光」と刻まれています。
作ったのは「大工 物部守光」と刻まれています。
9月18日にこのお寺を後にした日蓮聖人は、千束池でご休息されたあと、ご入滅の地・池上宗仲邸に到着されたのです。
本当に、ご入滅ぎりぎりまで布教を続けたのですね。
感慨深い訪問になりました。
今週の講中~!
惣檀方中~!
ん?方中?