日々の戯れ言、それからシネマ

およそ3年ぶりにブログを再開

小平市の住民投票

2013-05-26 16:41:15 | 日記
東京都小平市というところで、今日、都内で初の住民投票が行われています。

ひらたくいうと、府中街道に並行する道路を作る計画について、住民参加で計画をのものを見直す必要があるか、

計画を見直す必要はないか、を問うものです。

投票率が50%にならないと、住民投票そのものが成立せず、開票をのものが行われないので、けっこうハードルは高い。

この計画、ずいぶん前からあったので、私も知ってはいたのですが、一向に着手されないので

どうなったのかな、と思っていたら、こんなことになっていたのです。

新しく道路が作られるところは現在公園の一部で、木がもさもさと生えていて、どんぐりがそこらじゅうに落ちていて

夏から秋にかけては大きなジョロウグモの巣があちこちにあって、クモが苦手な私はちょっとドキドキもするのですが、

早朝にはお散歩を楽しむお年寄り、だけじゃなくていろんな世代の人がいて、

昼間は子どもたちが走り回ったり木の実を拾ったりするような、けっこう素敵な場所です。

すぐ横を走る府中街道の渋滞はひどいものなので、車を日々使う人にはストレスかもしれませんが

なんでもスピーディーさと便利さばかりを追求していたら、世の中どうなっちゃうのかなぁとも思います。


もともとその公園は、玉川上水にほぼ隣接しているので、その付近一帯がつまんない言い方をすると

緑が豊かなわけです。

緑が豊かなんて陳腐な表現だけれど、本当に豊かです。

玉川上水を歩いていると季節の微妙な変化を、ただぼーっと歩いていても気づかされます。

春先はちょっと見ないうちにぐんぐん緑が顔をだして、色がだんだん濃くなって、葉っぱがみるみる育っていきます。

秋は少しずつ少しずつ、落ち葉が増えていきます。

土の匂いも葉っぱのにおいも、雨のにおいもよくわかります。夏は、せみの声が場所によってはうるさいぐらいに聞こえてきて

嬉しくなります。

その公園の、道路計画がある部分は、自然のままのほったらかし感がとてもいいんです(別にほったらかしてるわけじゃないのかもしれないけれど)

あのほったらかしに近い感じのままで、あの公園のあの林をとっておいてほしいと、

一市民として思います。

朝9時の段階では投票率はまだ2%でした。

50%の投票率はけっこうハードルが高いけれど、まだ約3時間あります。

今は、子どもたちのためにも、あの公園や玉川上水が大好きな人たちのためにも、鳥や虫のためにも、

住民投票が成立してくれることを祈ります。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿