痛みが治まったらしい

病院に、ツレの顔を見に行ってきました。
病室に着いたときは眠っていて、一瞬目を開けたから（起きたのかな～？）と思ったけど、そのまま、また目をつぶってしまって。
以前のもっとも調子の悪かったときにも、そんな感じだったから、やっぱり抗癌剤の点滴でまた具合悪くなっちゃったのかな…と心配したけど。

　それから少し経って、「あっ来てたんか」と、目を覚ましました。
どうやら、さっき目を開けたときには、気づいていなかったようです。


「うん。具合どう？」
「気持ち悪い」
「吐きそうなくらい？」
「いや、そんなことない。ちょっとムカムカするくらい」
「歯は？痛くないの？」
「もう、全然痛くない」
「え～、そうなん。。。　あんなに大変やったのに」
「だから、ピークを過ぎれば大丈夫って言ったやん」

　そんな事言われても～
痛みが治まったのは、万ゞ歳なんだけど、入院した途端にピタッと治まったというのが、若干悔しい。
いや、うれしいんですけどぉ
な～んか、いつも一番大変なところばっかり、見ているような気がするぞ
意地を張らずに、金曜か土曜に緊急入院させてもらえば、もうちょっと早く楽になったんじゃない？


痛み止めには“ボルタレンサポ”という座薬が出てました。
でも、1度も使っていないそうです。
月曜日からオキシコンチンも止めているので、今は、鎮痛剤一切使ってない
すご～～～い！！　あんなに痛がっていたのに、痛み止めなしで大丈夫だなんて


　ただし、食欲不振は相変わらず。
義母が、手作り弁当を届けてくれていたのですが、手付かずで残っていました。
（なんとなく、入院中は義母担当…という感じになってます。）
夕方行ったので、夕飯の時間もいたけど、3口ほど食べただけ。
にゅうめんだったのですが、私が見ても“伸びてておいしくなさそー”な感じだったので、無理もないかもしれません。
デザートに小さいバニラアイスがついていて、それは全部食べました。
最初、プリンだと思い込んで、そのまんま残そうとするから「一口でも食べてみたら？」と勧めて、やっと食べたんですよ。
一口食べたら「アイスだ」と、パクパクと平らげてしまいました
　低食欲時食には、毎食、医療用（？）デザートや機能性飲料がついてくるのですが、
ほとんどベッド脇に残してありました。
2ヶ月ほど前までは、ゼリーやプリンやシュークリームやお砂糖たっぷりの紅茶は大好きだったのに、今はその手の甘いものは食べられないんだそうです。
でも、バニラアイスは大丈夫なんだー　難しいなぁ



そうそう、同室の患者さんに、最近まで絶食だったらしい壮年の方がいらっしゃいました。
月曜日にはまだいらっしゃらなかったのですが。
食事前に看護師さんに「○△さん、食べるの早いそうですねー。駄目ですよ、ゆっくり食べないと、またお腹痛くなって絶食になりますよ」と怒られていました。
「あんなおかゆ、ゆっくりなんて食べられへんわ！」
「おかゆでも、消化するんですからね。ずっと何も入ってこなかったお腹がビックリするでしょ」

聞いていて、おかしかったのですが・・・・・


その方が、真っ先に食べ終わって、食器を下げようと廊下に出て行かれました。
（やっぱ、早いわ！　ゆっくり食べるの、無理やってんな～）と思っていたら、
廊下に出たところで「また怒られるわ…」とつぶやきながら、ベッドまでUターン。
なんだかいたずらを隠す子供みたいで、思わずクスッと笑ってしまいました