Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

進撃の巨人 第64話「歓迎会」 3

2014-12-13 01:13:58 | 進撃の巨人

艦これもクリスマスモード。
サンタコスの娘達がかわいい。夕立、かわいいよ、夕立。
4人と言わず、もっと沢山増えて欲しいなぁ。
一部の敵もクリスマスコスな上に勝ったらプレゼントくれるらしいけど、3-5かぁ…。
ほっぽちゃんはかわいいが、うーん、3-5ねぇ…。
でもプレゼント欲しい。行くか。

進撃の巨人 第64話「歓迎会」 3

当然、この戦闘の音はエレン達にも聞こえている。
煙の影響もないし、無茶苦茶広いんだな、ここ。

「敵が近付きつつあるようだ。
 急ごう、ヒストリア」
「うん…」

頷きながらも、ヒストリアは父の話す意味がよく解ってはいない。
ただ、父がひどい事を娘にするハズがないと、漠然と信じているだけだ。
今まで放置しておいて、ちょっと抱きしめられた位で、あっさり信じてしまうヒストリアにも困ったもんだが、
肉親の情愛に飢えてるから、信じてるというよか、信じたいだけなのかもね。

母をあっさり見捨てた件は、ヒストリアの中でどーなってんだろー(^▽^;)

ヒストリアは不審げにエレンを見上げる。
エレンは猿轡を噛まされたまま、半泣きで何かを訴えようとしていた。
「記憶」を見てから、完全に放心していたのに、何故か急に正気に戻ったようだ。
ヒストリアはレイス卿が注射器を取り出した時からだという事に気づいていない。
エレンが何を見たかも知らないからだ。
エレンの父親はヒストリアを唯一愛してくれた姉フリーダを食い殺した。
エレンはその男の息子。
だから、ヒストリアはエレンの必死の形相にも耳を傾ける気になれない。

「何よ…エレン。そんなに睨んで」

レイス卿が勝手にエレンの気持ちを脚色する。

「彼は自分の運命を悟ったのだよ。
 自分の罪深き運命の行き着く先を…。
 彼に奪われた力は在るべき場所へ帰るのだろう。
 ヒストリア、お前の中へとな」
「え…?」

姉に会わせるとか、力がお前の中へとか、いい加減ヒストリアもヤバイと気づけばいいんだが、
ヒストリアの思考も停止中なので、疑問に思わない。
この世界の人はアルミンのような頭脳派と体育会系の二通りしかいないのか?(^_^;)

「んんんんん」

エレンは必死に存在感をアピールするが、二人共シカト。
プルプル震えてるエレンがかわいい(笑)

レイス卿はおもむろに語りだす。
何故、壁が出来たのか。

「この洞窟は今から約100年前、ある巨人の力によって造られた。
 あの三重の壁もその巨人の力だ。
 あの巨大な壁を築くことで他の巨人から人類を守ったのだ」

へぇ、たった独りでか。
数人座標がいないと、あの広大な範囲はムリくね?と思ってたが、凄いな座標。

「その巨人の恩恵はそれだけではなく、
 我々残された人類が平和に暮らせるよう願い、
 人々の心にまで影響を与え、
 人類の記憶を改竄した。

 それもいくつかの血族を除いてだが…。

 その末裔も他の人類も100年前の世界の歴史を
 誰も覚えてない。

 巨人がどこから現れたのか、誰も知らない」

何かおかしくね?
巨人が座標の力で記憶を改竄出来るとしても、何故変える必要があったのか。
人類がいずれ人口爆発でジリ貧になるのは目に見えてるんだし、
むしろ、壁の中で力を蓄え、巨人と対抗できる力をつけさせる為なら、
記憶を改ざんする必要はない。
巨人に食われて人類が滅んだのは判ってる事実ではないか。
その巨人は出る気をなくさせる為に記憶を改ざんしたとしか思えん。

その巨人は人類を巨人から守ったんではなく、人類が壁の外に出られては困るから変えたんでは?
となると、本当に人類が巨人によって全滅させられたのかもアヤシくなってくる。
何せ、ライナー達以外、壁の外のことなんかだーれも知らないんだから、
結構意外に人類は生き生きしてて、シャーレの中の壁の中だけ中世のような生活ぶりなんでは。
まぁ、ライナー達が壁の中の人類を悪魔の末裔呼ばわりするので、それはないか。
猿巨人が支配するイヤな猿の惑星になってるかもな。

何でライナー達が馬でなく、徒歩で巨人がウヨウヨいる平原を横断しよーと思ったのか謎だけど(^_^;)

大体、座標に影響されない個人ならともかく、血族がいるのもおかしい。
人為的過ぎるだろ。
壁の中の人類を監視し、支配する為に、そういう血族を配置したとしか考えられない。
となるとアッカーマンはその一族を警護する為の血族だったのかもね。
長い平和の為、有能すぎるアッカーマンは不要になったんで迫害したのかも。
へたに真実に触れてた一族だったんだしさ。真実を知られすぎたんで邪魔になったんだろう。
覚醒しなければ、普通の人間だし、覚醒すれば頼もしい戦士なんだから迫害する理由がない。
理由は王家の方にある。

ケニーが大いなる野望を抱いたのも、その真実に触れてしまったからじゃないか?
迫害される理由を知りたいと思ったろうし、先祖が何か残してたのかも知れん。
それと王家と接触する間にかなり座標の事とか解ってきたのかもな。

レイスは続ける。

「ただ一人…。
 フリーダ・レイスを除いては…。
 フリーダが持っていたのは巨人の力だけではない。
 この世界の成り立ちとその経緯のすべてを知っていたのだ」

驚くエレンとヒストリア。
座標を使える割に、エレンはその方面についてはさっぱりですね。
そこが思い出せてりゃ、無理に地下室を目指す必要はないもん。
グリシャは注射の副作用で記憶障害が起きるって言ってたので思い出せないのかも。
でも、フリーダは思い出せたのか? 何で差が出る? それが血族の差って奴か?
奴隷と王家の。

「フリーダが巨人の力と失われた世界の記憶を手にしたのは、
 彼女が15歳の時。
 今から8年前のこの場所で…彼女の叔父にあたる
 私の弟を食べた時からだ」

弟はエレンのように同じ台で拘束され、捧げられていた。
そして、何とフリーダは自分自身で注射したのだ。
泣きながら。
叔父様を食べなければならないのも嫌だが、何故自分で注射せんとイカンのか。
覚悟という奴か。

叔父は姪が巨人に変わるのを穏やかな顔で見つめている。
となると、この儀式も運命も王家は受け入れていたらしい。

(それが王家であるレイス家に課せられた使命であった)

一家は幼子も含めて、その儀式を見つめている。
母親は顔を背けて泣いているが、レイス卿は目を逸らさない。
弟を娘に食わせるって、何というエグいしきたりだ。
王様のSAN値はゼロだな。

しかし、フリーダが叔父に関心を示す前に、王家一家に襲いかかる確率ってないんか?
フリーダが叔父に襲いかかってくれたからいいけど。

(フリーダは『巨人の力』と『世界の記憶』を先代である叔父から継承した。
 同じことが100年…何代にも亘り繰り返されてきた。

 一人の人間に『力』と『記憶』掌握させることによって
 この世界の生き字引とし、その者に人類の行く末を委ねるのだ。

 この世界の謎を世に広めるのも自由。
 誰にも口外しないのも自由。

 だが…世に広めた者は誰一人としていない。
 この壁の世界を創りし、初代王の思想を継承した証拠だ…)

レイス卿は儀式を思い出していた。
弟を食って、元の人間に戻ったフリーダの元に駆け寄った。
一家全員で。
フリーダはグッタリしていたが、以前とは違うまなざしになっていた。
記憶を見た証拠だ。

哀れな目だ。

その時の事を思い出すと胸が詰まる。
レイス卿は茫然と立ち尽くしていた。


たった一人に全てを委ねて方向性を決めるから「座標」なのか?
じゃないよな。
でも、じゃあ何故レイス家は政治を担わないの?
確かにレイス卿は指示はしてるみたいだけど、フリーダは何もしてなかったじゃん。
領内を見回って、ヒストリアと遊んで、田舎の貴族の娘らしい事しかしてなかった。
それとも、別の顔を持ってたの? 何で中央に行かないの?
この洞窟内で壁の巨人たちを統括しなければならなかったから?

世界の生き字引としても、それを他者に教えなければ宝の持ち腐れだ。
むしろ、王家は外の世界を知ろうとしたり、技術の発達を暗殺で持って封じてきたよね。
そこもフリーダが望んだ事か? 違うと思う。
ただ一人に委ねたって事にしただけだろ。
最初から壁の中に篭るって、政府の引きこもりの大前提がある以上、
フリーダの意思が尊重されたように思えん。

話す権利を持ってるってのはそういう事だろうけど、政治の表舞台にいないのに、
世界を左右する事もできないんじゃ、話しても仕方ないじゃん。
むしろ、波風立てずこのままでーと思うわな。15歳の少女だし。

まぁ、そうしたかったけど、壁の破壊は起こってしまい、グリシャがこのままではいけないとやってきた。
フリーダは経験不足だった為、グリシャに食われたとレイス卿は言うが、
初代巨人に比べて、座標の力の使い方が劣っていたんじゃないの?
無個性巨人なら操れるけど、知性巨人には無力なのは既に実証済だし。

「…お父さん?」

父親がぼーっと過去の世界の住人になってるので、不審に思って声をかけるヒストリア。
今のは回想なので、ヒストリアはまたも肝心なことは知りません(^_^;)

我に帰ったレイス卿は

「あぁ…今は急がなければならないな。
 要は…この状況だ。
 壁が破壊され、人類の多くの命が奪われ、人同士で争い合う、この愚かな状況…。
 それらもフリーダが巨人の力を使えば、何も問題は無かったのだ」

記憶改竄してリセットしちゃえって事ですか?(^_^;)

「この世の巨人を駆逐することもできたであろうな」

それを聞いて、目が覚めたような顔をするエレン。
望みがかなうぜ。
ってーか、何故フリーダがそれをやんなかったって事じゃないのか?大事な事は。

ヒストリアは焦る。
万能じゃん、座標って。
それさえあれば、全部問題解決なのに、何故こんな大混乱に?

「…そ、そんなことができるなら…なぜ今こんなことに!?」
「それは…フリーダから奪われた巨人の力がエレンの中にあるからだ。
 この力はレイス王家の血を引く者でないと真の力が発揮されない。

 彼がその器であり続ける限り、この地獄は続くのだ」

レイスに言わせると、エレンが座標を持ってるせいで中途半端な力しか使えない。
エレンは世界の歴史も思い出せないしね。
過去の王様の意思も継いでない。
この世界の混乱はエレンが座標を持ってるから。

なら、正しい所に、レイス家の人間が継がないとね。
さぁ、僕と契約して…(◕‿‿◕)

胡散臭さ満点のレイスの言葉は正しいかどうか。
ヒストリアにお前でなきゃダメなんだと思わせる為の詭弁じゃないのか?
最強の筈がイマイチだったフリーダを考えると、ホントにレイス家でないとダメなんかね?

じゃあ、何故ライナー達は座標を欲しがるんだ。
座標を使える人材がいるからだろ。
壁の入口壊しただけど、人類は大ピンチなんだし、無理に全部壊す必要もない。
ライナーは誰よりエレンが持ってはいけない人間だと感じた。
つまり、壁の中の人類にとってはエレンでいい訳だ。
困るのは権力取られちゃう王家と貴族だろ。
自分らの権力の象徴であり、力そのものなんだし。

て、事はレイスの話は詭弁だと思われる。
カルラが王家の親戚とか落胤の一人って可能性もあるけど、
グリシャがあんだけ地下室に行けーと言ったのは座標を使いこなす術がそこにあるからじゃないのか?
息子に座標を渡したけど、使いこなす術は「彼らの記憶」の中にない。
だが、地下室には何かあるんだろ。この大広間みたく。

にしても、グリシャもレイスも何で子供にやらせるのかな。
食われた叔父も老けてたし、巨人になると早く老成してしまうのかも。
ライナーも早死しそうな話してたし。
巨人になったままなら、ユミルみたいに60年でも余裕みたいだけど、人間の体には負担が大きすぎるのかもね。
あんな再生力あるんじゃ仕方ない。

「え…」

さて、鈍いヒストリアもやっと気づいた。
真っ青になる。

「じゃあ…」

私が巨人になって、エレンを食う。
私のパパは左巻きってことにやっと気づいた瞬間、

「オイオイ、オイオイ…」

と、天井からクモみたいにションボリケニーが降りてきた。
人払いしたつもりが、しっかり天井で聞いてたらしい。

「それじゃあ、レイス家がエレンを食わなきゃ…真の王にはなれねぇのかよ?」
「……。そうだが?」

レイスは冷たく返す。
ケニーは真っ青な顔で呻いた。

「じ…じゃあ、俺が巨人になってエレンを食っても意味無いのかよ…」

次号に続く。

ケニーの望みはやっぱそうだった訳で(笑)
ただ、レイスはケニーの野望は知ってたろうし、他の貴族も当然同じ野望を持ってるだろーから、
そーゆー事にしとかないと取られちゃうし、王様の座から転落しちゃうよね。
レイス家にしても、家族を犠牲にしないと権力を継続できないけど。
お互い利用してんだから仕方ないよね。

まぁ、レイスの話は嘘臭いので、エレンが使いこなしてしまえば問題ないけど、
今度は本気でエレン争奪戦が起こるから大変。
ケニーみたいのが大勢いたら、命が幾つあっても足りないわ。
巨人の間は最強だけど、人間になったら、殆どただの人だし。

あ、だから、レイス家は影武者立ててたのか。
座標欲しがる輩から隠れてたのね。
まぁ、貴族達は実際の権力を握って好き勝手やれるから文句はないんだろ。
最強だけど、家族同士で食い合うハメになるのはゴメンだしな。

さて、ケニーはどうすんのかな?
試す価値はあるよなって、敢えて巨人になろうとするのか。
俺は人間をやめるぞ、リヴァイイイイイイ!!なのか(笑)

レイス卿が大逆転を狙って、ヒストリアを巨人化させようと試みるのか?
でも、この状況だとエレン喰う前にケニーとか父親とかイカもの食いしそうだが(^_^;)

その直前に兵長達が滑り込みか。
あ、でも、そのドサクサの間にレイスはヒストリア連れて逃げそうだな。
何にしても、まさかの縛られたまんまのエレン年越し。
当分、ピーチ姫の受難は続く(笑)

いい加減、主人公しようぜ。
あー、でも座標使いこなすと、ケニーが大喜びだし困ったなー(笑)



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