おやじの寝言

人間、歳をとるとついつい愚痴っぽくなってくるものである。
愚痴はいけないと思いつつ、でも愚痴もなければねぇ~。

Charles Aznavour

2008-02-23 01:06:11 | 音楽
Charles Aznavour

柄にもなくシャンソンです。
でもこのシャルル・アズナヴールは中学の時からよく聴いていた。
最初の出会いは、一番上の姉が好きで彼のアルバムをよく聴いていたからで、
横で聴いているうちにいつの間にか良さがわかってきたというところである。

小学校のときからの友人で、すぐ近所に住んでいた師○というヤツが、Beatles
の「No Reply」とシャルル・アズナヴールの「Et Moi Dans Mon Coin」を私の
テーマ・ソングだと言って腹を抱えて笑っていたことを想い出す。

そんな中でも好きな曲は


ラ・ボエーム (La Boheme)

             対訳:大野修平


二十歳にも満たない人たちには
理解できない
時代の話をしよう
モンマルトルのアパルトマンの
二人の部屋の窓には
リラの花が咲いていた
粗末な家具付きの部屋が
ふたりの愛の巣で
見た眼にはぱっとしなかったが
そこでふたりは知り合い
ぼくはろくに食べるものさえなかった
きみはぼくの前で裸でポーズをとっている
ラ・ボエーム
ラ・ボエーム
それは ふたりが幸せだということ
ラ・ボエーム
ラ・ボエーム
一日おきにしか物を食べていなかったふたり

近くのカフェに仲間が集い
来るべき栄光を夢に見て
ぼくらはすっかりひとかどの人物になりきっていた
空き腹をかかえた
みじめな暮らしにもかかわらず
未来を信じてやまなかった
ビストロの
温かい食事を前にして
ふたりでひとつのナプキンを使い
詩句を口ずさんだ
冬の寒さを忘れて
暖炉のそばに集まったものだった
ラ・ボエーム
ラ・ボエーム
それは きみが美しいということ
ラ・ボエーム
ラ・ボエーム
ぼくたちはみんな天才だった

画架を前に
絵を描いて
夜を過ごしたものだった
デッサンに手を加え
胸の線や
腰の輪郭を書き直した
夜が明けて
クリーム入りのコーヒーを前に
やっと腰をおろした
疲れてはいたが うっとりとして
ふたりは愛し合い
人生を愛していた
ラ・ボエーム
ラ・ボエーム
それは ふたりが二十歳だということ
ラ・ボエーム
ラ・ボエーム
ふたりは時のながれに乗って暮らしていた

ある日 気まぐれに
昔の住まいを
訪ねてみた
ぼくの青春の日々を見守っていた
建物の壁も、通りのたたずまいも
もう、わからなくなっていた
最上階にあるアトリエを
さがしてみたが
何ひとつ残ってはいない
新しい舞台装置に囲まれて
モンマルトルは悲しげに
リラの花は散り果てた
ラ・ボエーム
ラ・ボエーム
ぼくらは若かった 狂気じみていた
ラ・ボエーム
ラ・ボエーム
それはもう何も意味しない言葉

Dan Fogelberg

2008-02-02 01:16:34 | 音楽
Dan Fogelberg

好きなミュージシャンでした。
・・・でした、と言うのも変なのですが、彼は先日亡くなったものですから。
Dan Fogelberg を知ったのはもう25年ほど前(もう少し前だったかも)だと
記憶しているのですが、仕事の帰りにレコード屋さん(まだレコード時代)に
立ち寄り、あれやこれやと探していると彼のアルバム「Nether Lands」が
かかり、思わず店員さんに「今かかっているレコードは何ですか?」と聞き
そのまま買ってしまいました。
それ以来、彼のアルバムをほとんど買っては聴いておりました。

アコースティックをベースとした曲が多いのですが、端的に言うとキラキラと
した感じの曲が多い。
でも初期のアルバムはフォーキーな感じです。
彼には珍しくブルーグラス色の濃い「High Country Snows」などもあります。

こちらに持ってきているアルバム(CD)は

Home Free
Souvenirs
Captured Angel
Nether Lands
Phoenix
The Innocent Age
The Wild Places
Windows and Walls
High Country Snows

他にもアナログではあるのですが、ここには持ってこれなくて・・・。

中でも好きなアルバムは、「Nether Lands」、「The Innocent Age」、
High Country Snows」あたり。