初・浅田次郎作品です
東京に来て
オヨが乗った地下鉄の合計時間を合わせると
一番多いのが就活でスーツを着ていたときだと思う。
銀座線はかつて、戦争へ向かう
青年を乗せていたと考えると
時代の中でいろんなの乗せてるんだなぁと
しみじみ思った。
主人公はメトロに乗るたびに
過去に戻る。
○年前、だれに、なんと言いたい?
そんな後悔はしたくないって
強く思った本でした。
あとがきのところで著者が
この本のタイトルについて、
若い頃に好きだった人を
数年後に駅のポスターでモデルとして
見かけたらしい。
そのポスターに書いてあったのが
この”メトロに乗って”
なんかいいエピソードだなぁと
思ったのでした。