south club

ぬるいヲタが中途半端に語ってるだけなので、そのへんヨロシク!

アクセルワールド

2012年05月06日 | その他アニメ
わりと楽しく見ていたのですが・・・

なんの取り柄もない女の子がある日学園のプリンスに告白されて、君が毎日花壇の水やりをしていたことを知っていたよ、僕は君にメロメロさ、というのは少女漫画の古典ですが、少年はモテるために努力をするところが物語になりました。かつては。
まさか見た目がアレなのはともかく、じぶんを磨く努力をなにもしない少年が、学校一の美少女に告白されようとは。しかものび太君があやとりの才能に惚れられたかのような理由で。
主人公がいじけてなければそれもアリなんだけど、いじけていて尚、この気持ちをわかってほしいんだと追いすがられるのは、なんていうかあまりにも都合がよすぎるというか、これってそんなエロ本みたいな話なのと。

現実ではありえないようなことが起こるのが物語だけど、やはり努力と成果には因果関係がほしいなあ。
でないと逆に夢がなくない?

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坂道のアポロン(原作)

2012年05月03日 | その他アニメ
アニメ一話が面白かったので、原作9巻(本編完結)読みました。
面白かった。その上での感想。

平成に描かれた昭和のお話だなあと。
昭和に書かれた昭和の話はもっと残酷。
学生運動に巻き込まれた地方出身の学生の末路はもっと哀れだろうし、そんな彼と駆け落ちした女子高生も身を落とすだろうし、高校中退で出奔した混血の少年の未来は悲惨だろう。
ただまあ、今そういう話を読みたいかと問われると、おそらく私を含めて読みたくない派が多数だろうから、ああいう優しい結末でよいとは思う。
友情が一生もの。というテーマを全うしたのもよかった。

惜しむらくは9巻になるとちょっとこなれてしまって、絵があっさりしてしまったこと。
最初のほうの絵にあった荒削りさに情緒みたいなものが含まれていたので、きれいになってしまうと気持ちの溜めどころがなくなってしまった。
あと「島」っていうのがどこかよくわからなくて。
彼らのいた海辺の町からフェリーに乗って行ける島?と推察したけど、千太郎がどこにいたのか考えなくてはならなかった。規定の話数で終わらせるために話を詰めたのかな。
高校時代とそれ以降の話の流れ方も、もうちょっと巧みに構成されていたら最後突き抜ける感じに浸れたのに、とも思う。
それは前述した残酷な部分から話を逸らせたせいもあるのかなと。

でも全体としてはとても含みのあるよい作品。
ページのあいだにいろんな思いが詰まっていて、余韻が残るし膨らむ。
父さんを恋しがっていた薫が徐々に自分で世界を切り開いて、掴み取っていくのが丹念に描かれている。ここに千太郎の物語を本格的に絡ませることもできたけど、そうすると巻数も倍になるだろうし、力量的にも倍必要になると思うので、今はこのスケールが一番おさまりがよかったと思う。
正直最近のやたら長い話は少女マンガにはそぐわない、と私は思う。
少年マンガは昔から延々と続くものが多いけど、心の内面を丹念に追う作品は、ほどほどのところで結末を見せてほしい。
まあこれはまた別の話。

淳兄さんって年下から見たらカッコイイのだろうけど、大人から見たらこいつどうよ、と思ったところで、器用なところをうまく都会の学生に絡み取られ、田舎者ゆえに真の意味で器用に立ち回れず行き詰る様を描いて見せたあたりとか、上手かった。
あと千太郎の育てのお母さんを、内面描写一切しなかったのもすごい。志を同じくして千太郎を引き取ったはずの夫が迷ってしまっても、子どもに対してブレたところを一切見せない母親の存在があるからこそ、千太郎が道を誤らない理由が成り立つ。お母さんはなにを思っていたのかなー、とかそういうことを考えさせてくれるのが、この作品が面白かった証拠。

アニメはうまいこと音を入れている。
薫の心に千太郎のドラムがどう響いたのか、実感できるいい作り。
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ギルティクラウン

2012年03月29日 | その他アニメ
終わりましたね。

オリジナルアニメということで、かなり気負いがあったようなのですが、うーん、そんなに原作付が有利な現状なの?
私はどっちでも気にしないというか、元々アニメしか見てないので、アニメで面白かったら原作があるならそっち見る、という姿勢ですが。

さて。
とにもかくにも前半の構成がまずすぎた。
盛り上がりを見せるまでに視聴を打ち切った人がどれだけいたことか。
「いつもの自分のやらないことをやれ」の意味が、全体を見ると最初の解釈とは違う意味だったとわかるのだけど、残念ながら前半だけだとわからない。
わからないことが話の先を追う仕掛けになっているのではなく、ただ文字通りに受け取って「はあ?」と思わせるだけになったという最悪のケース。

集の「いつもの自分」はそもそも「偽りの自分」で、イブに選ばれたアダムである運命に再び向き合っていく中盤以降の導入になるべきが、頼まれもしないのに自分からトラブルに首を突っ込んでいく少年になってしまっていた。
そこをうまく見せられたら、涯との対比もわかりやすく、いのりと真名との対比の構図ももっと早くに期待できた。
いくつもの盛り上がる要素を目先の萌え描写に分散させ、結果散漫な作品となってしまったのが非常に残念。

本来のイブが偽者のアダムと結ばれ、本来のアダムが偽者のイブと結ばれる。
王であることを忘れた王が再びその座に戻り、周囲に裏切られ、また手を取り合う。
そういう流れは非常によかったのに、わかりにくかったなあ。
前半を半分に圧縮して、後半に割くべきでした。
エピローグは倍あってもよかった。
あれだけではこの先の集がどう生きていくのか想像しづらい。

ともあれ、未消化ですが、意欲作ではあったと思う。
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カーネーション

2012年03月11日 | その他アニメ
ドラマだけど。しかも朝ドラ。

最後の一ヶ月で主役女優交替の意味がよくわからない。
悪くはないけど別のドラマがはじまった感じで、美人が売りの女優さんがもったいなく思えてならない。
まあそれはおいといて。


朝一番のドラマで「あー、仕事辞めたい…」で終わったり、なかなかチャレンジャーな部分もありはしたけど、連ドラ特有の15分でちまっとまとめてくるのではなく、ながーい映画のような構成はよかったと思う。
主演交替の一区切りが実質的な最終回であったと考えて、各人物のおさめかたもとてもよかった。
なかでも秀逸だったのが、勘助のお母さんが死を前にして、息子がおかしくなった理由を悟るシーン。

あのお母さんはずっと、息子がなぜあんなふうになったのか、誰のせいなのかなんのせいなのか考え続けていて、誰かのせいであるに違いない、誰がなにをしたんだ、と怨嗟のような疑問を抱いて生きていたのだと思うのです。
糸子が気がはやったときも糸子を責めたし(あれは糸子も悪いのだけど)長男も死んだあとはお嫁さんを責めたし、とにかく「誰や。誰のせいや」と考え続けていたのだと。
だから入院中のテレビで軍隊のしたことを見たとき、「ああ、これだったんだ」と悟ったのだと。
もうすぐ勘助に会える、という死の床であるからこそ認められた真実で、深い悲しみと共に長年の苦しみから解放される、一種の解脱でもあったと。
「されたんやない。したんやな」というのは、息子を責める言葉ではなく「したくもないことして辛かったんやな。お母ちゃん長いことあんたの気持ちわからんかったわ。でも今わかったで」という言葉だったと思うのです。

わりと物語の早いうちに死んでしまった勘助ですが、重要な役割を持った人物でした。

あとは認知症の症状が出ていたお母さんが、お父さんを見つけるシーン。
お父さんはお母さんを迎えに来たのか、それともずっとだんじりの日はそこにいて、お母さんが死に近づいたから見えるようになったのか。
どちらにせよ、お母さんの手のなかの見えない徳利から、お父さんの手のなかの杯に注がれる酒が、この世とあの世で別れても切れない思いのようで素晴らしかったです。
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ギルティクラウン

2012年02月09日 | その他アニメ
集が頼まれもしないのに泣き言を言いつつ自らテロリストに関わっていくのが不可解だったけど、涯の死と共に謎解きされて理解した。ラストクリスマス以前の記憶を失っていた集は、自らの宿命に引き寄せられていた。涯はいわば集の代役をこなしていただけであり、本来は集が立つ位置に立っていたので、引き寄せられた。
2クールに入り、今度は颯太が1クールの集と同じ反応を示す。よくわからないまま争いの渦中に身を投じ、事が起こるとパニックを起こしうろたえてなにも出来ない。集は自分が涯にされたように、強い意志でもって颯太を立たせることが出来ず、叱責して嫌悪する。同族嫌悪。

ここまで話が進んでようやく、集の反応も颯太の反応も正常なのだとわかる。
いきなり戦闘のなかに放り込まれて活躍出来るのはアニメのお約束だが、実際にはそんなことは不可能。おろおろしてなにもしないのはまだいいほうで、見当違いのことをしでかしてとんでもないことになるのが関の山。このあたりを逃げずに描いているこの作品はかなりの良作の匂いがするが、ただしアニメに期待される爽快感はゼロ。なのでこの先終盤をどうまとめるかにもよるけど、うまくまとめた場合はあとから評価される作品かと。

オリジナルアニメということもあり、おそらく世界観を徹底して理解させるために本来序盤にすぎない集の葛藤を1クール全部使ってやってしまったのだろうけど、あそこで視聴を打ち切った人が多いと思われて非常に残念。これから盛り上がるから我慢して見て、というのは作り手の都合。萌えを意識した演出も、全体に流れる後味の悪さが魅力でもあるとわかってきた今となっては時間の無駄だった。もっと腹を括って、最初からどーんと力で押してくればよかったのに。
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輪るピングドラム

2011年12月24日 | その他アニメ
これもまた全話に起承転結を振り分け、さらに謎をちりばめ解を織り交ぜ、解がさらに謎を導く素晴らしい物語でした。

一話で感じたちょっと置いていかれたっぽい感じを最終話でも感じたけれど、決して置き去りにはさせず、視聴者に走ってついてこさせる手腕が見事。
視聴者をドン引きさせたりんごちゃんのストーカー行為が、後半しょうまに気持ちが向いたときに彼が背負うものを恐れない強さとなり、さらにはひまりを助けるために罰を受ける覚悟となる。そんな見せ方が巧い。

かんばのりんごがしょうまに。しょうまのりんごがひまりに。三人はきょうだいに。りんごはピングドラム。輪るピングドラム。
謎がうまく言葉で説明できないままのところもありますが、圧倒的な胸に詰まるなにかで納得させるのだから、すべての解は出たのでしょう。

「生きることは罰」

テーマのひとつだったろうこの言葉が奥が深い。

自分自身である二匹の黒いうさぎに自らを賞賛させる孤独なテロリストさねとしと、日記に同級生たぶきとの他愛ない未来予想を書き綴る一方、運命を乗り換える呪文を知っているももか。
ももかに救われ、ひまり曰く罰である生をふたりで生きることを決めるたぶきとゆり。
それぞれに愛する少女を救い、透明な存在となったかんばとしょうま。
まさことまりお。

皆誰かと一緒にいる。
さねとしもももかについていったらよかったのにね。

最後に全員揃って「ありがとう!」までが最終回だと受け取りました。


あと、余談ですがさねとしの起こしたテロ事件、かんばにさせようとしていた行為が、私には地下鉄サ○ン事件を思い起こさせました。
このアニメを見ている本来の対象年齢の層はもうあの事件を具体的には知らないのでしょう。
あんな感じで行われたのですよ。
自分の座っていた座席にそっと紙袋を置いて、ドアの横にビニール袋を置いて。
ああ、これをこんなふうにアニメにしても、もう誰も直接的になにか言ったりしないくらい時間が経ったのだなあ、とそう思いました。
私は伏字にするほどには、まだ恐怖が残っています。

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シュタインズゲート(アニメ)

2011年12月24日 | その他アニメ
作品としてまとまりがあるというのはとても高いポイントだと思う。
起承転結、全話に最初から振り分け、到達すべき結へ向けて話が進んでいくのは、ちんまりまとまってしまう危険と背中合わせながらも物語の王道。

オカリンのキャラが秀逸。

主人公が際立っているので、周囲のキャラも生きる。
主人公含めすべてのキャラがオタクである、というある意味特殊な設定が、かえって非日常なタイムマシンを巡る物語にリアリティを与えて本筋に引き込む力となっている。
恋愛ゲームにまでなるだけあって、オカリン総モテ。でもそれぞれに理由があり無理もなく、なんでこの男が?という疑問を抱かせないのも見事。
作中オカリンが盛大に迷い悩むので、むしろオカリンがヒロインのような感もあるけど。
まゆりを妹として設定しても展開できたところを、幼馴染にしたところが絶妙。
幼馴染の少女を救うために(時間のなかを)奔走し、最近知り合った好きになった少女を犠牲にして助け、再度その少女を助けるために全力を尽くす。
大人の思考の物語ではない、ジュブナイル。
少年少女だけのシンプルなエネルギーが昇華される爽快さがある。

OPが最終回にその内容とリンクするように、この作品のために作られているというのもよかった。
アーティストと組んでイメージの世界を広げるやり方が既に一般的だけど、歌がそのまま内容を表している、というのもOPの王道。

とても面白かった。
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ガンダムUC 重力の井戸の底で

2011年11月20日 | その他アニメ
地上に降りたらまず砂漠。
お約束ですね。

ちょうど中盤の中だるみになりがちなところですが、いいテンポを保っていると思います。
バナージの成長具合もちょうどいい。

前回のマリーナのエピソードもそうでしたが、グローブの話はわりと表面さらっと。
小説と違って絵と音と言葉で表現されるアニメなので、まあこの程度の情報が妥当ですよね。
詳しく知りたければ小説読めばいいわけだし。
元が小説のUCはそのあたりがテーマでもあるので、原作未読だと年齢の低い人はバナージとミネバのボーイミーツガールの話としてのみ見るかもしれない。
子どもがそういうふうに捉えて、大きくなってからもうひとつテーマがあったんだと知るのもよいかも。

私のお気に入りのアンジェロはフロンタルの後ろでぷんすかやってた(笑)
彼の活躍回はもう少しあとですね。
ラストのアレをやるのかどうかとても興味が。
蛇足と言えば蛇足だし。
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重力ピエロ

2011年11月13日 | その他アニメ
アニメ違うけど、映画をBSで見たので。

なんとなくエピソードとそこから導き出されるテーマにズレを感じたのでネットを見てみたら、原作のニュアンスとやはり少し違うみたいで。
具体的に挙げると、

泉水が春を心の底で疎んでいるように見える
泉水の行為は本当に隠蔽されていいのか
父の決断が悲劇を生んだのではないのか

というあたりなんですが。
おそらく原作はここのあたりの白黒曖昧さ加減を描きたかったのだろうと思うのですが、映画はどうも白か黒かに傾いていたように受け取れました。
父の決断に関しては、これ、男性作家ならではだなーと。
母を全肯定するための選択であり、母も嬉しかったと思いますが、それがじわじわと年月をかけてなにかを歪めていったようにも感じられ、女性はああいう設定を思いつかないし書かないだろうなと。
深く考えるのが不快なのである程度で思考を止めるけど、あえてあの設定で書くとしたら、もっと残忍な罰を与える。

かなりいい線行ってるのに、最後にもやもやが消化されない印象的な映画でした。
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廻るピングドラム

2011年10月22日 | その他アニメ
一話のOPを見た時に、平面的な絵に記号的なキャラデザだなと思ったんですが、2クール目に入って平面が重ねられて立体的になってきた感じがします。

ピンドラのペンギンにあたる役割が、ウテナでは影絵の少女でしたが、影絵はまさに平面。
物語を構成する時、肉付けをするという表現を使いますが、いかに立体的になるかを求めるところを、紙を重ねるようにして垂直に高くしていって厚みを持たせるって、詩のようです。

他では見られない幾原ワールド。
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