認知症~気ままなひとり言

認知症の介護を終えて
18年間の介護生活を振り返って~

一年を振り返って・・・・

2008年12月31日 00時00分58秒 | Weblog
 今年も、あとわずかになりました。

今年一年を振り返って・・・・・

今年ほど、いろいろな経験をしたことは、私の人生の中で、初めてのことです。


2月の下旬、ショートステイ先から、電話があり、入所されている男性に

スリッパで顔を殴られたと連絡がありました。

なぜ?何事が起こったのですか?

痴呆の母は、自分の部屋がわからず(理解出来ない)、その男性の部屋に入って行ったそうです。

部屋にもどった男性は、母がいるのに激怒して、履いていた雪駄で、母の顔を、

何度も殴りつけたそうです。

母の悲鳴で職員が、気がついたそうです。

連絡を受けた時、こんなこともあるのかな?と思い、何気なくショート先へ、

出向いていきました。

ある男性の職員が謝っていましたが、

ベテラン看護士さんから、ここは24時間体制の施設ではない、一人の人間を

ずっと見ていることは出来ないと、言われました。

それは、わかりますが、その看護士さんの、言い方と言葉のきつかったこと・・・

私は、その言い方に激怒!

その場で、母を連れて帰ることにしました。

支度を待っている間に、母を殴った男性がハサミを持ってウロウロしていました。

その現場を見た私はますます怒りが頂点に・・・・

職員になぜ、ハサミを持たせているのか・・・・


職員曰く

今まで、何の生きがいもなく毎日を過ごしていた人が、工作をすることによって、

生きがいを見つけたので、問題ないと判断して、ハサミ持たせているとのことでした。

この言葉にますます激しい怒りが込み上げてきました。


しばらくして、施設長など、3人が我が家を訪ねて来ました。

母を殴った男性は常に問題をおこす人であるらしい。

この施設は、介護保険が出来る前から、特養として痴呆の人や、身障の人など、

よその施設では、預かってもらえない人なども、利用されていたようでした。

この男性も障害があって、子供の頃から辛い思いをして、生きてきた人らしく、

どこの施設にも預かってもらえなく、こちらの施設で、お世話になっているそうですが・・・・

それはとてもいいことだと思いますが・・・・

少し凶暴なところがあるのに、なぜ、ハサミを持たせたり、雪駄を履かせたりするのか?

足が悪いので、雪駄は歩きやすく転倒しにくいので、家族の方が希望されたとのこと・・・・

ハサミを持たせるのは、おかしいのでは?

あの時、ハサミを持って部屋に戻っていたら、どうなっていたのでしょうか?

考えただけでも、ぞっとします。

家族の方が謝罪に来られて、施設から追い出さないでくださいと、お願いされましたが、

心の中では、そんなこと知るもんか?って感じでした。

施設長たちにも、自分の母親がこんなことされたら、どんな思いがするのか?

自分の親が、他人に雪駄で顔を殴られたなんて、涙が出ます。

痴呆であるが故の悲しさです。

この悔しさ、この情けなさ、誰に怒りをぶつければいいのか・・・・

涙がとまりませんでした。

このときから、ショートステイを利用することに疑問が出てきました。

でも、一人での介護のつらさ

息抜きの必要性

ショートステイを利用しなければ、自分が壊れてしまう!

他の施設も考えたりもしましたが、7年間も利用している施設での、メリット、デメリットなど、

いろいろ考えると、どこの施設も同じだと思いそのまま利用することに・・・


そのひと月後の3月

ショートステイ中、トイレに行こうとして、転倒して右大腿骨骨折をしました。

82歳の高齢で、痴呆があるので、全身麻酔の手術でした。

手術室の待合室で、一人で待つことの辛さ、どれほど心細かったことか 

50日間の入院

一日2~3往復の病院通い

食事の介助、リハビリの介助、頑張りました。

補助が必要ですが、歩けるようになりました。

でも、ナースコールの意味が理解できず、そのままオムツが必要になりました。


私事ですが、1月の下旬に迎え入れたワンちゃんが、かわいそうでした。

まだ来たばかりなのに、一人ぼっちで、留守番をさせてとても寂しい思いをさせました。


 秋になって、10月のはじめに

ショートステイ中に40度の高熱で、緊急入院


今年は、いろいろ大変な年だったなぁ!なんて、思っていた矢先に、

また、ショートステイ先で骨折

こんなに大変な出来事は、生まれて始めての経験でした。

1年間に3回の入院・・・・もう疲れたよ~ん


今年一年を振り返って・・・・・

もう疲れすぎ・・・・・

仕事に行けば、1週間に1回休みはあるのに、私には、休みがない 

誰か一日だけ、助けてください

そんな気持ちです。

私は、もうヘトヘト・・・・・しんどい~ぞぉ~

明日も病院へ・・・・

掃除が出来ていなくて、家が汚い・・・・

せめて、お正月の花だけは買って、玄関に飾ることにしました。




応援してくださった皆さん、ありがとうございました。

また、来年もよろしくお願いします。

良いお年をお迎えください 


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よく頑張りました!

2008年12月28日 19時54分26秒 | Weblog
 今日から病院は休みに入り、病棟はとても静かで、

少し寂しい感じがします。

今日はご機嫌よろしく、穏やかに過ごしていました。


さて・・・・

今日から、リハビリの特訓が始まりました。

リハビリの先生?は、私です。

今日は、廊下の手摺りを持って歩きました。

3メートルほどの長さから、スタートしました。

最初は、両手で手摺りを持って、ゆっくりと歩きました。

1往復、問題もなく、歩きました。

あまり痛みの訴えもなく、ご機嫌よろしく歩いていました。

次は、片手を手摺りに、もう片手は私が支え、ゆっくりと歩きました。

万が一のことを考えて、車椅子は歩きはじめと同時に、そばに置いています。

短い歩幅でゆっくりと、3往復歩きました。

よく頑張りました。

また明日も頑張ってくれたらいいのになぁ 


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それぞれ自宅へ

2008年12月27日 22時46分19秒 | Weblog
 今日で病院も診療が終わり、明日から、来年の4日までお休みになり、

患者さんも、自宅に帰れる人は、それぞれ帰られたようです。

母はそのまま病院で、年末年始を過ごすことになりました。

ここ数年、年末年始は、ショートステイで過ごしていたのが、

今年は病院で過ごすなんて・・・・・

やっぱり、ショート先とは違う 


今日から、リハビリ頑張ろうと、思っていたのに、母がやる気なし

なかなか立ってくれません。

痛がっていたので、気分も乗らなかったのかも

認知症の気分もあるので、これからのリハビリも大変になってくるのでしょう。

力の要ること

自分で立ち上がらないので、全体重を乗せてくるので、かなり重い 

気の抜けないまま、腕が痛いわ、腰も痛いわ・・・・・

油断をして、また転倒させるとそれこそ大変

力のない私には、かなりの重労働です。

食事も誤嚥させないように、気をつけないと・・・・

介護も看護も大変だなぁ 


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良かった・・・・

2008年12月24日 20時08分11秒 | Weblog
 玄関にクリスマスの飾りを少しだけしました。

毎年、飾り付けをするのが、楽しみになっていましたが、

今年はそんな暇もなく、少しだけ飾ってみました。

雪を積もらせているので、サンタさんのソリが見えなくて残念ですが 

ソリにプレゼントがのっているのです。

ケーキは、明日買って病院で食べようかな なんて・・・・・



 今日はとてもうれしい報告です。

検査の結果、順調に回復しています。

菌に感染?など、していませんでした。

咳もほとんど治まって、ほぼ安心できる状態までになりました。

元気になったので、そろそろ入浴も出来るようです。

このたびの手術は、炎症がひどかったので、とても気になって、気分も沈みがちでしたが、

今日から、安心できます。

これからは、リハビリに頑張って、また歩けるようになってほしいです。

いい気分で、新年を迎える事が出来ます。

心配してくださった皆様、ありがとうございました。


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運が悪いだけなの?

2008年12月22日 23時29分56秒 | Weblog
 3月に骨折で入院していた時に、お隣のお部屋に95歳のおばあさんが骨折で入院されていました。

母よりも一回り年上ですが、少し老人性の痴呆はありましたが、自分で食事をしたり、

トイレに行きたいと言えるほど、しっかりされたおばあさんでした。

退院の日も同じで、退院後の診察日も同じで、お互いに元気で良かったね。

と、家族の方とお話をしたりして、次回は来年の診察にお会いできますねと、お話を、

していました。


ところが・・・・・・

昨日、家族の方と偶然にお会いして、また入院されたとのことでした。

ショートステイ先で転倒して、肋骨5本骨折されたそうです。

顔面も、強打されたようで、半分紫色に変色されて、かなりひどくなっているそうです。

両方の足の骨折をされて、元気に退院されたのに、とても残念です。

心臓も悪くなって、呼吸も困難になっているので、整形外科ではなく、内科で入院

されているとのことでした。

母が通っているショートステイとは、別のところですが、

やっぱり、ショートステイでの転倒・・・・・

夜間の体制は、二人体制なので、目が行き届かないのは、わかりますが、

大事な家族を預けているのに、どうしてなんでしょうか・・・・



夜間は目が行き届かない

24時間体制の施設ではない

こちらも、細心の注意をしていると言うのでしょう


利用する側は、どうすればいいのでしょうか

母のように痴呆がひどい場合や、かなり高齢の方など、目が離せない人たちは、

転倒することを覚悟の上で、利用すべきなのでしょうか

それがイヤなら、どんなに辛くても、自分が壊れそうになっても、

自分で見るべきなのでしょうか

きっとそうなんでしょうね

共倒れなんでしょうね


二度も骨折するなんて、運が悪いの 

骨折しない人もいるのに、なぜ、2回も骨折するの 

ただ、ただ・・・・運が悪いだけなの 


役所ももっと考えてほしいですね。

病院と違って、夜間はもっと人数を増やして、安心できる施設を作ってほしいですね。


母と95歳のおばあさん、二人とも元気になって、また外来でお会いしたいです。


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