随想録~つれづれなる一言日記⇒Part2はhttps://blog.goo.ne.jp/conny_mizukiにて

私こと瑞希祐作が、無秩序・無作為・無節操に自分の思いのままを書きつづってみました。楽しんでください!

お茶のたしなみ

2009-09-11 | とあるひと時
 人間せっぱつまってばっかりいると、何をしても生産性が悪いような気がします。やはり常日頃からバランスのとれたメリハリのある行動をすることが大事だとよく思います。仕事ばっかりしているとどうも緊張の連続なので、少しは休養を取って忘れてみたいと思うときもあるでしょう? 家族を大事にすることはもちろんですが、そうかと言って自分だけの時間が全く持てないときの閉塞感もたまりませんよね? 公私、自分と周りを考えて、ベストな関係を築くことが一番大切なのです。

 そんなことは誰でもわかっていることなのですが、そうはとんやがおろさないのが実態です。

 私もこちらで仕事をしているとそういうジレンマに襲われます。知っての通り、日本と米国ではタイムゾーンが正反対です。日中は米国企業相手、夜は日本の相手をしなければならないことが多々あります。かといって、完全にこっちのペース、日本のペースにシフトもできません。ある程度割り切って考えないと身が持ちません。私の場合はセントラルタイムなので、日本のお昼までは仕事にお付き合いして、そのあとは翌日回しにするような感じで進めています。大事や緊急な用件であれば、だいたい日本では朝一に騒ぎになりますから、お昼までをタイムゾーンに含めれば、ほとんどのことは網羅できるのです。これに気付くのには3年以上かかりましたけどね・・・。

 ところで、皆さんはこういうメリハリをつけるために何をしますか? 仕事で疲れたら連休を取ってどこかにでかけるとかいうのもありますよね? そういう長期なものは別にして、日々の中でやっぱり「気分転換」が必要だと思いませんか? それをどうやっているのでしょうか? 多分ひとりひとりそのやり方は違うと思います。

 私の場合、朝オフィスに着くといきなり仕事を始めるというのはどうも苦手です。日本にいたときは集団的オフィスだったものですから、そうせざるをえませんでしたが、こちらでは個室なので、まずは、深呼吸代わりに珈琲をつくります。フィルタータイプの奴なので、できるのに3-4分くらいかかります。その間に今日のすべきこととか昨日の出来事を振り返り、何をしなければならないかを考えるのです。その後、珈琲を一杯啜り、仕事を始めます。そして一段落つくとまた珈琲を飲みながら少しボーっとするのです。これを繰り返すことにより、一日の仕事のリズムを作っていくのです。他には音楽を聴いたりとか、家で仕事をするときは雑誌を読んでみたりとかちょっと変わったことをすると、また違う発想が出てくるのも良いことだと思います。

 さて、私の場合は主としていつも飲むドリンクは珈琲ですが、海外生活が長くなってくると、「お茶」が時々おいしく感じます。まぁ、家にいればいつも食後に飲んではいるのですが、やっぱりおいしいお茶というのはそこそこ手に入りません。たまに友人がお土産で持ってきたり、一時帰国した家族が買ってくる以外は、こちらに手に入るもので間に合わせていますが、それでいても、何か気分だけは日本に戻ったような気がして少しほっとします。たまには抹茶を炊いてもらい、飲みたいとは思うのですが、なかなかそういう機会はありません。

 お茶の作法というのは非常に厳格なようですね。でも古来からの日本の伝統の縮図のような気がします。相手に対するおもてなしとそれを受けるほうの礼儀、そしてその緩やかな動作はまさに我々のこのあくせくした日常を忘れさせてくれるような気がします。仕草ひとつで悠久の世界へ導くとまで語れるほどお茶の作法はわかりませんが、それをひとくち口にすることを想像するだけで、何か煩わしさから開放され静寂な世界に身を置けるような気がします。そして喉を潤すお茶の香りが、これまた米国では忘れた懐かしさを教えてくれるのです。

 目を閉じてひとときの安らぎが得られることがうれしいですね!

 そして一言、「結構なお手前で・・・!」といいたいところですが、そんなに都合良く日常が過ごせるわけでもなく、全ては淡い幻想の中に消え行くのです。(笑) まぁ、とにかくお茶を飲むとほっとするといいたかったわけで・・・。

 皆さんはほっとする一杯として、何がお好きですか? やっぱりビールですか??


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