音の記憶

電車の中で、ときどきアナログ電話機のベルの音が聞こえてくる。
もちろんケータイの着信音です。
ケータイの持ち主は、間違いなくオ・ヤ・ジです。

自分も十分にオヤジだから、えらそーなことはいえないけど、思わず同情しちゃいます。
若い人たちにとって、電話のベルの音なんてすでに記憶にないかもしれないのに、
オヤジにとっては、電話の音はあくまでも「ベル」でなきゃだめなんです。
う～ん、わかるよーな気がするなー。


ところで、少し前に数日間トヨタのプリウスというクルマに乗ったのだけど、モーターだけで走っているときは、エンジン音はゼロなんですよね。
といっても完全な静寂というわけではなくて、タイヤのロードノイズや風切り音はするから、静かな分、むしろそっちの音のほうが気になる。
だったら、いっそ性能の良いオーディオから、フェラーリのエンジン音なんかが聞こえてきたら嬉しいのに。なんて思った。

そのうち、ポルシェやアルファのエンジン音なんかもオプションで装着可能になったりして・・・・・。

男A「オレ今度のボーナス入ったら、ポルシェ911のエンジン音、買おうと思ってるんだよねー」
男B「オールアルミのアルファV6の音もけっこういいよ。こないだヤフオクで、ちょっとタペット音のうるさい中古の音源が、安く出てたよ」

なんていう会話が、そのうち本当にされているかもしれませんね。

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