漢方薬の収穫の時期が終わりに近づいた。このあたりのオニク（漢方薬）は肉従容と呼ばれ、管花肉従容（カンカ）等よりも栄養価が高いので、高く取引される。今年、人工栽培している場所でもたくさんの収穫があった。このオニクを採るのは、ちょうど幼稚園の芋掘り体験のようで、付いているかな、駄目かな？と掘りながら見つけるのがとてもわくわくして楽しい。天然林の場所では大きさが２mくらいのものも採れることもある。こうした長いものは数万円で取引されるものもある。まずは見た目なのだ。なので、こうした長いものや太いオニクを乾燥させるために切っていると、「なんてもったいないことをしているんだ」と言われる。食べるんだからいいのではと思うが、何事も見た目が大切らしい。スタッフも「これは切らないでくれ」切られないように数本大事に別に持って行って乾燥させていた。これを漬け込んだお酒は滋養強壮として、とても身体に効くのだ。村の方でも前年108歳だったおばあちゃんがなくなり、最高齢が105歳に下がった。もちろん、このオニクのおかげだと以前のおばあちゃんも言っていた。疲れたときにこのお酒を飲んでいると元気になるのだ。
