The Alan Smithy Band

The band is on a mission.

THE WAREHOUSE 波乱のライブ納め

2016年12月28日 | ASB活動日誌
先日のASB 2016 Final Liveの3日後、今度はTHE WAREHOUSEのライブ納めがあった。

ひで氏です。

ライブの場所はなんと船場センタービル。いつも大変お世話になっているV氏からのお誘いで、すぐさま快諾したライブだ。一体どこで演奏するのだろうと思っていたら、センタービル内の空き店舗で行うのだという。そして振る舞い酒も出すということで、なんか面白そうだなぁと私ひで氏はワクワクしながら向かったのである。

ピアノの田中とは現地で落ち合うことになっており、この日は車にキーボードを積んで会場に向かった私ひで氏。船場センタービルのある、大阪の中心地、本町に向かい始めてすぐに状況の悪さに気付いた。

師走の夕刻。大阪の中心を東西に貫く中央大通りという幹線道路はここ最近ではちょっと見たことないほどに渋滞していた。高速に乗ろうか、とふと思ったが、高速入り口に差し掛かり覗いてみると高速も大渋滞で入口にさえ長蛇の車列ができている。

普段なら20分ぐらいでつく道のりが、さっきから20分ぐらいで数十メートルしか動いていない。元々予定していた18時入りは絶望としても、このままこの渋滞に揉まれたまま行けば間違いなく19時半ぐらいになるのではないか…というような混みようである。

メールでやりとりしていた田中は電車で動いており、予定通り18時すぎには着きそうだ、という。

これは…相当まずい。

実はこの中央大通りに沿って、大阪の地下鉄が走っている。中央線と呼ばれるこのラインは、奈良と大阪を一直線でつないでおり、船場センタービルのある本町駅にもこの東大阪から約15分なのだ。


もう覚悟を決めるしかない。


そう思った私ひで氏は、最寄りの中央線沿いの駅近パーキングに車を停めた。

そして車の中に横たわっている、ケースに入ったRoland RD700 を見た。

奇しくも数か月前、ライブの度にこのキーボードを素手で運ぶのがあまりにも危険だということで田中と折半してRoland社ソフトケースを購入した。入れてみて運んでみると、死ぬほど重いが何のとっかかりもない状態で素手運ぶよりは1万倍ぐらいラクだった。






重量そのものもそうだがとにかく88鍵のキーボードは長い。肩にかけて歩くことは想定されていないと思われるので、持っている格好そのものが相当目立つ。通っている間に改札が閉まるのではというぐらいの全長の動物と化した私ひで氏は重さでプルプル震えながらなんとかホームにたどり着いた。

主催のV氏が待っているだろうと思い電話をかけた。

「Vさん、すみません、渋滞が異常で…車乗り捨てました。キーボード、担いで電車でいきます。会場に一番近い出口を教えてください」というと、V氏は「え?担いで?電車で?」

ひで:「電車来たので、いったん切ります!出口は?」

V氏:「10番出口です!」

こうして電車に飛び乗った私ひで氏、1.6mぐらいのキーボードケースを横に抱えて乗り込んだはいいが入ってからも辛い。幸い車内は空いていたので車両端の車椅子スペースを借りることにした。



とりあえずこのままキーボードを降ろしたい。しかし窓際にそれをするには体を反転させてキーボードがかかっている肩を窓際にしなければならない。よし、と慎重に体を回したとき、キーボードケースの端が、ギリギリで前に座っていた人の組んでいた足にヒットし、なんと組んでいた足がほどけた。

あッ!すみません、と言うも、相手もおそらく人生で一度も「電車内で足を組んでいたら回転してきたキーボードケースに足をすくわれて組足を解かれた」という経験がないので、怒っているともいいですよとも言っているような言っていないような、なんとも言えない表情をしていた。

人に迷惑をかけつつも電車はほどなく目的の駅に到着、人込みの中を仕方なくキーボードを縦にして震える両手で持ちながら、行き交う人々を掻き分けようやく会場に到着。30分遅れという最小限の遅刻で済んだのである。

しかし遅刻は遅刻、席にはすでに人がたくさん座っており、目の前でセッティングを始める。そしてその時、ふとあることに気付く。あるコードが一本足りないのだ。

オ、オウノウ…

致命的だった。詳しくは書いても仕方ないので触れないが、要はそのコードがなければ演奏のボリュームが半分以下になってしまうというようなものだ… その時、私ひで氏の頭にある場所が浮かんだ。

ハードロックカフェ大阪。

つい3日前にASBのライブをしたHRC大阪は目と鼻の先だ。あそこに行けばもしやコードを借りれるかもしれない… 「田中さん、ちょっとピアノ弾いといてください!」考えるよりも先に走って向かっていた。

すぐにHRCに着き、店長のYさんを呼んでもらって事情を説明する。Yさんは舞台袖を物色してくれ、目当てのコードが出てきた。「恩に着ます!」と借りて戻る。

厄日だ…!と今日のここまでの出来事を振り返りながらも会場へ戻り、お客さんが田中のピアノに酔いしれている間にうまくセッティング完了。田中となんの打ち合わせもないまま、肩はパンパン、息は上がり、着替えもままならないままライブに突入したのである。

そしてライブはというとクリスマスソングもかなり色々織り交ぜて大盛況。それにしても本当に色んな人に助けられながらライブできているのだなぁとこれほど感じた夜はない。

最後はアンコールももらって、盛況で終了。おそらく「船場センタービル史上初めてアンコールをもらったユニット」として沿革に載ればいいなぁ、などと思う。

とにかく波乱だらけのTHE WAREHOUSEの2016年ライブ納め、いろいろあったけれど無事成功!関係者の皆さん、お客さん、本当にありがとうございました!
















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3 コメント

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Unknown (にいやん)
2016-12-29 14:09:28
足に打撃を受けた男性が、1日の終わりに車内で足を組んだ事を後悔していたなら、斬新な世直しとしてヒデ氏は讃えられるべきだと思います!
ビックリしました (なかはし ともこ)
2016-12-29 17:51:06
ひでさんが、キーボードを担いで現れた時はビックリしました!
その大きさに!!
車を乗り捨てて、担いで来られるという話を偶然私も耳にして驚いたのですが、目の当たりにした時はその姿とともに、ひでさんの偉大さを感じました。
そんなのも含めて、全てが楽しく、また私にはちょっとしたサプライズもあって、本当に面白いクリスマスナイトでした。
ありがとうございました♪
来年のご活躍も期待しています。
来年こそASBのライブにも行きたいものです〜
Unknown (ひで)
2016-12-30 20:38:34
>にいやんさん
足を組んでいたことがまるで悪事であるかのように!笑
しかし結構重量もあるのでかなりの衝撃がヒザに走ったと思います!笑

>なかはしさん
いや、もう本当に肩がちぎれるかと思いました!笑
スタンドも運ぶ必要があれば諦めていたかもしれませんがこれがまた偶然前日にスタンドだけは運び込んでいたのです。とにかくなんとかなってよかったです~

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