北欧オーロラ紀行

そやっオーロラを見に行こっ!
◆ツアー旅行記 IN 北欧◆
  

デンマークの名物

2013-04-07 19:24:01 | 旅行

イケメン揃いの空港のバール


■20123年3月1日(金)

海外旅行の楽しみはいろいろありますが、飛行機の乗り継ぎ時間の合間や待ち時間に空港内を散策するのもそのひとつですよね。免税店はもとより、バールを初めワインバーやレストラン、海外なのに寿司バーまであって、見て回るだけでも楽しいです。

誠にびろうで恐縮ですが、随分前のオランダのスキポール空港での話。男性用のトイレには、ハエの絵が描いてあって、その理由は汚れ防止なのだとか。男性が用を足すとき、勢いよく飛ばすので周囲が汚れてその清掃に年間何千万円も掛かかる。そこで思いついたのが、彼らの本能を利用すること。トイレの便器にハエを描くと、それをめがけて用を足す。すると周辺に飛び散らなくなって清掃費が随分減額されたとか。以前オランダに行ったとき、ツアーの男性達がスキポール空港内のトイレで、便器に確かにハエが書いてあったと笑いながら話していましたが、残念ながらさすがに私は見に行くことは出来ませんでした^^;。


このバールの客層は若い女性たちが多い気がする…


そんな海外の空港に比べて日本の空港の味気ないこと。食堂街やコーヒースタンドはそれなりにあるけれど、面白みや楽しさがちっともない。海外の空港の中には、美術館があったりカジノがあったり、その他工夫を凝らした施設が沢山あって空港内見学ツアーでも出来そうなのに、日本の空港ったら…恐らく世界一清潔で安全で綺麗なのだろうけれど、もう少し遊び心があってもいいのになぁといつも思います。


名前を告げて出来上がるのを待ちます(*^_^*)。

出来上がったら“ハンママンダ カシュミしゃ~ん”と大きな声で読んでくれました


さて、又前置きが長くなりましたが、ツアー最終日、帰国するコペンハーゲンの空港で、余ったクローネを使い切ることにしました。中途半端な時間でしたが、お腹も空いてきたし、沢山の人でにぎわっているバールを見つけて入りました。カウンターの中では、元気な若者たちが、互いに声を掛け合って実に軽快に立ち働いています。地元の人は勿論、アメリカ人、メキシカン、アジアの若者も居ます。お客さんに目配り気配りも出来ていて、彼らのあうんの呼吸が、見ていてとても気持ちが良かったです。ジュースもサンドイッチも素早く出来上がり、その手さばきは職人わざと呼んでも過言ではない程見事なものでした。

私は沢山書いてあるメニューの中から、かろうじて内容を読み取れた「アボガドとツナのサンドイッチ」とコーヒーとミックスジュースを頼みましたが、このサンドイッチがなんと美味しくてびっくりしました。


アボガドとツナのサンドイッチ


サンドイッチと言っても、食パンではなくて、その場で焼いたクリスピータイプのパンにアボガドとツナがびっしり敷き詰められています。中身と味を披露できないのが残念でたまりませんが、アボガドのまったりとしたほどよい甘みと丁寧に加工されたツナの風味がマッチして絶妙の味が口に広がります。クリスピーのパンも軽やかで香ばしく、こんな食感のサンドイッチを食べたのは初めてです。


昨日のランチにコペーハーゲンのレストランで食べたスモーブロー


実は昨日のランチでも、サンドイッチを食べました。レストランで、ランチにサンドイッチとは、はて?珍しい…との感想を持ちましたが、なんとデンマークの名物はこのサンドイッチだったのです。

写真に見る通り、サンドイッチと言っても日本人の私たちが思っているサンドイッチではなくて、いわゆるオープンサンドで、デンマークでは「スモーブロー」と呼ばれる立派な食事です。ランチはもとより、お客様を招いた夕食にも出される正式な料理です。バターがたっぷり塗られたライ麦のスライスパンに、小エビやサーモンや酢漬けのニシン、ハムやローストビーフやポーク、そして新鮮な野菜をのせて頂きます。あでやかに飾り付けられたスモーブローは食べるのがもったいないほど綺麗です。成る程、これならお客様の接待にも華やかで喜ばれますよね。


まるで芸術品のようなスモーブロー


そうそう、このスモーブローは、ナイフとフォークで頂きます。パンの上に乗せられた具材を薄く伸ばしてナイフで一口サイズに切る、そしてフォークで品よく口に運ぶのです。

なので日本で食べるように手づかみはマナー違反。とはいうものの、私たちはそんな作法を知らなかったし、ましてやこの食べ物がデンマーク名物スモーブローだなんてガイドさんから説明もなかったから、皆それぞれの食べ方をしていました。勿論ナイフとフォークが出されているから、それらを使って食べる人もいましたが、手づかみで口に運ぶ人もいて~。えっ?アタクシ?あっそれはもうおしとやかに…ホホホッ(^^)

余談


アンデルセンの新製品「ツナとモルタデッラ」のサンドイッチ


上記、コペンハーゲンで食べたスモーブローの食感と味にとてもよく似たサンドイッチが商品名「ツナとモルタデッラ」。2013年3月アンデルセン新発売のサンドイッチです。コペンハーゲンでこのスモーブローを食べた時、日本人向けに作っているのかと思うほど私の口に合いましたが、そうではなくて、やはりアンデルセンが“デンマークをお手本”としているのだと思いました。今ちょっとこのサンドイッチにはまっています(*^_^*)

デンマーク物語

2013-03-17 23:46:15 | 旅行

首都コペンハーゲンのカラフルな町並みニューハウン

作家アンデルセンが最も愛した場所。レストランやバールが並んでいます。

デンマークといえば、思いつくのがアンデルセン童話…ってそれくらいの知識しか持たないのが恥ずかしいですが、子供の頃、父親が買いそろえてくれたこの童話を読んでは、自分なりのお伽の世界に浸っていたことを思い出します。「人魚姫」は勿論のこと、「みにくいアヒルの子」、「マッチ売りの少女」や「雪の女王」、そして「赤い靴」等々枚挙にいとまがない程です。


コペンハーゲンのストロイエ(デンマーク語で歩くという意味なのだそうです。いわば歩行者天国)

めでたしめでたしで終わるお話も勿論あるのだけれど、主人公を死なせてしまう物語を読むと、夜、なかなか寝付けなかったし、どうしてこんなに悲しいストーリーにするのかと子供心に思ったものでしたが、作家アンデルセンの貧しい生い立ちを知れば、初期の作品に見られる、解決の道は「死」しかないとするその人生観も分からぬではないなぁとこの年になって思い至ります。


私がよく行く広島駅のアンデルセンのお店「カフェ・デンマルク」


実はこのアンデルセンの故郷デンマークは私の住む広島と深い関わり合いがあります。広島にタカキベーカリーというパン屋さんがあるのですが、創業者の高木俊介さんが日本で初めて、このデンマークのパン、デニッシュペストリーを作ったのです。1959年、旅行先のコペンハーゲンのホテルで食べたパンの美味しさに感動したのがきっかけでした。

そして、童話作家の名前を付けたアンデルセンという会社を設立後、いつだってお手本はデンマーク、と会社の理念を掲げ、シンプルでありながらも真の豊かさを知るデンマークの姿を食文化にも理想としたのでした。余談ながら、店内でトングを使って客が好きなパンをトレイに乗せて購入するというスタイルもこのお店アンデルセンが発祥地です。


「広島アンデルセン」で一番人気のデニッシュ、「ダークチェリー」


こうして、広島のアンデルセンとデンマークの接点が出来た訳ですが、当時はデンマークのパン職人に、パンの作り方を教えて貰うという草の根レベルの交流だったのだろうと思います。それが大きく変わったのは、デンマークのマルグレーテ2世女王陛下とご主人のヘンリック殿下が、造船会社の進水式で広島県の呉市に来られた時でした。

社長の高木さんはどうしても女王陛下ご夫妻に来店してほしいと願ったのです。そしてその熱意が通じて実現。地方の一民間企業がデンマーク国王をお迎えするという異例の事態となったのでした。そしてお店の様子やデンマークに向ける高木さんの熱い情熱を感じられた国王陛下は、「ここは日本のデンマークだ」と賞賛されたとか。その後高木さんの後継者は、デンマークに長く貢献したと賞も授与され、益々広島とデンマークのつながりは深くなっていきました。


広島のパン屋さん「アンデルセン」の従業員たちがお金を出して植樹した桜の木


さて前置きが長くなりましたが、デンマークと広島の交流のシンボルとして、人魚姫の像のある公園の一角には桜の木が植わっています。この桜の木は、広島のアンデルセンで働く社員たちが皆でお金を出し合い植樹したのだそうです。春になると桜の花びらが、あの人魚姫のそばにもヒラヒラと舞うのかと思うと、ちょっと幸せな気分にもなって、そしてツアーの中で唯一広島県人の私は、ガイドさんの案内を聴きながらちょっと鼻が伸びたのでした(*^_^*)


アメリエンボー宮殿付近/フレデリック5世の像の後ろにあるのが女王が住む宮殿

そのデンマーク王室の住まいのある甘えんぼーじゃなかった、アマリエンボーにも行きました。ここで、ブログにはちょっと書けないような王室のお話も、おもしろ可笑しくガイドさんが説明してくれて、皆で爆笑です。


デンマーク王室の宮殿

観光客がこんなに近くまで立ち入ることができるのに驚きます

旗が翻っているので王室の方達は在宮中


その一部をヒソヒソ…女王が余りにも国民から人気があって、ご主人のヘンリックは、ひがんでいる とか ヘンリックは気に入らないことがあるとすぐ実家のフランスに里帰りする とか 大蔵省に自分への予算を付けてくれといって即却下されたとか~ いつまで経ってもデンマーク語がヘタだとか ~ あっ言っちゃった^^;

でも日本の次に古い歴史を持つ皇室一家の愉快なエピソードを聞けば聞くほど、王室に親近感が湧いてきて、この方達が国民からいかに愛され、指示され、そして人気を誇っているかが理解できたのでした。


衛兵の交代も見られます。叱られない距離で一緒に行進(^^)


「北欧三国」といえば、スゥエーデン、ノルウェー、デンマーク、「北欧四国」といえば、それにフィランドが加わりますが、同じ北欧でも、先に訪ねたノルウエーとは趣が全く異なるデンマークは、もう一度訪ねたい国の一つになりました。

マックビール!

2013-03-11 00:05:43 | 旅行

このクマ~ひとつ下さ~い

連れて帰りま~す ヨイッショ♪

マックビール直営店のビアホール「ウルハーレン」にて


■現地:2013年2月27日(水)

トロムソに滞在中の自由時間にビアホールに行きました。実は、この町に世界最北端(何でも最北端^^;)のビール醸造所があって、私たちのツアーは見学の予定だったのです。ところが、来てみると工場は改築されるらしく今は移転していて中の見学はできませんでした。なので、せめてその工場の直営店であるお店にいこう~ということになったのでした。

この醸造所は、「マック・ビール醸造所」といって、世界最北端のビール工場として有名です。町を散策して喉も渇いたし、醸造所直結の美味しいビールをちょっといっぱい~と気軽に店内に入りましたが、ここでノルウェーという国の特殊事情を少し垣間見ることになりました。


町の中心から西へ500メートルほど行った所にこのパブはあります。

ビアホール「olhallen」(ウルハーレン)入り口


ノルウエーではお酒の販売と飲酒がとても厳しいです。先ず驚くのが、お酒が飲めるのは18歳以上ですが、外での飲酒は禁じられています。販売時間も、平日は午後8時、土曜日は午後5時までと限られていて、日曜日は販売されていません。ビールはスーパーなどでも購入できますが、その他のアルコール類は政府直営の販売所になるとかで、真夜中でもお酒が買える日本に比べると愛飲家にとってはなんと不自由なことかと思います。そしてもし屋外での飲酒が見つかれば即逮捕されるというから、ノルウエーの人たちが、夜遅くまでお酒を飲んで騒ぐ日本のお花見を見ればどれ程びっくり仰天するでしょう。


入店した正面でビールを注文して、レジでお金を払います


1877年(明治10年)秋、ルードヴィク・マルクス・マックによって、マック・ビール醸造所は設立されました。彼が35歳の時でした。工場では最初から良質でアルコール分の多いビールを製造していたので、創業当時からこのビールは地元の人たちや近郊の住民の間で好評だったといいます。

というのもノルウエーでは長い禁酒政策の時期があって、そのために人々は薬局で手に入る薬品をお酒に混入してアルコール分を高めたり、また油を入れたヘアトニックを飲んだりしていたらしく、それ故に、飲んでみればマックビールの質の高さと健康に良いことが人々に身を以て知られることになりました。


頂きま~すっ(*^_^*)


しかし、このビアホールを開店するまでには紆余曲折があって、当時の人々の飲酒状態の悪さと、元々が禁酒主義の人たちが多い中、お店を開くのは容易なことではありませんでした。それでも、1928年、やっと議会から営業許可が下りて開店。するとお店はたちまちトロムソの人気の場所となり、人々が秩序を持って気軽にビールを楽しめる酒場が出来たのでした。

こうしてマック・ビール創設の歴史を知ると、トロムソは漁師町だしそれまでは波止場や埠頭等で質の悪いお酒を飲んではもめ事を起こすひどい飲酒状態だったのだろうと推測もできて、それを改め、町の飲酒反対派の人たちの批判を浴びないよう、楽しい大衆酒場を作ろうとした創業者の深い思いと苦労が偲ばれます。

今、私はこうして一杯頂きましたが、当時は女性の入店はできなかったとか。きっと、口うるさい奥さんから逃れ、男性たちだけの憩いの場だっただけに、彼らにとっては女人禁制は譲れなかったのでしょうね。果たして、ビアホールが出来て半世紀近くも女性の入店は許されませんでした。


黒ビールも味見しよ^^;


カウンターには沢山のビールの種類があってどれを飲もうかと迷いました。一緒に飲んだ方たちとそれぞれが注文したビールの味見を互いにしましたが、確かにどれもピュアな感じがしてのどごしはとても良かったです。でも、アサヒスーパードライやキリンの一番搾りなど、コクのある日本のビールを知っている男性陣はどれもちょっと物足りなさそうでした。そしてこのお店の規模に似合わず、おつまみがピーナッツくらいしかないというのは何とも寂し…ビールには枝豆やろ、ぎょうざやろ、唐揚げやろ~。


広い店内…金曜日は朝からにぎあうらしい

その昔、行儀の悪い人は入店禁止になり、その為にお客の振るまいが良くなったとか

このビアホールからの追放は、社会から締め出されるのと同じだったらしい


なお、お店は朝九時から開いていて、でも、夕方、午後6時には閉店、土日は休業という日本では考えられないような営業形態です。金曜日がもっともにぎやかで、店内は朝からジョッキを片手にした人々で大賑わいするらしいですが、いくらピュアで美味しいからといってビールばっかり飲み続けるのもなぁ…^^;しかし、真のビール通にはたまらないバールなのでしょうね。


STBよりお借りしました


大きなポーラーベア、ホッキョクグマの剥製が印象的でした


そうそう、このビアホールに女性が来店し始めたのは1970年以降のこと、お店の開店から約半世紀が経っていました。それまでは、女性の入店には男性の常連客たちの猛反対にあっていたとか。そこで経営者は妙案を思いつきました。

「そうだっ男性用のトイレを新しく作ろう」
「それまでの古いトイレは女性用にしようじゃないか」と。

女性たちが入店すれば、当然売り上げは倍増するし、何よりももっと楽しいビアホールになる、この苦肉の策は功を奏し、ビアホールは更なる革新に成功したのです。“飲む”ことばかりでなく、いわば“出す“ことに活路を見いだしたというところでしょうか。このマック・ビアホールに、1973年やっと女性用トイレが設置され、それと共に女性客が来店、客層もいっそう増すことになったのでした。

人魚姫

2013-03-05 01:12:56 | 旅行

コペンハーゲンカステレット要塞近くにある人魚姫の像


■現地:2013年2月28日(木)

旅行者をがっかりさせる「世界三大がっかり」という言葉があります。どこの誰が言い始めたのか定かでありませんが、シンガポールのマーライオン、ブリュッセルの小便小僧、そしてコペンハーゲンの人魚姫の像が、この「がっかり」なのだそうです。

どんなに素敵な場所なのか、どれ程感動するのか、胸をわくわくさせて実際に行ってみると、「えっ?なーんだ、これ…?」と期待を裏切られる…上記の中で、私はベルギーに行ったとき、小便小僧を見てきましたが、それ程のがっかり感はなかったです。ちょうど洋服を着せて貰っていて可愛かったことを覚えています。それより苦笑するしかなかったのはドイツのローレライでした。ただの突き出た岩やんか~でした^^;。


人魚姫の像の近く~カステレッテ要塞の凍り付く堀


この人魚姫の像も、コペンハーゲンでは欠かせない観光スポットで、どの旅行者も必ず訪ねます。私たちもその例外にもれず、カステレット要塞の堀が凍り付く寒さの中、バスを下りました。この要塞跡は星形で緑に囲まれています。人々が散歩をしたり、カップルが夕日を背に語らいながらのんびり過ごせるようなそんな憩いの場所で、この園内の北運河沿いに人魚姫の像があります。


バスを下りると遠くに人だかりが…


バスを下りると、ベンチの向こう側に人だかりがしていて、ここが人魚姫の像のある場所なのだと一目瞭然でした。近づいてみると川岸から2、3メートルほど離れているでしょうか。石が積み上げられた上に彼女はたたずんでいました。ブロンズの像は寒々していて、せめてストールでも掛けてあげたい…。今は干潮で、台座になっている石が見えているから、像のすぐそばまで行って写真を撮ることが出来たのはラッキーだったかも知れません。恐らく満潮になったら石は運河の下に沈むのだろうと思います。


皆、代わる代わる写真撮影をしました(^^)


現地のガイドさんの話によると、モデルは、この像が作られた1913年当時、王立劇場で上演されていたバレエ「人魚姫」のプリマドンナでした。しかし彼女は裸になるのを嫌い、頭部だけのモデルになりました。仕方なくこの像を作った彫刻家の奥さんが首から下のモデルになったのだそうですが、この奥さんの足が余りにも美しかったので、人魚のひれで覆うには忍びなく、そのままを表したのだとか。なのでこの人魚姫には足があります。なお、この下半身のモデルになった女性は、日本でも有名なE・H・エリック、岡田眞澄兄弟の伯母さんにあたる方なのだそうで、へえ~へえ~のトリビアでした(古っ)なおコペンハーゲンの空港内にもぽつねんと像が置かれています。急いでいると気付かないほど…


対岸には造船所の煙突から煙が出ています


この人魚の像が何故「世界三大がっかり」なのか。多分その理由は背景にあるのだろうと思います。対岸にはさきほども言いましたが、煙突から煙が出ているし、遠くには工事のトラクターなども行き来していました。これが緑の森に囲まれた海が望める静謐な川沿いにひっそりと置かれていたなら、その残酷で悲しいお話と共に、人々の胸に迫るに違いありません。



私も姫さまと一緒に記念写真です(*^_^*)


それでもやはりここは写真スポット、全員がへっぴり腰で岩を渡って、像いや、台座になっている石にかじつきます。ハイっ私もしっかと抱きつきました(^^)この人魚姫は、赤いペンキを掛けられたり、首をもがれたりと現実の世界でも受難に遭っているそうで、イタズラ防止のために、囲いに覆われなきゃいいけけれどと心配になりました。

そうそう、デンマーク国家の名誉のために一言申し添えますと、煙突からモクモクと出ているのは、どこかの国と違って公害の“煙”ではありません。不純物や有害物質を一切取り除いた無公害の蒸気です。又後日にお話出来ればと思います。

コペンハーゲンにて

2013-03-01 09:00:15 | 旅行

コペンハーゲン市内にて


今、デンマークに居ます。現地時間は2013年3月1日、もうすぐ午前9時です。こちらの天気は抜けるような快晴。あ~トロムソがこんなだったなら、オーロラは絶対に見られる、とちょっと恨めしいです。

昨日はノルウエーから移動してデンマークに到着後、すぐに市内を観光しました。散策時間もあって町を歩きましたが、凄いっ。デンマークはなかなかです。私の住む広島とも交流があって、又ご報告したいと思います。


ヒルトンエアポート


ヒルトンのホテルに滞在しましたが、いやぁ素晴らしいホテルでした。ローマヒルトンとは違う~。快適でした。オーロラが見られないときのために、せめて最後を旅を有終の美で飾りたいという旅行会社の策略か(笑)


もうすぐチェックアウトします


このロビーをもうすぐチェックアウトして、クロンボー城に出かけます。シェークスピアの「ハムレット」の舞台となったお城ですが、豪華絢爛らしい。オプショナルツアーなのですが、しっかり見てきたいと思います。見学後は、もう出国です。長い間楽しみに待っていた旅行は、いつだってすぐに終わってしまいます。ですが、一つ一つが貴重な体験で、古い言葉ですが、物より思い出~。良い旅が出来て良かったです。