わたしんちの医学革命と雑多な情報

「医学革命」とは薬からの解放への「個人の気づき」の事である。雑多な情報も「取捨選択」&「鵜呑み厳禁」はセルフサービスにて

インフルエンザの真実を語ると損をする?

2008年03月08日 | 医学と健康
お馬鹿さん患者が多すぎるのか?
それとも、まちがった情報を与える側が巧みなのか?

需要と供給の関係でもあるまいに、どうも医学情報と言うけど、エビダンスの真偽がありそうです。

特に偽情報があまりにも多い医学界の研究発表などを海外では「ビッグファーマ」や「暴走するクスリ」などで明らかにされています。

この日本では、近藤誠氏、阿保徹氏などが有名ですが、まだまだ陰に隠れている真実の追究者はかなり多いと思います。

同じ土俵上(現代医学に直に携わっている専門家)の横綱クラスの人たちは孤軍奮闘気味にがんばっていますが、彼らは現医療体制の中ではおそらく周囲からのいろんな負の応援?が仕掛けられるのではないでしょうか?


いまのところ、真実を話して儲かるというような利益はないのですから、彼らは医師としての「良心」を柱にして、損得というよりも尊徳の精神で妨害されてもへこたれないのでしょうね。



ここにも現役のプロが本当に真剣に患者さん側に立ってのエビデンス(科学的証拠)を元にインフルエンザの真実を述べられています。


エビデンス(医療における科学的根拠)にも、医療体制側と患者側とは逆の場合があるようですから、患者側としてはその判断に情報提供側がそれによってどのような損得があるのかを考える事もよい判断力を得られるのではないでしょうか?


つまり医師側としては「損になる」情報を発するときはよく耳を澄ませておいた方がよいでしょう。

「いままで使ってきた薬や検査などをしない方がよい結果になるという情報」を現役の医師が流している時、その医師は一文の得にもならない、しかも、医療仲間からは負の応援を受けるというリスクが重なるのですから、それ相応の覚悟をしての発言になります。

時には孤立無援の立場に置かれたり、医療界の権威側から批判されるわけです。

どこの世界も「真実を語る」というのは「異端者」として扱われるリスクを負うわけでしょうか。



事実を事実として語る=真実とすれば、その真実はどうして全国の医療関係者に伝わらないで、いつまでも誤った事を続けるのでしょうか?

真実を伝えない医療封建世界ができあがってしまって、組織的にもう腐敗しきっているのでしょうか?
それとも、
全国のお医者さんたちはそれを知らないで居るのでしょうか?
それとも
知っていても、なおやり続けるのでしょうか?

子供でも簡単に答えが出てきそうないまの日本の医療界ですね。






ーーーーーーーーーーー以下引用記事ーーーーーーーーーーー


インフルエンザワクチンと
薬への誤解


脳炎・脳症、重症化の真実


山本英彦
大阪赤卜字病院小児科。大阪で医療問題研究会に参加し、少しでも根拠に基づく安
全な医療をと心がけている。




ワクチンの接種率がとがっても
超過死亡は減らなかった。




インフルエンザ関連脳症を起こす解熱剤


 「インフルエンザがこわい」と宣伝されるときに、必ずひき
あいに出されるもののひとつに 「インフルエンザ脳炎・脳症」
があります。



 インフルエンザにかかっている最中 (とくに九一日以内)、
突然けいれんを起こしたり、意識を失ったりする急性脳症で、
最悪の場合は死に至り、命が助かった場合でも重い後遺症を残
すことがあります。


また、小児では患者のほとんどが六歳以下
です。


インフルエンザという名がついているので、インフルエ
ンザが脳症をひき起こしているかのような印象がありますが、
インフルエンザウイルスが直接脳に入って脳症をひき起こして
いるのではありません。

「インフルエンザ関連脳症」 のほうが正確です。




 厚労省は一九九八年から「インフルエンザ脳炎・脳症研究班」
を組織し、調査を進めてきました (表1)。


その結果、実は以
前から指摘されていたことですが、インフルエンザ関連脳症の
死亡率は、ジクロフエナクナトリウム (商品名はボンタールや
ボルタレンなど) などの非ステロイド系抗炎症剤 (解熱剤。
NSAIDS(エヌセイズ)が使われたときに高くなるということがわかり
ました。



 これを受け、厚労省は二〇〇〇年に、、シクロフエナクナトリ
ウムの使用を事実上禁止しました。

また同年、小児科学会も
「NSAIDS(非ステロイド系抗炎症剤) についての公開質問
状」 や学会総会での論議を受けて「インフルエンザ治療に際し
ては非ステロイド系消炎剤の使用は慎重にすべきである」とい
う見解を発表しました。

 こうした一連の動きにより、NSAIDSの使用が減り、そ
れにともないインフルエンザ関連脳症の死亡率も減りました。
その結果を見ても、脳症とNSAIDSとに強い関係があるこ
とは明らかです。


 小児科では使用されていないものの、現在でも大人を対象と
した内科や耳鼻科などでは、NSAIDSが使用されています。
大人への危険性も十分予想され、禁止すべきだと思いますが、





いまのところ厚労省が禁忌としているのはこどもだけなので、
このようなことが起こるわけです。


 小児科で現在使われている解熱剤は、アセトアミノフエンが
全盛です。ジクロフエナクナトリウムは禁忌となっていますし、
そのほかのNSAIDSも危ない。また、アスピリンも 「ライ
症候群」 (脳症の一種) との関係が強く疑われているので、小
児科で使われている解熱剤はアセトアミノフエンだけといって
もいいでしょう。



 NSAIDSが脳炎・脳症をひき起こすのは、サイトカイン
という物質を誘導するからと考えられていますが、アセトアミ
ノフエンはそれほど誘導しないということがわかっています。
そのため、比較的安全ではないかということでアセトアミノフ
エンが使用されているのですが、本来ならば解熱剤が必要ない
ことは、多くの医者が知っていることではないでしょうか。


にもかかわらず解熱剤を出すのは、「熱が高いと苦しそうでこど
もがかわいそうだ」といわれれば出さざるをえないからです。




 また、多くの親は 「熱が高いと脳症になる」と思いこんでい
ます。

医者の側は高熱だけでは脳症にならないと知っています
が、万が一脳症になったときに、「解熱剤をくれなかったから
だ」といわれたら困る。


これに対して、熱を下げて脳症になっ
ても何もいわれません。一般の人の脳症や解熱剤に対する理解
は、このレベルにとどまっているのが現状なのです。





 解熱剤の危険性やインフルエンザとの関係は、二〇〇〇年前
後まではマスメディアもとりあげ、話題になりましたが、最近
ではあまりいわれなくなりました。

それはおそらく、訴訟に発
展する可能性もあるため、厚労省や権威が黙ってしまったから
だと思います。




 禁忌とする其の範囲を広げなくてもいいのかどうか、大人へ
の安全性の確立はどうなのか。解熱剤については、調べなけれ
ばならないことが、多く残されていると思います。




高齢者の超過死亡を減らせなかったワクチン


 脳炎・脳症については、「インフルエンザワクチンの接種に
よって防げる」というのがデマであることもはっきりしてきま
した。


 厚労省のインフルエンザ脳炎・脳症研究班の報告 (二〇〇三
年三月) によると、脳症を発症した一〇五例のうち、ワクチン
を接種していなかったケースが九人例 (うち一六例が死亡)、
接種したケースが一七例(うち四例が死亡)ありました(表2)。


これを死亡率で見ると、ワクチンを接種していたケースは二
三・五パーセントと、接種していなかったケースの一六・三パ
ーセントを上まわっています。

逆に、脳症による後遺症がない人の割合は、ワクチンを接種
していなかったケースのほうが高い。

ワクチンが脳症に悪作用を及ぼしている可能性もあります。


 また、ワクチンを二回接種後に脳症を発症した六例を調べた
ところ、三例は十分な抗体上昇があったことがわかりました
(二〇〇四年三月報告)。



つまり、ワクチン接種によってインフ
ルエンザの抗体が十分に上昇しても、インフルエンザの発症や
脳症の発症を防げないということです。(図1、2参照)


 こうした結果を受けて、厚労省の研究班は、「インフルエン
ザにかかった人の脳症は阻止できないが、ワクチンによってイ
ンフルエンザを予防できれば、脳炎・脳症を防ぐことができる」
といい方を変えています。

しかし、これにも疫学的な裏づけはまったくありません



 むしろ最近では、インフルエンザワクチンには「効果がない」
という研究報告がいろいろと発表されています。


その中でもっともインパクトのあったのが
「高齢者の超過死亡を減らせない」という報告です。


 「超過死亡」 はインフルエンザのこわさを表現するときにし
ばしば用いられる言葉です。死者数は季節によって変動します。
その過去の波を統計的に出して、その自然の波よりも多い部分
を超過死亡といいます。

たとえば、インフルエンザが流行した
年の冬にお年寄りが例年よりも多く亡くなった場合は、インフ
ルエンザによる超過死亡であると推測します。




 高齢者はインフルエンザにかかりやすく、また、かかったら
重症化するので死亡の危険もあるというのが、一般的な認識と
してあるのではないでしょうか。


実際、一九九〇年代なかばに
は、「ワクチンを接種することで超過死亡を減らせる」 という
研究報告がアメリカで発表され、高齢者の接種率が上がりまし
た。日本も同じ考えのもと、予防接種法を改正し、高齢者への
接種を積極的にすすめてきたという経緯があります。



 硯在、高齢者の接種率は四〇~五○パーセントです。アメリ
カではワクチンで超過死亡を減らせるという研究報告がされた
直後から接種率はどんどんとLがっていきますが、六五パ一セ
ントくらいで頭打ちになっています。最近、アメリカNIHの
スウェンソンらは、「ワクチンの接種率が上がっても超過死亡
は減らなかった」と発表しました(二〇〇五年発表、図3参照)。


 「高齢者にインフルエンザワクチンが有効」と主張する人た
ちは、ワクチン接種によって三〇~四○パーセントの高齢者で
の流行を阻止でき、超過死亡も八〇パーセント阻止できるとし
ています。しかし、以前からその根拠は希薄だと思っていまし
たが、この報告によっても、彼らの主張がかなり疑わしいこと
がはっきりしたといえるでしょう。日本で高齢者へのワクチン
導入に際し、当該委員会は超過死亡阻止の疫学調査ほぜひやる
と宣言していましたが、いまだにありません。





効果あるワクチンを作るのは不可能に近い


 インフルエンザワクチンは、超過死亡や脳症を減らせません
し、(*)前橋レポートによって 

「ワクチン接種をしてもしなくても同じ」

 という結論が出ています。





 それではなぜ、ワクチンは効かないのか。

 まず、予測が難しいということがあります。ワクチンの中に
はA香港型、Aソ連型、B型がふくまれています。ならば、ど
れかに的中するのではないかと誤解する人も多いのですが、今
年の流行株 (ウイルスのタイプ) といった場合には、A香港型
の、さらにその中の種類を指しているのです。それをぴたりと
予測するのは簡単ではありません。



 さらに、かりに流行株が的中したとしても、ワクチンの効果
はあまり期待できません。なぜかというと、インフルエンザウ
イルスには継続的に変異しっづける性質があるからです。


した
がって、流行が始まった時期と一ケ月が経過した後では、ウイ
ルスの抗原が微妙に変化してワクチンは効かなくなっています。


 インフルエンザウイルスの一年は人類の一〇〇万年に匹敵す
るといわれています。進化の過程で、人類がサルやチンパンジ
ーと分かれるまでにかかった年月が五〇〇万年ですから、イン
フルエンザウイルスの変異のスピードがいかにすごいかがわか
るでしょう。



そのスピードにあわせてワクチンを製造すること
など不可能です。インフルエンザを完全に予防するワクチンの
間発は、将来的にもきわめて困難なことだと思います。


 ワクチンには、病原性を残した生ワクチン (ポリオなど)と、
病原性を殺して抗原のみを入れた不活化ワクチンがあります。
インフルエンザワクチンは後者で、外国では生ワクチンをとり
入れているところもありますが、日本では良く不活化ワクチン
が使われています。


 生ワクチンのほうが予防の効果は高いという説もありますが、
インフルエンザウイルスが変異することを考えると、はたして
効果があるのかどうかは疑問です。また、生ワクチンは、ワク
チン自体が変異する可能性もあり、人体への安全性につい
ても疑問が残ります。

ーーーーーーーーー以上引用終わりーーーーーーーーーーーーーーー





このように真実はほとんど国民には伝えられていません。

しかも、医師の多くもこのような事を知らないで安易に薬を出している。

とすると、国も医学界もわれわれ国民に真実を伝える意志もないのでは?
まったくやる気のない相手に怒ってみたり注意を則したりしても無駄なのでは?


となると、我々イッパンタイシュウ人のとる道はひとつ。

もう「アホな患者さん」というレッテルをはがすためにも
もっとそれなりに努力して賢くならないといけないのでしょう。

何が何でもお医者さんなら治せるという信仰がはびこってしまい、
お医者さんとしても、こんなアホな患者さんに合わせないとすぐ
訴訟に持ち込まれるという恐怖感をもっていると、あえて黙っているのかもしれません。


特に今のお年寄りの異常なまでの医学信仰心は薬や医師を神様扱い
しているから、飲まないでもすむ薬を「ありがたや~ありがたや~」
と手を合わせて喜んでいる様子を見ると、


lこりゃだめだなあ・・・ため息ばかりでるきょうこのごろでした。

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