ロバート・メンデルソン医博が1980年頃、米国で出版した本ですが、今読んで見ても痛烈な医学批判ですね。
医療信仰は幻想でしかない
この強烈なひと言が全てを現しているように。
しかし、一般大衆というか民衆が皆信者だとすれば、聞く耳を持たず、見えるモノも見えずの洗脳状態となります。これはオカルト宗教と言われる進行状態と同じ
しかし、医者は医学にだまされ、その医学を支えてきたのはアンタですよ。患者さん江
ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー
第3章 危ない医療信仰、危ない医学教育
医療信仰は幻想でしかない
医者はうるさい患者から質問されたとき、自分のくだした診断や勧めた治療に自信がなければないほど、学位の権威を振りかざすものである。患者を納得させるだけの返答ができないと思ったとき、医者はその質問をかわすためにこんな決めゼリフを用意している。
「医学的知識のない方にはわかりません」
たいていの場合、どんなにしつこい患者でもこの一言でやり込めることができる。だが、医者はこの手をしょっちゅう使うわけではない。その必要がないの だ。
ほとんどの患者は、はじめから医者の態度と学位に恐れおののき、治療方針について質問しようという気持ちすら抱かないからである。
しかし、医者がこの決めゼリフを吐くときは要注意だ。相当に危険な治療を勧めている可能性がきわめて高い。
ほとんどの人は医者を信頼し、崇拝に近い態度をとる。
現代医学は人びとのそういった心情からその権力の大部分を得ている。
(中略)
世間の人びとが現代医学に対して抱いている畏敬の念はたいてい的外れなのだが、しかしそれこそが現代医学の基盤となっている。医者は自分が全能者であるかのような雰囲気を漂わせているために、人びとは医者もただの凡人にすぎないということが見抜けないのだ。
人びとは危険なカルト教団から脱会するのと同じように、医療信仰をやめて現代医学の危険な治療から身を遠ざけたほうが身のためだ。
人びとは心のなかに描いている、親切で、優秀で、信頼できる、心優しい医者というイメージを捨て去り、医者の実像を見据えなければならない。そうすれば、医者が映画やテレビドラマに出てくる正義感の強い人物ではないことがわかるはずだ。
とはいえ、演技がうまいという点では医者は役者と同じである。どうやら、医学部は医学生に患者の健康管理の方法を教えることよりも、演技派の役者を養成することに重点を置いていると言えそうだ。
八年から十年におよぶ医学教育と研修の間に、医学生は自分が全能者であることを患者に信じ込ませる方法を教わる。
若い医者は人の生死を決定する絶大な権力を数年間にわたって行使しているうちに、自分が全能者であると本気で信じ込むようになる。
ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー
この「医学知識」というものがいかに危ういものか、胡散臭いものか・・という事を認識できないひとはロバート・メンデルソン医博の真意が理解出来ないでしょう。それほど現代西洋医学は実にリッパに出来ていると思うのです。
9割は不要という意味がどこまでなのかはコレカラ徐々に判明してくるでしょうけど、とりあえず、「絶対にうけたくない無駄な医療」で氷山の一角が出始めましたね。
医者にだまされた! などと叫ぶ前に自分が医学を支え、医学が医者を作りだした、その結果を甘んじて受けただけだという事を認識できない内は、アナタ、マタダマサレツヅケマスヨ!
結局医者を支えているのは大衆であるから、一般人が医者を信頼するという関係が現代医療を支えているわけでして、その医者は医学教育によって増産?させられる。
ではその医学というものは誰が作ったかというと、古来連綿とつづいているわけでして、言ってみれば人類共同作業というわけで、それは大衆、つまり人類共同作業によって作られたものです。
え、そんなのに協力した覚えは無いぞ・
と言ってみても、その医学を信頼するという思念が強力なエネルギーとなって現実化したわけですよ。(笑い
この医学と言う宗教を支えているのはひとえに信者さんのお力なのですから。
紙幣という印刷されたものに価値を与えているのが信者さんだというのと似ているかな。
ということで、医者が患者をだますのはあんたがそれを作りだして自らはまっているという状態にでしかなかったのでした。(大笑い
ここで、大笑いできるなんてなんて人でなしか!と怒るエネルギーがあるくらいなら、もっとこの本を読み込んでみてください
この世界は幻想の世界だと言われてもこの現実感はあまりにもリアルで、そのなかでまた医学が幻想だなどと言われても、実際に痛い苦しいという感覚はナンナンダヨ!
と怒ってみても詮無しかな(^_^;